「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

天授を味わう

2017年09月09日 | 日記

              

高級抹茶「天授」を味わいました。

下世話な話ですが、40グラム10800円のお茶です。
桐の箱に入ると、11800円也

今日は、私の勉強をさせていただいている会で、
この天授で濃茶が頂けることになり、朝からウキウキと出かけました。

まずは第一の目的、筒井紘一先生の講義を伺い、
また新しいことを教えていただきました。
問題は何時まで、どれだけ覚えていられるかということです。
お話をうかがった時の感動だけでもとても刺激になりますが、
全部頭に入れば申し分ないのですが、残念ながら最近は。

ご講義の余韻に浸りながら、続いて、お菓子を頂いて、
濃茶「天授」を一服味わいました。

お味は、さっぱり系。
苦みもなく、後味はすっきり、例えれば乙女のようなお茶。
何かが濃縮されているような豊潤で、
じんわりと後味が残るというお茶を想像していましたが、
全く想像と違ったお味でした。
きっと貴重な部分だけを摘みとった、特別なお茶なのでしょう。
この味を一番おいしいと感じるかどうかは個人個人違うと思いますが、
確かに今まで味わったことのない天から授かったお茶でした。
自ら求めて喫することはないと思いいますので、
楽しい体験をさせていただけて、冥土の土産?が増えました。

そして夜は、いよいよ、
納戸で眠っていたエスプレッソマシーンを出してスタンバイ。
意外とコンパクト。

          

豆はイタリアンローストを買って帰りました。
説明書を読みながら、すでに後片付けの面倒さがずしっと来て、
使う前から少しめげた感じでしたが、使ってみると、
掃除のことを除けば、コーヒーがあっという間に淹れられますから、
しばらくはこれで行けそうです。

というわけで今日は抹茶とコーヒーで終わりました。

 

 

 


いよいよ日の目を見るかな

2017年09月08日 | 日記

        

図書館でこんな本も借りてみました。
コーヒーは抹茶と同じくらい好きで、
プライベートのリラックスタイムはコーヒー。
一日3度は必ず飲みます。

読み初めて思い出したことが。
納戸にしまいっぱなしのエスプレッソマシーン。

         

実はこんな状態でずっと置いてあったのですが。

思えばこのマシーンは、友達が懸賞で当てたものを、
「使ってみたけれど、掃除が大変だし、結局あまり使わなくて。」
と、エスプレッソが好きな私に送られてきました。
その面倒という言葉に反応して、出しておいておく場所もないと、
すぐには開かずに、そのままだったのですが。

この本が刺激になって、
ちょっと試しに使ってみようかという気になってしまったのです。
これから来る秋の夜長、エスプレッソコーヒーをいれて読書なんて、
なんと素敵なシチュエーションでしょうか。
そんな時間がどれだけ取れるか、これからの毎日の予定を考えると、
あまり期待はできないのですが。
それだからこそ、少しこだわって濃い時間にして見たい気もします。
明日の夜は時間が取れそうなので、広げていろいろ試してみようと思います。
その前に、エスプレッソ用の豆を手に入れてこなくてはなりませんね。

さて明日はコーヒーではなくて、お抹茶で、
とても貴重な体験ができることになりました。
その報告はまた。

 ところで昨日の酔っ払いそうなお菓子ですが。
今日そのブログを読んで、いつもの車をやめて、電車でいらした方が。
まだ三人分ありましたので、ちゃんと味わっていただけました。
もし終わってしまっていたら、泣かれてしまうところでしたよ。

良かったです。

 

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月を待つ日々

2017年09月06日 | お茶三昧

     

梅酒羹(老松製)

「今日は車でいらしたの。」
「ちがいます。」
「では大丈夫ね。かなり梅酒が効いていますよ。」

というわけで、今日のお菓子は車の方にはお出しできません。
関所を通った方だけで、突破できなかった方にはアルコールゼロのお菓子を。
お強そうな方でも、車の方はダメですよ。
なぜそんなお菓子を用意してしまったかというとですね・・
美味しそうだったからです。

それはそうと、昔は甘党か辛党に別れていたような気がしますが。
お茶をなさる方には両党の方が多いようです。
千鳥の盃でいい気持ちになって、甘い主菓子を頂いて、
美味しいお茶でおもてなしをされる。
お茶事は両党の方には、至福の時間でしょうね。
わたし、十分にその口かも。

 

月見について、こんな話を聞きました。
現代の月見は、夜空に煌々と輝く月を眺めるのが月見のようですが、
昔は日の出を待つと同じように、
月の出を待つところから月見が始まったようです。
ですから、十五夜の月の後の月を、
十六夜(16日)
立待月( 17 日)
居待月(18日)
臥待月(19日)
というように月の出が日に日に遅くなるので、
待つ姿勢が、違ってくることからこんな風に呼んだのですね。

十六夜を「いざよい」と言いますが、
これは、ためらうという意味のいざようから来ているようです。
ためらいながら出てくる月なんて、なんと奥ゆかしいのでしょう。

ちなみに今年の中秋の名月は10月4日。
実際の満月より、二日早いそうで、満丸とはいかないようです。
かなり遅い月見になりますね。
ですから後の月と言われる十三夜は11月1日です。

まだ暑い地方もあるでしょうが、
関東はもうすっかり、夜は虫の声と冷気に包まれています。

 

