ムラサキシキブの青い実。
つややかな紫の実になるのはいつごろでしょうか。
茶花には実のあるものは使わないといいますが、
10月だけは特別で、いろいろな実が花入れに納まっています。
大きなアケビや烏瓜も秋の実りを豊富っとして、いいなあと思います。
これから少しずつ涼しくなってくると、
木々の葉の間からちらちら覗く赤い実が、気になりだします。
小さな実に育った方がお二人、この度お茶名を拝受しました。
茶道の道では、まだまだ小さな実なんですね。
私も、まだちょっと色づいたくらいですから終わりなき道です。
だから気長に楽しめますし、楽しまなくてはと思います。
近々お茶名の引次の式をいたします。
お茶名は一つの大きな目標ですが、
終点ではなくて、新たな出発点ですね。
これからが自分のお茶を見つけるための修行の始まりでしょうか。
一緒に修行をする仲間に加えていただけたのです。
ここで目標を失うと、お茶名はいただきましたが・・・になってしまいますね。
ここまでは私がリードできました。
これからは自分で歩くもとのその一ですね。
「稽古とは 一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一」
もちろん十まで知らなくても、お茶は楽しめますよ。
求め方、向かい方は様々てあってよいと、私は思うのですが。