「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

洋菓子と和菓子の違いは

2014年05月13日 | 美味しい話

「花の想い」( 源吉兆庵製)

お稽古のお菓子です。
浮島に抹茶羊羹が挟まれています。
上下の部分が「浮島」ですが、なぜ浮島というかご存知ですか。
浮島は蒸して作るスポンジのようなものですが、
蒸しあがった時の表面の凸凹した様子が、海に浮かぶ島のようだからとか。
自分で一度浮島を作ってみると納得ですよ。
浮島は代表的な和菓子ですね。

似たようなお菓子に「タルト」かあります。
これは挟むのではなくて、巻いていますが。


「御栗タルト」(ハタダ製)


今日はコーヒーのお供にいただきましたが、お抹茶にももちろん合います。
タルトは松山の代表的なお菓子ですね。
由来はポルトガルから渡って来たジャムを挟んだお菓子で、
藩主松平定行公が小豆餡にしたものということです。
周りはカステラでしょうか。
これは和菓子かしら洋菓子かしら。

一般的に和菓子と洋菓子は次のように定義づけられているようです。

「洋菓子はバター、卵、生クリームといった動物性の脂質をふくんだもの。
それに対し和菓子は大豆や小豆、寒天といった植物や海藻類が主な原料。」
ただ卵だけが微妙な立場にあるようですが。

ですから、カロリーが全然違いますね。
和菓子はダイエット中でも、許されそうです。
それでも食べすぎはダメですよ。

そうそう、最近懐かしいお菓子「シベリア」をいただきました。
これは和菓子かしらね…ネーミングはカタカナですけれど。
名前のいわれは正直不明で、
特によく聞かれる説は、羊羹をシベリアの永久凍土に見立てたという説、
カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てたという説が。
昔はパン屋さんに売られていたというので、洋菓子かしら・・
これも決まっていないようです。

今は洋菓子風の和菓子があったり、和菓子風の洋菓子があったりですから、
美味しければ「そんなの関係ね~」(古いですね)




(↓いつもありがとうございます)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

縛られ地蔵の満願どら焼

2014年05月12日 | 日記

満願どら焼き

「満願どら焼き」を二種類半分ずつ味わいました。
「わあ~ボリュームがありますね。食べられるかしら」
とおっしゃいながら、皆さんしっかりとお腹に収められましたよ。
久しぶりのどら焼きを喜んでいただきました。




縛られ地蔵


先日ウォーキングに出かけた水元公園の近くに、
「縛られ地蔵」という厄除けのお地蔵さまがあります。
満願どら焼きはこのお地蔵さまにちなんだお菓子です。

体の悪い所に、縄を縛って、「よくなりますように」と願を掛けます。
めでたく成就したら、ほどきに来るというお地蔵さまだそうです。

「どんな格好をしたおじぞうさまなのでしょうね」と聞かれましたが、
私はこんな風に縄にうずまっている姿しか見たことがないので、
このお地蔵さまがスリムなのか、ぽっちゃりなのかちょっとわかりかねますが。

成就した時にほどく縄は、自分の結んだものをというのは無理ですね。
誰かの結んだものをほどくことになるのかしら・・・
そんなことはまあ、深く考えないことにしましょう。
この縄はすべて年の大晦日にほどいて、お焚き上げだそうです。

三月から連休にかけて、体調を崩された方が多かったようです。
その中には帯状疱疹と思われる方が二人もいらしゃいました。

お一人はお稽古にいらしている若い方です。
足に出てしまい、正座ができずにひと月お休みをして、五月になって復帰されました。
お一人は、お友達でお茶の先生をしていらっしゃる方です。
昨日、「頭に帯状疱疹が出て大変だったの。」とと電話がありびっくり。
明日予定していた、二人で毎月している勉強会は延期することにしました。

三月四月は、仕事でも、遊びでも、忙しい時期ですから、
体も疲れストレスもたまるのでしょうね。
免疫力も低下するでしょう。

思えば私も昨年、ゴールデンウィークの真っただ中に、帯状疱疹を発症し、
ひと月の間痛みと戦いました。
そのことがトラウマになり、今年はかなり用心しました。
と言っても遊びはやめませんでしたが、
そのあとに必ず休養を取ることにしましたから。

