ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

自然・いのち・元気!

2006年12月31日 | ガリバー旅行記
大晦日である。2006年があと1時間ほどで終わろうとしている。

 テレビでは大晦日恒例のNHK紅白歌合戦を初めとして、各テレビ局が娯楽番組を放送している中で、世界的にはイラクのフセイン元大統領が死刑判決確定後4日目の昨日処刑されたというニュースが全世界に発信され、郷里に埋葬されたそうである。

 今年ほど、「いのち」を感じざるを得なかった年はなかったのではないかと思うほど、一年中、子どもから大人まで、いろんな人々の命が軽んじられてきた年ではなかったろうかと思うのである。

 一年を締めくくる今年の漢字にも「命」が選ばれたわけだが、私にとっても来年は何と「還暦」を迎えるという「いのち」の循環とも言える60歳になる年となるし、我が娘には二人目の子どもが授かり、来春新しい「いのち」が誕生する予定である。

 自然界に生き、生かされている我々「人類」だが、その生かされている宇宙空間の「地球」のエネルギーを得ながら、大切な地球、宇宙空間的には「地星」を余りにも無造作に痛めつけたりしているのではないだろうか。

 私達も含む、「地星人」の「いのち」は大きな生態系の中で、バランスを保ちつつ長き歴史を刻んできた永遠の命の連鎖であり、これからの「いのち」を育み続けるための責任をも、我々が担っているはずなのである。

 しかし地星人たちは、目先の物欲や金銭欲に翻弄されて、どんどん地星の地下資源を掘りつくし、CO2や放射能を初めとする有害物質の生産に一生懸命になっているのではないだろうか。

 私達の長くて100年前後の「いのち」だけが全うされればいいのではなく、これからの未来永劫の人類をも含む地星の生態系のバランスを何とか保って、「いのち」を育み、いのちが元気に生きる宇宙であり続けなければならない。

 大晦日に新しい年、新年を思いながら、私達の今年一年を振り返りつつ、全世界的に叫ばなければならない問題が山積していることに、改めて気づくのである。

 「勇気を持って、平和への努力と人間本来の優しさと愛情」を全世界に注ぐためのエネルギーが必要である。

 今晩の紅白歌合戦で布施明が歌っていた、「イマジン」は。まさに全世界の人々にビートルズのジョンレノンが捧げた「平和へのメッセージ」ではなかったか。

 ジョンレノンが凶弾に倒れて、早や二十年以上が経ったと思うが、2007年の新しい年を迎えるに当たって、敢えて「IMAGIN」が歌われた意義は深いと思うのである。

 想像してごらん、国と言う境目なんてないんだよ、世界は地星という宇宙のひとつの星に、ただ人類という生物が生きているだけなんだよ。

 争いや憎しみ、妬みや攻撃をやめて、みんなが共存し合える「平和な地星」を取り戻すために、みんなが素直になって愛し、愛され、生かされる元気を、もう一度取り戻そうではありませんか。

 
コメント (1)
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