ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

勤労感謝の日

2012年11月23日 | 感じたこと
 今日は「勤労感謝の日」という祝日なのだが、誰が誰に対して感謝してくれる日なのか、昔からはなはだ疑問なのである。

 日本の国民の祝日として戦後の昭和23年に出来た祝日法によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう」ことを趣旨としているらしいが、農業国家であった日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があり、秋のその年の収穫物は国家としての一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として、飛鳥時代の皇極天皇の時代にはじまったとされる「新嘗祭」という日が第二次世界大戦、つまり太平洋戦争の敗戦後のGHQの占領政策による天皇行事や国事行為から切り離すとの目的で、形を改めて「勤労感謝の日」となったらしい。

 日本における祝日の多くは、いまだに天皇主権の時代の名残とも言える形のものが多く、果たして国民の勤労に対して国が感謝したり、また家族が働き手であるお父さんやお母さんに感謝する日としての意味合いは少ない様で、どうしても何が勤労感謝だと自問自答している向きも多いと思われるのである。

 特に定年を迎えて、毎日が祝祭日だと自認されているご年配の方々にとっては、かつての働き人だったにもかかわらず、妻や息子や娘からも粗大ごみや濡れ落ち葉の如くあしらわれているのではないかと、とてもさびしく悩まれている方の声をたまに耳にするのだが、もう少し働きづくめであった労働者、特に定年後のおじさん族に対して、暖かなまなざしと共に労わりの気持ちを表わす、そんな勤労感謝の日であってほしいと、今朝ある方のフェスイブックのつぶやきコメントを見て感じた次第である。

 ともかく、今日は私にとっても久しぶりの半日の休息日となる予定なので、早朝からのいつもの週末八百屋の仕入れから帰って、夕刻の営業に向けての準備までの貴重な時間を、自分自身の今までの勤労?に対する、せめてもの感謝?と、プチご褒美の印的なことをしようと思い、久しぶり映画鑑賞に行こうと妻を誘ったのである。

 今日は金曜日で、映画の封切り日でもあり、今日から上映される邦画、洋画の中であの名優であるクリントイーストウッドが17年ぶりに主演するという、「人生の特等席」というタイトルのアメリカ映画を観たいと思っている。

 名優だが、人生半ばで市長になったり、もう映画には出演しないとも言っていた82歳になる老齢のイースドウッドが、メジャーリーグのスカウトとしての晩年の姿を演ずるというストーリーらしいので、野球好きな私にとっても楽しめる人生ドラマだと思い、期待して楽しみたいとおもっている。

 二階の自室でこのブログを書いていたら、下から妻の声がして、「行けるで!」、それでは勤労感謝の日のささやかなイベントとして、人生の特等席を観に行って来ます。

 帰ったら、夕刻からいつもの仕事が待っていますが、しばらくの骨休め、半日の休日を楽しんできたいと思います。

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