台風15号が西日本から東日本を縦断する形で通り過ぎて、台風一過の秋晴れがやってきて、今日「秋分の日」は、とても気持ちのいい秋風が吹く秋らしい天気になった。
気温も二十度前後という、つい先日までには考えられない様な過ごしやすい気候となって、「暑さ、寒さも彼岸まで」と昔から言われている如く、ちょうどお彼岸の中日にあたる秋分の日が、こんなにも清清しい日となるのは見事である。
早朝の八百屋の仕入れのために車を走らせて京都市内へと行ったのだが、祝日とあっていつもの金曜日の朝と比べれば通勤や荷物を運ぶ車や単車の数も半数以下といった感じで、すいすいと仕入先へとスムースに行けたので、早く自宅へと帰ってきた。
そこで、いつもは早朝に夏の間ずっと「朝シャワー」をしていたのだが、今日は久しぶりに「風呂に入ろう」という気になって、約四ヶ月ぶりに湯船にお湯を入れて、浴槽に全身を浸して、ゆっくりと入浴を楽しむこととした。
居間のテレビでは、NHKの「なんなのうた」の50周年を記念しての特別番組を放映していて、郷ひろみ、平原綾香、アンジェラ・アキ、BEGINらが、歴代みんなのうたの中のリクエストが多かったと思われる人気の曲、誰もが一度は聞いたり口づさんだりした経験のあるような曲を歌ったりしていた。
今朝の朝刊を読んでいた時に、妻が昨日昼過ぎに近くのJRの駅で飛び込みがあり、救急車が走っていたことを言っていたのだが、新聞によるとなんと19歳の専門学校生の女性が重体であるとの記事が載っていて、自宅からは遺書らしきメモが見つかったらしく、若い女性が自殺を図ったとらしいとのことで、なんともやりきれないという思いと共に、みんなのうた特集でやっていた、アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓十五の君へ~」の歌詞が強く心に響いた。
風呂の浴槽に半分体を沈めながら、自分の十九歳、二十歳の頃を思い出して見ると、大学に入学してすぐの五月の連休頃には、あの「五月病」とまで言われる気分だったのかも知れないが、大学生活には慣れだしたものの、なにやら自信もなく、あてもないない旅へ出たくなって、京都駅から夜行列車で金沢へと足を向けていたことや、一年生の後期試験を終えた夜には、東京行きの夜行列車で何故か「山谷」を目指してちいさな冒険と社会体験の旅に出ていたことを思い出したのであった。
自殺を試みた19歳の女性はどんな心境だったのだろうか。
アンジェラ・アキさんの「手紙~十五の君へ」の歌詞には、十五の僕には誰にも話せない悩みの種があるのですとあり、未来の自分に宛てて書く手紙なら、きっと素直に打ち明けられるだろうとして、「今負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな僕」が、誰の言葉を信じ歩けばいいの?
と自問自答し、ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて、苦しい中で今を生きているとありました。
その自分の未来へ宛てた手紙に対する返信として、拝啓ありがとう、十五のあなたに伝えたいことがあるのですとして、自分とは何で、どこへ向かうべきか問い続ければ見えてくる、荒れた青春の海は厳しいけど、明日の岸辺へと夢の婦ね進め、「今負けないで、泣かないで、消えてしまいそうな時は、自分の声を信じて歩けばいいの。」、大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど、苦しくて甘い今を生きていると続いています。
人生の全てに意味があるから、恐れずにあなたの夢を育てて、KEEP ON BELIEVIG。 最後に、この手紙を読んでいるあなたが、幸せなことを願っています。と歌は終わっていますが、彼女も聞いたことがあるはずです。
しかし、この気持ちのいい秋分の日の朝に、どこの誰だがは知りませんが、近くの若い女性が人生の初期段階で、何に悩んで何の夢を持っていたのかは知る由もありませんが、若いこれからの命を自らないがしろにする自殺を試みたという事実に新聞紙上を通じて接した私の心は、やるせなさと共に「もう一度このうたを聞いてほしかった」と祈るしか出来ません。
いつの時代にも、青春時代だけでなく、人生に躓いたり死にたいと思った時期は誰にもあると思われますが、「生きてて良かった!」と感じる人生の喜びは、小さな出会い、日常生活の中にもたくさんあるのです。
ぜひ、大きな夢や期待に添って歩むことだけではなく、自分らしくささやかでも日々の暮らしや仕事、勉学、人付き合い、自然とのふれあいなどの中に、ほんとうに生きている実感を感じる喜びを体験できる時が必ずあります。
