ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

ピンクのランドセル!!

2008年01月22日 | 季節の話題
 毎年、この季節になるとテレビCMに新入学を待ちわびる、ぴかぴかの一年生のための勉強机やランドセルが登場する。

 時代を反映してか、多機能のキャラクターで飾りあげた勉強机は影をひそめて、シンプルで成長に合わせて伸縮できる長期間使用できる物が発売されていて、保護者のみならず世のおじいちゃん、おばぁちゃんたちの目に留まっている。

 またランドセルは、進学する学校によっては、いわゆるランリュックト呼ばれる、黄色の既製品が学校での販売で統一されていて、思い思いの色や形の自由な選択でのランドセル選びができない場合も多い。

 その上、なんと昨今の子供を取り巻く不安や事件から、子供たちを守るためのグッズとしての防犯ベルや笛が常備された物や、中にはGPSという地球を回る人工衛星による、場所の確認装置のついた優れものまで出ていて、相当高価な防犯安全性を最優先したランドセルまで販売されている。

 少子化と言われて久しい日本社会だが、一方では一人の子供に関わる大人たちが両親だけでなく、父方、母方の祖父母を合わせて6人または、叔父や叔母まで入れるとたくさんの大人たちが財布の紐を開けてプレゼントする等、ビジネスチャンスとばかりに宣伝している節もあり、賑やかなことである。

 そんな新学期、進学の春を控えて、心うきうき待ち遠しい子供たちの思いが伝わってくる様な作文を、先日朝のラジオ番組で聞いた。

 もう25年以上続いている、朝日放送ラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」の子供の作文コーナーで紹介されて「ピンクのランドセル」にまつわる話である。

 年長児童の女の子が先日、希望のピンクのランドセルをご両親に買ってもらって、大変うれしいとのことであったが、まだそのランドセルは箱にシマワレタままだと言うのである。

 箱から出すには、まだ彼女のお手伝いをするたんびに貰えるお母さんからの○が足らないというのである。

 お母さんは○が百個溜まったら、ランドセルを箱から出して背中に背負ったり、中に本などを入れて歩いてみてもいいが、まだ駄目だと言うのである。

 お手伝いしてもらえる○は、玄関の靴を並べること、おばぁちゃんをトイレに手を引いて連れて行くこと、朝一番に新聞を取って来ることなどで、まだ○が5つ足りないんだそうで、お手伝いを頑張ると彼女は書いているのであった。

 早く100個の○を貰って、お兄ちゃんみたいにランドセルを背負ってみたいと作文を締めくくっていたのである。

 なんとも可愛い女の子の思いが伝わってくる作文に、私自身の孫はランリュックの小学校への進学なので、新しいランドセルは不要なので、初詣代わりに行ったお宮さんで新入学への安全祈願に購入した?「ランドセル型」のお守りをプレゼントしたのである。

 私の孫のK君は、男の子なのでピンクのランドセルではなくて、黒い小さなランドセルであった。

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