先日、久しぶりに昔の職場の同僚の住まいの近くに行ったので、某君に会った。
「会った」と言っても、何とも奇妙な訪問、もしくは「連れ出し」となったのである。
携帯電話で突然の電話だったとは言え、暴君こと彼は高級マンションの最上階の自分の部屋にいたのだが、「元気?」と訊ねる私に対して、「まぁまぁ」と曖昧に答えるだけで、「お昼ご飯でも一緒にどう?」と誘ったのだか、どうも調子が悪い様で、最初の返事は「また今度誘って・・・」とのことだったので、私は彼のマンションの前から車で一旦は立ち去ったのであった。
しかしほんの数分後、某君から携帯に「行くからちょっと下で待っていて・・」との電話がかかってきたため、一人で昼飯を何処でとろうかと車を走らせていたのだが、Uターンして彼が来るのを待った。
実は、某君は長い間「うつ病」の症状があって、なかなか回復しないし、ほとんど最低限の用事以外は、自分の部屋に閉じこもっている生活をしている様で、時々気になるので、近くに行ったら電話してみたり、誘ってみたりするだけのことなのだが、春頃にも一度食事をしたことがあったので、半年ぶりの再会となった。
少し腹が出たような体型になっているのも、糖尿病の傾向もあるらしく、本人曰く「生活習慣病、うつ病、高血圧」の病気との付き合いが長く、ほんとしんどいと言うのであった。
彼がお気に入りのレストランへと車を走らせて、広いスペースの中のテーブルに腰を下ろして、レストランメニューから各々がオーダーをした。
私は仕事の合間の昼食ということもあるし、昼飯はいつも簡単に済ませているので、日替わりのランチを頼んだのだが、彼はスペシャルランチを注文し、お肉のメインデッシュだけてなく、サラダやデザート、コーヒーまでついて、2500円のランチであった。
食事をしながら、一方的に私が話題をつけては、彼の近況や体調、仕事のことなどを聞くうちに、彼は一言答えると後は黙々と食事を口に運ぶだけなので、いい加減に私自身も何を話そうかと迷うほどで、彼の言動はいつも「一言」だけなのであった。
そのうち食事を終えたかと思うと、おもむろにテーブルの上に多様な薬を広げて、コップの水で次から次へと各種の色とりどりの薬剤を彼は飲んだのであった。
食事を楽しんでするというよりも、「食後の薬」を飲むために食事をしていると言った感じの彼の日常に思えて、少し言葉を失った。
そういえば、昔病院の待合で、処方された各種の薬を、たぶん二週間分か一ヶ月分もあろうかと思える大量のタブレットの列を手にとって数えて確認していた中高年の女性患者らしき人を見たことがあったが、どうも彼も多様な「薬」を手放せないみたいだった。
私自身は、ここ十年いっさいの「薬」を常用することなく「健康」でいられるので、ありがたいと思うのだが、ほんとうに世の中には、毎日、毎食後とに大量の「薬を飲む」ことを日常としている人が多くいることを考えて、「薬漬け」になるよりも、少しでも「薬の服用」を減らして、健康な食べ物をきちんと美味しく食べることの方が大事だと言いたい気持ちになった。
「会った」と言っても、何とも奇妙な訪問、もしくは「連れ出し」となったのである。
携帯電話で突然の電話だったとは言え、暴君こと彼は高級マンションの最上階の自分の部屋にいたのだが、「元気?」と訊ねる私に対して、「まぁまぁ」と曖昧に答えるだけで、「お昼ご飯でも一緒にどう?」と誘ったのだか、どうも調子が悪い様で、最初の返事は「また今度誘って・・・」とのことだったので、私は彼のマンションの前から車で一旦は立ち去ったのであった。
しかしほんの数分後、某君から携帯に「行くからちょっと下で待っていて・・」との電話がかかってきたため、一人で昼飯を何処でとろうかと車を走らせていたのだが、Uターンして彼が来るのを待った。
実は、某君は長い間「うつ病」の症状があって、なかなか回復しないし、ほとんど最低限の用事以外は、自分の部屋に閉じこもっている生活をしている様で、時々気になるので、近くに行ったら電話してみたり、誘ってみたりするだけのことなのだが、春頃にも一度食事をしたことがあったので、半年ぶりの再会となった。
少し腹が出たような体型になっているのも、糖尿病の傾向もあるらしく、本人曰く「生活習慣病、うつ病、高血圧」の病気との付き合いが長く、ほんとしんどいと言うのであった。
彼がお気に入りのレストランへと車を走らせて、広いスペースの中のテーブルに腰を下ろして、レストランメニューから各々がオーダーをした。
私は仕事の合間の昼食ということもあるし、昼飯はいつも簡単に済ませているので、日替わりのランチを頼んだのだが、彼はスペシャルランチを注文し、お肉のメインデッシュだけてなく、サラダやデザート、コーヒーまでついて、2500円のランチであった。
食事をしながら、一方的に私が話題をつけては、彼の近況や体調、仕事のことなどを聞くうちに、彼は一言答えると後は黙々と食事を口に運ぶだけなので、いい加減に私自身も何を話そうかと迷うほどで、彼の言動はいつも「一言」だけなのであった。
そのうち食事を終えたかと思うと、おもむろにテーブルの上に多様な薬を広げて、コップの水で次から次へと各種の色とりどりの薬剤を彼は飲んだのであった。
食事を楽しんでするというよりも、「食後の薬」を飲むために食事をしていると言った感じの彼の日常に思えて、少し言葉を失った。
そういえば、昔病院の待合で、処方された各種の薬を、たぶん二週間分か一ヶ月分もあろうかと思える大量のタブレットの列を手にとって数えて確認していた中高年の女性患者らしき人を見たことがあったが、どうも彼も多様な「薬」を手放せないみたいだった。
私自身は、ここ十年いっさいの「薬」を常用することなく「健康」でいられるので、ありがたいと思うのだが、ほんとうに世の中には、毎日、毎食後とに大量の「薬を飲む」ことを日常としている人が多くいることを考えて、「薬漬け」になるよりも、少しでも「薬の服用」を減らして、健康な食べ物をきちんと美味しく食べることの方が大事だと言いたい気持ちになった。
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