ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

未曾有の麻生川柳。

2009年01月20日 | 感じたこと
 今日の国会、予算委員会で民主党の副代表のひとりである石井一衆議院議員が何やら漢字の四字熟語のような文字が並んだプラカードの様な看板を持ちながら、首相が書いたり喋った漢字の難しさを皮肉っていたようである。

 麻生太郎首相が就任して四ヶ月を経て、一向に新首相の決断と実行力での不況脱出の施策や例の「定額給付金」の支給に必要な補正予算案すら国会で可決されないまま、「あーだ、こうだ」の鍔迫り合いを与野党共やっている。

 その間に話題になっているのが、表題の「未曾有」を「みぞゆう」と読み間違えた麻生太郎首相の国語力をはじめとした他愛無い話題やホテルバーでの毎晩の飲み食いなどに対する庶民感覚のなさなどである。

 そうした首相の言動に端を発した、庶民のお遊びのひとつが、いつの世にも「川柳」などなのだが、よくテーマにされる歴代首相の中でも、麻生太郎氏ほど取り上げられる機会の多い首相はないと言った感じの「ネタ」となっている。

 昨日の毎日新聞夕刊にまとめて紹介されていたので、改めて「おかしみ」と「軽さ」「うがち」などの「川柳」独特の面白さを満喫できる秀作を、ここに転載しようと思う。

 これらは、MBSやTBSラジオの「ニュースレーダー金曜は水野です」などで昨年末「麻生川柳特集」を組んで、集まった首相就任以来の麻生ネタなのである。

 ボンボン麻生太郎に漢字・失言・口への字などがネタとして取り上げられた川柳が毎回二百句は寄せられているらしく、その中の傑作が紹介されていた。

 《ボンボン》
 「ボンボンがバトンを繋ぐ総理の座」
 「大臣は?あぁあの人の息子さん?」
 《失言・バカャロー》
 「失言が政策よりも期待され」
 「ばかやろう、すぐには解散するものか」
 「バカヤロー祖父は言ったが孫言われ」
 《イチロー・タロー》
 「イチローとタローの難局物語」
 「策を練るベッド一郎バー太郎」
 《ホテルのバー》
 「はしご酒多忙で解散どころじゃない」
 「ホテルのバー時はゆっくり過ぎて行く」
 《給付金・消費税》 
 「くれるならもらってやるけど入れないよ」
 「三年後あんたやってるつもりかい」
 《漢字・マンガ》
 「読み違い漢字だけかな麻生さん」
 「支持率は前の二人を踏襲(ふしゅう)する」
 「ふり仮名なくても読めよこの空気」
 《口への字》
 「口曲げて日程曲げてへそ曲げて」
 「国民の方もなっている口への字」
 《ハローワーク視察》
 「職くれず総理の説教聴く不運」
 「あなたこそ何をしたいかわからない」

 新年になってもまた、「書初めで間違い初めの麻生さん」ときた。

 時事川柳とは、世の中の流れ、政治家の動向などに、庶民の素直な感情や気分が作り出す文芸作品であり、文化である。

 これからも麻生川柳が、政策や指導力ではなく、動向を茶化した五七五として傑作を生み出し続けるだけであってはならないのだか。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-01-20 21:03:04
一国の首相をたかだか漢字の間違いで馬鹿にしたり、顔がどうとか、生まれがどう。こういった切り口で批判するのは下劣でありやり方がきたない。きっちりと政策面に関しての論争をすべきである。
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