今朝の久しぶりの秋を感じた入浴で、青春時代と生と死を感じたことは、また私の喜びでありました。
気温も二十度前後という、つい先日までには考えられない様な過ごしやすい気候となって、「暑さ、寒さも彼岸まで」と昔から言われている如く、ちょうどお彼岸の中日にあたる秋分の日が、こんなにも清清しい日となるのは見事である。
早朝の八百屋の仕入れのために車を走らせて京都市内へと行ったのだが、祝日とあっていつもの金曜日の朝と比べれば通勤や荷物を運ぶ車や単車の数も半数以下といった感じで、すいすいと仕入先へとスムースに行けたので、早く自宅へと帰ってきた。
そこで、いつもは早朝に夏の間ずっと「朝シャワー」をしていたのだが、今日は久しぶりに「風呂に入ろう」という気になって、約四ヶ月ぶりに湯船にお湯を入れて、浴槽に全身を浸して、ゆっくりと入浴を楽しむこととした。
居間のテレビでは、NHKの「なんなのうた」の50周年を記念しての特別番組を放映していて、郷ひろみ、平原綾香、アンジェラ・アキ、BEGINらが、歴代みんなのうたの中のリクエストが多かったと思われる人気の曲、誰もが一度は聞いたり口づさんだりした経験のあるような曲を歌ったりしていた。
今朝の朝刊を読んでいた時に、妻が昨日昼過ぎに近くのJRの駅で飛び込みがあり、救急車が走っていたことを言っていたのだが、新聞によるとなんと19歳の専門学校生の女性が重体であるとの記事が載っていて、自宅からは遺書らしきメモが見つかったらしく、若い女性が自殺を図ったとらしいとのことで、なんともやりきれないという思いと共に、みんなのうた特集でやっていた、アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓十五の君へ~」の歌詞が強く心に響いた。
風呂の浴槽に半分体を沈めながら、自分の十九歳、二十歳の頃を思い出して見ると、大学に入学してすぐの五月の連休頃には、あの「五月病」とまで言われる気分だったのかも知れないが、大学生活には慣れだしたものの、なにやら自信もなく、あてもないない旅へ出たくなって、京都駅から夜行列車で金沢へと足を向けていたことや、一年生の後期試験を終えた夜には、東京行きの夜行列車で何故か「山谷」を目指してちいさな冒険と社会体験の旅に出ていたことを思い出したのであった。
自殺を試みた19歳の女性はどんな心境だったのだろうか。
アンジェラ・アキさんの「手紙~十五の君へ」の歌詞には、十五の僕には誰にも話せない悩みの種があるのですとあり、未来の自分に宛てて書く手紙なら、きっと素直に打ち明けられるだろうとして、「今負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな僕」が、誰の言葉を信じ歩けばいいの?
と自問自答し、ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて、苦しい中で今を生きているとありました。
その自分の未来へ宛てた手紙に対する返信として、拝啓ありがとう、十五のあなたに伝えたいことがあるのですとして、自分とは何で、どこへ向かうべきか問い続ければ見えてくる、荒れた青春の海は厳しいけど、明日の岸辺へと夢の婦ね進め、「今負けないで、泣かないで、消えてしまいそうな時は、自分の声を信じて歩けばいいの。」、大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど、苦しくて甘い今を生きていると続いています。
人生の全てに意味があるから、恐れずにあなたの夢を育てて、KEEP ON BELIEVIG。 最後に、この手紙を読んでいるあなたが、幸せなことを願っています。と歌は終わっていますが、彼女も聞いたことがあるはずです。
しかし、この気持ちのいい秋分の日の朝に、どこの誰だがは知りませんが、近くの若い女性が人生の初期段階で、何に悩んで何の夢を持っていたのかは知る由もありませんが、若いこれからの命を自らないがしろにする自殺を試みたという事実に新聞紙上を通じて接した私の心は、やるせなさと共に「もう一度このうたを聞いてほしかった」と祈るしか出来ません。
いつの時代にも、青春時代だけでなく、人生に躓いたり死にたいと思った時期は誰にもあると思われますが、「生きてて良かった!」と感じる人生の喜びは、小さな出会い、日常生活の中にもたくさんあるのです。
ぜひ、大きな夢や期待に添って歩むことだけではなく、自分らしくささやかでも日々の暮らしや仕事、勉学、人付き合い、自然とのふれあいなどの中に、ほんとうに生きている実感を感じる喜びを体験できる時が必ずあります。
今朝の久しぶりの秋を感じた入浴で、青春時代と生と死を感じたことは、また私の喜びでありました。