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やがて実になり

2017年09月05日 | お茶三昧

       

ムラサキシキブの青い実。
つややかな紫の実になるのはいつごろでしょうか。

茶花には実のあるものは使わないといいますが、
10月だけは特別で、いろいろな実が花入れに納まっています。

大きなアケビや烏瓜も秋の実りを豊富っとして、いいなあと思います。
これから少しずつ涼しくなってくると、
木々の葉の間からちらちら覗く赤い実が、気になりだします。

 

小さな実に育った方がお二人、この度お茶名を拝受しました。
茶道の道では、まだまだ小さな実なんですね。
私も、まだちょっと色づいたくらいですから終わりなき道です。
だから気長に楽しめますし、楽しまなくてはと思います。
近々お茶名の引次の式をいたします。

お茶名は一つの大きな目標ですが、
終点ではなくて、新たな出発点ですね。
これからが自分のお茶を見つけるための修行の始まりでしょうか。
一緒に修行をする仲間に加えていただけたのです。
ここで目標を失うと、お茶名はいただきましたが・・・になってしまいますね。

ここまでは私がリードできました。
これからは自分で歩くもとのその一ですね。

「稽古とは 一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一」

もちろん十まで知らなくても、お茶は楽しめますよ。
求め方、向かい方は様々てあってよいと、私は思うのですが。

 

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月見の茶事など

2017年09月03日 | お茶三昧

   

 二季鳥香合

二季鳥とは雁のことで、
秋に北方から来て春にもどっていく習性にちなんだ言い方です。

秋になると気になるのが月見ですね。
今年の中秋の名月は10月4日です。

「木の間よりもりくる月のかげ見れば心づくしの秋は来にけり」詠み人しらず
ふたつなきものとおもひしを水底に山の端ならで出づる月影」紀貫之

こんな歌など浮かびます。

伝説では、月には巨大な桂の木があって、
それが茂って大きくなると月は満ち、枯れると欠ける。
又芽が出て葉が茂ると、満月になる・・それを繰り返しているとか。
月は再生の象徴のようです。
そう思うと月を眺める気持ちが少し変わってきます。
友人に、桂子さんという人います。
その話を聞いたとたんにいい名前だなあと思ったりして。

昨日の稽古の中で、
「秋になると月見の茶会などしたくなりますね」という声が。
「いいですね。来年はそれでいきましょう。」
では、言い出しっぺさんが亭主かしらね。

去年は「名残の茶事」でした。
今年は11月に「口切」に挑戦する方が、いらっしゃいますので、
そろそろそのための準備に取り掛かります。
そして
来年は月見かもしれませんから、私も心がけておかなくては。

こんな社中の計画がとても楽しみです。


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つぶやき

2017年09月03日 | 日記

今週の外食ランチの一つ。
最近は外では肉を食べることが多い。
そういえば、ブログの話題は食べ物が多くなったといわれた。
仕方ない、人間ここまでくると一番の楽しみは食べ物。

用事には三種類ある。
1 すぐにやらなくてはいけない事。
2 いつかはやらなくてはならない事。
3 やってもやらなくてもいい事。

不思議なもので、1を後回しにして、3から手を付けてしまう。
きっと1が楽しい事ではないからなのね。
ひとまず3に逃避してから、1に向かう。

2はきっと何時かはと思いつつ、きっといつまでもやらない。

理屈どうりに行かないのが人間なんだ。

     

今週の最終日。
午前中の稽古を終えて、午後は自由。
時間を有効に使おうと思いながらも、まだ洗濯しかしていない。
ここでぶつぶつつぶやくのは、
ここが、やる事を決めかねたときのワンクッションの場所だからかな。

「さあ」掛け声掛けて、ちょっと用足しに出かけるか、
疲れをいやすのも仕事と決めるか・・・

一週間お疲れ様。

 

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ワンダーランドと民芸の日本展

2017年09月01日 | 日記

         

サントリー美術館の夏休み企画の最終日でした。
子供向けにいろいろと工夫されていましたが、
大人でも十分に見ごたえがありました。
説明が子供にもわかりやすく易しいので、もちろん大人にもよくわかりましたよ。

今回は写真撮影OKということで、展示の写真も撮ることができました。

         

                             

    このような着物の模様の説明も

           

こんな風に、わかりやすいでしょう。

普段は知っているという前提か、説明されていないことも、
いろいろとわかって大人にもためになりました。

               

                                    

宝尽くし模様の一つ一つもなるほどと確認できて。

他にもいろいろなテーマごとに興味深い展示が見られました。

     

       

 

 

特別に写真OKのこの日、せっかくですから何点か撮ってみました。
こんな風にご紹介しましたが、
今日が最終日でしたので是非どうぞとは言えませんが。

やはり子供連れのお母さん方でにぎわっていました。

お昼を挟んで、次は日本橋の高島屋で開催中の、
日本民芸館創設80周年記念展へ。

   

茶陶にはない民芸の魅力も再確認です。
バーナードリーチも柳宗悦も私の住む町と縁が深いのですよ。
この展覧会は9月9日まで開催ですので、
間に合いましたら行かれてはと。

久しぶりの二か所梯子でした。
昼と夜の二食も外食で済ましてしまいました。

八月も終わってしまいました。

 

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