「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

奥千本の西行庵

2013年04月26日 | 日記
花の下にて  

桜はあきらめた吉野山ですが、
頑張って険しい道を歩いて奥千本まで行きました。
そこにあったのが「西行庵」です。

鎌倉時代の初めごろ、俗世を避けてこの地に侘び住まいしたとか。
「ねがわくは花のもとにて春しなむ・・・」と歌った西行法師には、
いかにもぴったりの場所で、ありそうな話ですね。

近くには歌に詠まれた石清水もあり、一口味わってみました。
その頃から絶えることなく湧いているとか。
たてものは観光用の新しいものですが、
まぎれもなくこの清水は、千年の時を刻んできたのだなと、
西行さんを感じてしまいました。

帰り道はまた違う経路で歩きました。新緑の吉野杉の並木もきれいでしたし、
道端の山野草も、かわいらしい姿で、目を楽しませてくれました。

  
      一人静

往きはバスに乗った区間も、帰りは全部歩き切りました。
正直かなり疲れましたが、おかげてみちすがら神社にも寄ったり、
見晴らしの良い場所に立ち寄ったりと、
それ以上の満足感が味わえました。

帰ってから、二日ほどちょっと筋肉痛でしたが。
これでもう吉野に行けなくとも、我慢できますよ。