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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

こんな時だからこそ

2020年03月03日 | 日記

日経新聞で連載されていた、楽直入さんの「私の履歴書」
日経を愛読していない私のために、
社中の方がコピーして届けてくださいました。
楽さんは少し私より若いですが、同年代の方。
お茶に携わるようになってから、ずっとその姿を追い求めて、
一緒に平成の時代を過ごしましたから、
歴代の方々よりはすっと身近な存在です。
茶会や、展覧会などで作品も拝見しましたし、講演会にも出向きました。

うれしくて、早速一枚目に目を走らせました。
二枚目三枚目と、一気に読み進めたいところですが、
わざわざ何枚もコピーをしてくださった気持ちと、労力を思うと、
もう少し大事にゆっくり読みたい気もして、
毎日の連載を待つ気分で、二日分ずつ読み進めることにしました。
ありがとうございます。楽しませていただきますね。

気温の上がった暖かな一日、近くの沼畔の公園まで下りていきました。
往復三キロにも満たない距離ですが、坂道もあり、
足に多少の負荷を期待して歩きました。

人影もまばらな静かな公園。
立ち止まると、風はまだ少し冷たいようでしたが、
ベンチで一休みして、ついでに郵便局に寄って帰ってきました。
考えてみれば、毎日忙しく動き回っていて、
今までこんなにのんびりと、一人で散歩をしたことがあったろうかと。

こんな時だからこそできることをして、
いいなあと思うことをたくさん見つけて、
これからずっと続けていけたらと思ってしまいました。
コロナ騒ぎをきっかけに、
世の中はいろいろな考えが飛び交い、喧々諤々の議論の毎日。
コロナ騒ぎの鎮静化とともに、人間にとって、世の中にとって、
何が大切なのかも、しっかりと我々の心に残れば、
この試練は無駄ではないかもしれません。

散歩の途中で見た、スーパーの開店を待つ行列に、
心配なく生きていくことへの人間の執念(いじらしさ)を感じてしまいました。