今日は午後から、講師を招いての着付け教室でした。
社中の方に着付け教室を開いている方がいらっしゃいます。
その方に「もう少し帯がちゃんと締めたい」と、お願いした方がいて、
さらにその話を聞いて、「私もぜひ」という方も。
そこで、「よかったら稽古の後で我が家でどうぞ」
と稽古場を出張教室に提供することにしました。
そしてそれならと、私も参加させていただくことにしました。
私が着付けを習ったのは、お茶の稽古を始めて二年ほど経った頃です。
月に四回で半年通いました。
振袖の着付けまで教えていただきましたが、
今覚えているのは自分に必要なことだけ。
それから五十年近くも和服を着ていますが、
今でもその時教えていただいたことを律儀に守り、
昔ながらの、帯を後ろでぎゅっと結ぶ方法です。
腕が後ろに回るうちはこれで頑張る・・などと気合を入れていましたが、
最近年齢とともに、もっと楽に着たいと思うようになりました。
そんな技を教えたいただけたらと思ったのです。
それぞれが自分の悩みを出し合ったり、今までのやり方を見せ合って、
さらに上手に着られるコツを教えて頂きました。
着付けはいろいろな方法があるので、どれが正しいということではなく、
自分に合った方法を見つければよいということでした。
目からうろこだったのが帯の長さについて。
帯を仕立ててもらう時、
今までは長さを指定したりしなかったからです。
太った時にも大丈夫なように、最大限長くなっていたかもしれません。
何も言わないと、できるだけ長く仕立てるのかしらね。
無理やり余った分を隠していた小柄な私には、
長さは邪魔だったのだと。
ちょっと教えていただいただけで、
今までにもまして、さらに美しい着物姿になった方もいらして、
やはり教えていただくと違うものだと皆で感動しましたよ。
終わって、ケーキとお茶で反省会をしましたが、
「着付けはすぐ効果が見えるけど、お茶はいくらやっても進歩が見えなくて・・」
という嘆きの声もありましたけれど、
私から見れば皆さん着実に進歩していらっしゃるのですが。
続けて、さらに腕を上げたいという方もいらして、
皆さん着付けにも意欲を燃やしていました。
これでお茶生活もますます充実といったところでしょうか。
そうなればうれしい限りです。