疲れが病気に繫がらならないように、皆さんも十分にご用心くださいね。



(↓いつもありがとうございます)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

十年ぶりに作った完璧補正・・・

2014年05月11日 | 和服生活


かねてから作ろう作ろうと思っていた手作りの補正下着。
やっと手を付けることができました。
お茶を初めて同時に習い始めた着付け教室で、
先生に、これさえあれば大丈夫と教えていただいた和服用の補正です。

使っていたものが駄目になると、また新しく作ったりしてとても重宝していたのですが、
10年ほど前に駄目にしてからは、市販の物を使ったり、
ちょっとした小細工をして、補正をしていました。
でもやはりこれが一番と思い出して、作ることにしたのです。

少し厚手のしっかりとした晒を一反買ってきて、
襟のカーブに気をつけながら形を決めれば、あとは縫うだけです。
問題は長さだけですので、簡単なのですよ。
折りたたんである部分をまいて、胴の補正になり、
胸の部分には補正パッドを入れることもできます。

一反で補正が一枚と、残りで布巾が5~6枚取れます。
閉めて二千円なりです。

これから脇につける紐を探してきます。
それをつけれは完成。

ミシンを掛ければ早いし簡単ですが、、
テレビを見ながらちくちくやっても、半日ででき上がります。

私にとってはやはり、これが完璧な補正下着です。




(↓いつもありがとうございます)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

戻ってきた14冊・・私の歴史の一ページ(追記あり)

2014年05月09日 | 日記


10年前に、若気の至りと勢いで、本を一冊出版しました。

前職を辞して、お茶三昧の生活に入って二~三年経った頃、
お茶への想いと、今までの自分史の一部をまとめてみました。

「記念に自費出版をして、お友達に無理やり押し付けよう」
くらいの気持ちで書いたのですが、出版社の人におだてられて、、
1000部ほど印刷して、書店の店頭に並べててはということになりました。

そして10年、今年の三月で契約期間が過ぎました。
残部は14冊ということで、戻ってきました。
初めに手元に置いておいた100部は記念の一冊を残してもうありません。
送られてきた本を眺めながら、こんなこともあったのだと懐かしく思い出しています。

今思うと本当に未熟な本で、穴があったら入りたいような内容です。
文章なんてそれが自分の手から離れた途端に、もう過去のものとして、
恥ずかしくても目をつむらなくてはならないのもなのですよね。

お茶に関する事は、知れば知るほど、語れなくなります。
自分の足りなさや、勉強不足をひしひしと感じるからです。
だから本など書いたことは若気のいたりとしか言いようがないのです。

最近お稽古を始められた方は、知らないと思うですが、
古い方達には読んでいただきました。

恥ずかしいけれど、数冊だけ記念に残して、
知らない方に差し上げてもいいかな・・・
今更よそうかな・・心は千路に乱れています。

合言葉「ブログみました」で差し上げるというのはどうかしら。

追記
 おかげをもちまして、私用の一部を残して
皆お嫁に行けることになりました。
もらってくださった方、どうもありがとうございました。


(↓いつもありがとうございます)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村


虫も私も、美味しいものは好き

2014年05月08日 | 日記


うまのあしがた(キンポウゲ)をいただきました。
つやつやひかる黄色い小さな花が、魅力的ですね。
大切に育てて、増やしたいと思います。

毎朝ベランダに出て必ずよく調べるのは、虎の子の椿の鉢です。



今一番新芽がきれいに出ているのですが、
これがどうもアブラムシには魅力的のようで、
すく葉の裏にびっしりと黒く固まって住み着いてしまいます。
朝のチェックで見つけると、
「私のかわいい椿に何をするの」とばかりすぐに退治をします。
二鉢あるのですが、元気で葉がすくすく伸びているほうばかりに着きます。
植木はほかにもあるのに、不思議とこの椿にばかり着くのですよ。
虫もちゃんとどれが美味しいかわかっているのですね。

まあ美味しいものに目がないのは私も一緒ですが。
今日は「梅が枝餅」を二つも、一度に頂いてしまいました。
一つ食べ終わった時点で、止まらなかったのです。



近くのデパートで九州物産展をしています。
久しぶりに味わいましたが、素朴て美味しい福岡大宰府の名物ですね。


(↓よろしかったら時々ぽちっとしてくださいね)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村




くまモンが来た!

