ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

来年の干支は亥

2006年12月27日 | 季節の話題
 いよいよ押し迫ってきましたね。「あといくつ寝るとお正月」とお正月を楽しみにしていた頃が懐かしいくらいに、昨今は一年が何故にこんなに早いのかと自問自答しながら、クリスマスも終わったので、ようやく年賀状の制作にとりかかっています。

 毎年、クリスマス前には年賀状を作ったり書いたりする気分になれないので、あと幾つ寝るとお正月と実感する、しないに拘らず、まっさらの年賀状の束を前に、「ああでもない、こうでもない、もうひとつやなぁ」と試行錯誤を繰り返して、デザインを決める迄に半日以上、そして印刷は表裏に一日、また一言書き添えるのに一日と、都合早くても三日はかかるので、今年も投函できるのは29日になるだろう。

 でも、ここ数年はパソコンでの年賀状制作になったので、何とかデザインさえ決まれば後はプリンターでの印刷なのだが、多数の年賀状印刷は時間もかかるし、インクや葉書の補充も必要で結構手間がかかるのである。

 私自身の年賀状にも歴史があって、最初はたぶんローラー付きの簡易な印刷機、つまり手刷りの謄写版印刷に始まって、長らくは所謂「プリントごっこ」にお世話になっていたのである。

 この「プリントごっこ」での年賀状制作は手作り感があり、何枚も印刷しているうちに、どうしてもインクがはみ出してグラテーションの様に、どんどん色が変わって行くという不思議なプリントとなり、一つとして同じものはなかったと言ってもよかった。

 パソコンの普及で私もCD-ROM付きのイラスト素材本を購入して、デザイン選びと住所、名前、☏などのレイアウトやひとこと添えるスペース確保等と、なかなか大変な作業を簡単ソフトで試みるのだが、「10分でできる!」とか書かれた本でも決して10分では出来ないのである。

 来年の干支は、「亥」すなわち、いのししで年賀状には登場することが多い。

 十二支と言われる干支は、年賀葉書の趣と彩とデザイン、そして新年のシンボルとして欠かせないのだが、なかなか「イノシシ」のカッコいいデザインがないのである。

 一年前、つまり今年の「戌」や前年の「酉」などを思い出してみると、何故かイノシシのデザインが難しい様で、かわいくもなく写実的では、豚や鹿か判り難い図柄絵も多いので、選択が非常に困難であった。

 またイノシシには、「猪突猛進」のイメージしかないのか、猪の心は意外と繊細だとも言われているが、干支が亥だというだけで全て「猪突猛進」の様に言われたりもするのは、まったく可笑しな話でもある。

 今日、大阪新世界の通天閣では恒例の干支の引継ぎが行われ、近くの天王寺動物園から犬と猪が参加し、動物園長が間に立って無事引き継ぎ式が終わったそうである。

 来年は、決して「猪突猛進」だけのイノシシの年ではなく、心優しいイノシシ年であってほしいと、年賀状印刷をしながら思ったのである。
コメント
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