ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

メールの返答がない!!!

2006年12月22日 | 季節の話題
幼い頃をよく知っている男子大学生がMIXIの日記に、クリスマスが近づいているのに彼女に出したメールに返答が三日間なく、寂しいばかりか失恋したと思い込んで落ち込んでいるというのである。

 携帯電話を誰もが持つ時代となって、直接個人の元へ電話やメールが出来るという非常に便利になったのだが、ひょっとして直接電話で話したり、目と目を見ながら会って話をすることが少しづつ苦手になってきているのではなかろうか。

 もしメールが来なければ、どうしても急ぎの用がある時は電話すればいいし、お互いの時間が合えば、会って話しをしたり愉しい時を過ごしたらいいのである。

 昔が良かったというつもりはない。しかし気になる彼女や彼氏ができて、どの様に相手の気持ちを察すればいいのか迷いながら、ドキドキしながら電話のダイアルを回す、あの緊張感や、もし本人以外の家の人、すなわちお父さんやオカァサンが出たら、どの様に話そうかと頭の中でシュミレーションもしていたもんだ。

 「恋」や「愛」と言う前に、お互いのコミュニケーション手段としての「電話」や手紙という役立つツールもあるし、時間をかけて気持ちを伝えることもいい場合もあるので、どの様に使うかは千差万別だが、メールを送って返答がなければ電話すればいいし、可能なら直接会いに行けばいいのである。

 しかし、現代の青年はメールに返答がすぐないからと落胆したり、中にはフラれたと思ったり、落ち込んだり、次の行動に出ずに沈んでしまいがちなのかもしれない。

 すなわち便利な道具ではあるが、携帯電話依存症の様になっていて、「私、携帯電話がないと生きていけない」なんて真剣に思っている若者が増えているのである。

 確かにデイトでも待ち合わせでも、だいたいの日時と場所を決めておけば、あとはお互いに携帯で確認し合えば、ほぼ予定通り会えるという時代になった。

 昔は前日までに自宅間で電話で日時、場所を確認しておいても、当日の予定の変更、車や交通機関の渋滞や遅滞に、いらいらしながら急いで行く一方で、待ちくたびれそうになるまで待ち続ける健気な姿もあった。

 人によるが、待ち合わせに耐えられる時間を一時間位は平気という御仁はザラにいたし、中には二時間、三時間待ったというのが後でエピソードになっているケースも多くある。

 人と人が出会うことは、いつの時代に愉しくて、うきうき、ドキドキするものだと思うが、最近の出会いは携帯電話のお陰かどうか、少々、そのドキドキ感が少なくなっているようである。

 前述した彼には四日目になってメールの返信がようやく来たらしく、心うきうきで元気になって、クリスマスのデイトへのたくらみを愉しそうに練っているらしいのは幸いだが、携帯メールを待つだけでなく、積極的に直接チャレンジしたり行動する青年になってほしいものである。
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