2014年05月07日 | 日記


美術館でこんなお守りを見つけ、思わず買ってしまいました。
富士山の形をした、赤と白の開運のお守りです。
美術館の今回のテーマに合わせての発売なのでしょう。
「いつの日か なってみたいな日本一 いつもあなたのお財布に」
だそうです。
「金箔入りというのがまたいい!!」
と単純にかわいらしくて、嬉しくて、
プレゼント用に「お買い上げ~」でした。

お財布の中にといえば、定番は「銭亀」とか「かえる」ですが。
こんな物もとても日本的でいいですね。
富士山は「世界文化遺産」という箔もつきましたし。

さて今日出向いた近くのデパートの入り口に人だかりが。
何事かとみてみると、「くまモン」が来るらしい。
やあやあ、わが街にもついにくまモンが来たのです。

買い物をして出てくると、人が増えていて、特設舞台にはくまモンがいました。。
写真を撮ろうと携帯を探ったけれど、なんとこんな時にかぎって忘れてきたようで。
仕方がないので、お借りしてきたイメージです。



これと同じものが動いていました。
初めて本物を見ました。(ところで本物は何人いるのかしら)
まるでスターでも見るようにしばらく見入ってしまいました。
平日のお昼時ですから、
見ているのは主婦がほとんどでしたが、結構受けていましたよ。

ところでくまモンのお守りもきっとあるに違いないと、
ネットでちょっと探してみました。(物好きというか暇というか)
ありましたありました、たくさんたくさん。
開運から合格祈願まで、様々なご利益をうたったお守りが。
こんな人気者ですものね。ないはずがありませんね。
公式から海賊版まで、たくさん出回っているに違いないです。

こんなことで今日はちょっと幸せな気分になって、
「さすがくまモンはすごいなあ」と思いました。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

富士と桜と春の花~山種美術館

2014年05月06日 | 日記
山種美術館は二年ぶりくらいでしょうか。
富士山世界文化遺産登録記念「富士と桜と春の花」を見てきました。

美術館に到着してまずは腹ごしらえを。

20食限定の「季節のにゅう麺」です。
美術館は写真が撮れませんので、こんな写真で失礼します。
早い時間に着いたので、まだ間に合いました。

さまざまな、霊峰富士を眺めてきました。
富士山は一度は描いてみたい題材の一つなのでしょうね。

第一章は「富士山」

「心神」と題した横山大観の富士は穏やかな姿で、
丸山応挙の「富士三保図屏風」の富士は、
淡い中にも、ゆったりとした構図が、凡人には、思いもつかないと。

中でも脳裏に強く残ったのは、小松均の二つの富士でした。
白と黒で描かれた「富士山」と真っ赤な「赤富士図」
どちらも、普段目にする「富士山」ではない強烈な富士でした。

第二章は「花の宴」

奥村土牛の「吉野」
チケットにもありますが、


こんな桜が見られるなら、去年訪れてすでに遅しの桜だったので、
やはりリベンジすべきかなと思ってしまいますね。

もう過ぎ去ってしまった春ですから、
また来年の春の楽しみを今から練っておきたいなと、
そんな思いにさせられる春らんまんの空間に、しばし浸ってきました。

会期は5月11日までです。あとわずかですね。

こんなサイトもありますから覗いてみては。
今ちょうど紹介されています。
本物をぜひ見てほしいですが。、次のチャンスのために。
インターネットミュージアム



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

立夏に28000歩

2014年05月05日 | 日記
「端午の節句」の今日は「立夏」
ウォーキングをしてきました。

コースは
金町駅で待ち合わせ
  ↓
柴又街道を帝釈天まで
  ↓
帝釈天の裏手から江戸川の土手に上がり
  ↓
土手を水元公園まで歩き
  ↓
水元公園の端から端まで歩き
  ↓
水元公園から金町駅まで歩く

