ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

最近のゲームとは違うよ。

2006年12月30日 | 感じたこと
 今年の夏もモンゴル草原に行って、遊牧民であるガダさんたちの隣にゲルを張って5日間寝泊りしたのだが、今年の夜の時間の過ごし方は何故かトランプゲームであった。

 牧民のガダさんは今年の夏前に町にバイクで買い物に出て事故ってしまい、後ろ座席の奥さんが死亡するという悲しい出来事に見舞われていたのである。

 私達はガダさんの事情を日本を起つ前に知ったのだが、ガダさんは二人の男の子の父親でもあったので、奥さんが亡くなった後の子育てや食事の支度など大変だろうと推察しながら、どう一緒に過ごせるかと不安を抱いた出発だった。

 初日は挨拶しか出来なかったが、二日目からは二人の男の子達に「水鉄砲」や「剣玉」をプレゼントして一緒に遊ぶようになって、急速にガダファミリーと親しくなり、ゲルにも再三再四訪れる様になった。

 日本から持っていった「トランプ」を取り出して、まず簡単な「七並べ」を教えて始めたら、二人の男の子だけでなくガダさん自身も加わって遊ぶようになったのである。

 日本語はわからないが、出せるカードがない場合には三回まで「パス」が出来ると教えていたので、「パス」「パス」と言い出したのである。

 そのうち出せるカードがあっても「パス」と言って邪魔をしたり、意地悪することを覚えたのか、ニコニコ笑って「パース」「パース」と無邪気に喜ぶようになったのである。

 それから、毎夜愉しい「七並べ」の「パース」が四日間続き、落ち込んでいるであろうガダさんの慰めになったのではないかと思う、今回の旅のエピソードのひとつとなったのである。

 ところで、クリスマスの孫への贈りものを多様に考えたのだが、キャラクターグッズを欲しがっている彼に、私は5歳から遊べるという「コンタクトゲーム」なるものを見つけてプレゼントしたのである。

 列車の線路と道路と河川が各種多様に各々のカードに描かれていて、何枚ものカードを如何にうまく繋いで行けるかというゲームなのだが、140枚全てを繋げるのは至難の業だろうと思われるものである。

 しかし、彼はクリスマスの翌日には、早くも132枚を繋げたというから驚きでもあり、根気があるとも言える。

 ただキャラクターやテレビゲームで遊ぶ一人の世界ではなく、誰かと数人でも遊べる「カードゲーム」が各種あり、これからも「考えて、他人と勝負」できる手作り感のあるゲームをいっぱい紹介しようと思っている。

 正月を前にやってきた5歳の彼は、「オセロゲーム」や「バックギャモン」を我が家の玩具箱から出して、すぐに覚えて勝負を挑んでは得意になっているのである。

 現代のファミコン、DSやWiiとは全く違う、コミュニケーションゲームがいっぱいあるので、お正月には家族でわいわいと賑やかにやりたいものである。
コメント (1)
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