ガリバー通信

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イランに負けた!

2005年03月26日 | プロスポーツ
 昨夜は深夜まで衛星放送画面のテレビにかじりついて、FIFA国際サッカー連盟のワールドカップ、ドイツ06年大会へのアジア最終予選、イラン対日本を見たが残念ながら1-2で惜敗してしまった。

 日本は1年ぶりの国際A代表復帰の中田英寿をはじめ、ヨーロッパのプロリーグで活躍する小野、中村、高原の4人を先発させて、他には中澤、福西、三浦、玉田、加地、宮本、楢崎というベストメンバーに近い布陣で戦ったが、負けてしまったのである。

 終始ゲームはイランが先行する形であったと言っても過言ではない展開で、前半25分にイランの9番ハシェミアンに先制点を許し、日本は後半21分にゴール前のこぼれ玉をうまく福西がシュートして一時は同点としたが、9分後には再びハシェミアンに勝ち越しの2点目を入れられて、ずるずると敗戦へのムードに入り込んでしまった様である。

 ジーコ監督は後半2点目を入れられてから、柳沢、小笠原、大黒3選手を交代投入したが、どうもうまく機能せずに、格付けでは少し上とは言え、実力差が際立っているわけではないイランに不覚にも惜敗する形で負けてしまったという感じであった。

 私はサッカーに関して素人だが、どうも中田英寿の司令塔としての指示やコミュニケーションが充分機能していたとは思えなかったのである。

 個人的技術力は、日本選手は個々人素晴らしいものを持っているが、国際試合を前に2週間程の合宿をして、強豪イランに挑んだが、何か足らないというか、ひとりひとりの実力が相乗効果になって、素晴らしく機能するまでには至っていなかったようである。

 いつもはJリーグのお互い違うチームのライバルとして戦いながら、欧州で活躍する4選手も全く異なったリーグや地域環境の中で孤軍奮闘しているに過ぎない様に思えて、特に中田英寿のチームをまとめチームの司令塔として、お互いの実力を重ねた以上の力や結果を運ぶような神通力を、もはや持ち合わせてはいないと感じたのである。

 ある週刊誌の見出しをちょっと見ただけだが、選手間にも中田の司令塔としてだけではなく、チームを統率し技術的にも他の選手を圧倒するような輝きやパワーは以前と比べて低下しているように感じている選手が多いようで、もうひとつ団結力に欠けている感じだった。

 W杯ドイツ大会のアジア最終予選B組のあと2チームの、バーレーン対北朝鮮も昨日戦い、バーレーンが勝利を収めたため、まだ1/3終了時点だが、イランとバーレーンが1勝1分でトップに並び、日本は1勝1敗で3位となっている。

 しかし今後のバーレーン戦2試合と、アウェイ北朝鮮戦とホームで再度戦うイラン戦を予測すれば、このBリーグでは少なくとも2位にはなれると確信しているので、06年ワールドカップへの出場は出来ると思っている。

 しかし実力は互角でもアウェイの不利な環境で勝ち抜くための司令塔の信頼感と統率力の欠如を少し感じているので、不安がないわけでもないのである。

 先の北朝鮮戦で、ロスタイムに勝ち越しの決勝点を入れた、大黒選手のラッキーボーイ的存在感も今回は全く機能しなかったことも残念であったが、ジーコの選手起用の交代やチャンスの好機の見極めも少し遅いような気もしているのは、私だけではないと思う。

 ともかくイランの首都テヘランのアザディースタジアムには10万人のイラン人が、国技に近いサッカーの国代表を応援するため集まっている中で、日本人サポーターは約1000人と言う、アウェイの典型的劣勢の中ではあったが、もうひとつ連携プレイがうまく機能していなかったことをきっちり反省とチェックして、次のバーレーン戦に備えてほしい。

あの「ドーハの悲劇」と言われる、93年の最終予選でイランに昨日と同様の1-2で負けたことを思い出してしまうのだが、いやな予感に当たらないような戦いを今後してほしいと願うのみである。

 

 
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