でした・・・

途中見たきれいなものやかわいい者たちです


可憐な花



珍しい金魚


七星テントウムシ


咲き誇るつつじ


水辺のコウホネ

等々、全部はカメラに収めませんでしたが、
目を楽しませてくれました。


土手のグラウンドでは野球を


水元公園のメタセコイアに似た並木


時々落ちてきた小雨に濡れた、公園の風景も、
新緑を一掃美しく見せていました。




バードウォチンクもし、





こんな古いものも見つけました。
東京都と埼玉県の境にあります。

最後におやつとお昼のお弁当を紹介しますね。。


柴又帝釈天で買った草団子



お昼はこれで二人前です


終わって見れば歩いた距離はなんと19Kmで28000歩。

今夜は早く休んで、明日の美術館行きに備えなくては。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村


外国生活でもお茶を

2014年05月04日 | お茶三昧




あとひと月ほど先に海外に出発されるご夫婦が、
出発の準備で忙しい合間を縫ってお稽古にいらしています。

昨日はもう一組のご夫婦でお稽古にいらしている方たちとご一緒になりました。
そこで薄茶は、「リビングでのお茶」バージョンをを楽しんでみました。

リビングのテーブルに、略式に立礼のしつらえをして、
どのように工夫すれば、海外でのお客様の接待ができるかを、
あれやこれやと提案したり、考えたりしましたが、
いつの間にか、
お仲間とのしばしの別れを惜しむ「お茶の席」にもなっていました。

赴任先では、ご接待のお茶もなさることがあるようです。
そんな時に今までお稽古の経験を生かしてほしいですね。
そして時には、ご夫婦でゆっくりお茶を味わいながら、
ゆったりとした時間も過ごされることを願っています。

お忙しいお二人には、
つかの間の忙中閑ありの一時だったようです。
お元気で行ってらっしてくださいね。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村




今日は二回も焦がした

2014年05月02日 | 日記


さわやかな五月

修竹不受暑(しゅうちく しょうをうけず)
清風動脩竹(せいふう しゅうちくを うごかす)

こんな軸が、床に掛かるとよく似合う季節だが・・・

今日は朝からさわやかならぬことを二度もしてしまった。

トーストをガスで焼くと速いと聞いて、最近はそれを実行しているが、
これは絶対に目を離してはいけない。
それなのに、ちょっと他のことに気を取られて、
気づいた時は真っ黒!!

恐れていたことをついにやってしまった。

それでも、午前午後と稽古は無事に済ませま。

さて夕飯を作る段になって、またまたやった。
今度はみりん干しを焦がして、真っ黒!!
さすがに食べられず。取っておいた半分を焼き直すことに。

なんてことだ・・・
これから先が思いやられる・・・

落ち込む気分を盛り上げるために、冷蔵庫に寝ていたワインを開けた。

お茶の師匠は落ち着いていて、優雅で・・
そんなことはないのだ~「ウィッ」





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村


初風炉のお点前を楽しみました

2014年05月01日 | お茶三昧


今日は気持ちも新たに、初風炉のお点前です。

「忘れているのはどれも同じ」と、早速唐物をしていただいた方も。
炉に比べると「風炉の濃茶は仕事が少なくて、なんだか物足りない」
というのが皆さんの感想です。



お菓子は「風薫る」(源吉兆庵製)。

「今日はちゃんとまっすぐに座れたら合格ね」ということにしましたが、
半年ぶりの風炉の点前、ちゃんと座れればそのあとは、皆さんよくできました。


薄茶は兜と菖蒲のお茶碗で、さらりとしていただいて。

皆さんの選んだ茶杓の銘は、「菖蒲太刀」と「五月晴れ」。
お菓子が「風薫る」ですから、「薫風」使えませんね。

今日から10年ぶりにお稽古を始めた方もいらして、
長いブランクを埋めるべく、真剣にお点前をなさっていました。

今年は10月に御茶席を控えていますので、それに向かって準備をしつつ、
皆さんと日々のお茶を楽しみたいと思います。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村