ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

裏日本、日本海の時代に。

2007年11月03日 | 日本の課題
 今日は「文化の日」で、街中に「日の丸」を国旗として旗日を祝って出している家があって、改めて気づいた。

 朝から「秋晴れ」の好天気であったが、日陰は寒く、陽射しを感じる場所では暑さを感じるといった感じの日中であった。

 全国各地で、文化の日に因んでか、文化祭や学園祭、秋祭りなどが開催されて、秋の行楽日和も手伝ってたくさんの方々が外出して、「文化」を楽しまれたことだろうと思う。

 我が「京田辺市」でも、市民文化祭が市役所周辺で行われていたが、私は三年前から始まった、同志社大学京田辺キャンパスの新しい「同志社ADAM祭」に、移動八百屋の営業中に、時間をとって出かけた。

 行楽日和と三年目の身近な大学キャンパスでの「秋祭り」であるので、多くの市民が学生達に混じって出店したり、家族連れでブラブラと「お祭り」を楽しみにやってきていて、なかなかの賑わいだった。

 地元の幼稚園の幼い子供達の舞台や吉本の芸人達の来演もあって、同志社京田辺キャンパスの正面の図書館前は、通路も芝生も人、人、人であった。

 どうも吉本のお笑い芸人である、鎌鼬というコンビとまちゃまちゃは、トークはしているが面白さは殆どなく、まばらな笑いを誘っていただけで、どっちらけだった。

 午後になって、来年から創設される「情報文化学部」の記念講演会が開催され、ある意味で昨日の今日、時の人と言ってもいい民主党幹事長で、文化情報学科客員教授でもある「鳩山由紀夫」衆議院議員と日本総研会長で三井物産戦略研究所所長の「寺島実郎」氏の講演には、年配の方々をはじめ、熱心な聴衆がたくさん集まった。

 私は時間の都合で、寺島実郎氏の講演を聞いて、鳩山氏のトークの最初5分で席を立ったので、昨日のビッグニュースとなった「自民党と民主党の大連立」を巡る鳩山氏のコメントは聞くことが出来なかったが、寺島氏の講演には多くを教えられた。

 数多くの著書やテレビのコメンテーターとしても、最近富に信頼の厚い寺島実郎氏の経済を取り巻く資料に基づく貴重な話には、多くの聴衆が聞き入っていた。

 その中で、元々「親米入亜」を主張するリベラルな経済人ではあるが、21世紀初頭、つまり「9.11」以降の大きな世界経済のパラダイムについての考察と変化についての見解に説得力と大きな問題提起を感じた。

 すなわち、戦後の日本の教育が、昭和50年頃まで、太平洋側を「表日本」と称し、日本海側を「裏日本」と称していた背景に、全てアメリカの文化、経済、政治
などとの関わりがあったのである。

 つまり、日本の戦後は、米国のある太平洋側を表とする思考形態が主であり、朝鮮半島、中国、アジア諸国亜との接点がある日本海側を従とする志向性が強く表れていたのである。

 しかし、9.11以来、アメリカを中心とする「ドル経済」と世界の軍事力の中心に陰りが見え出してきて、顕著に中国、韓国、華僑、インドなどが台頭し、日本の貿易や金融状況も急速にシフトチェンジしているのである。

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする