「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

出張着付け教室

2018年03月11日 | 和服生活

今日は午後から、講師を招いての着付け教室でした。
社中の方に着付け教室を開いている方がいらっしゃいます。
その方に「もう少し帯がちゃんと締めたい」と、お願いした方がいて、
さらにその話を聞いて、「私もぜひ」という方も。

そこで、「よかったら稽古の後で我が家でどうぞ」
と稽古場を出張教室に提供することにしました。
そしてそれならと、私も参加させていただくことにしました。

私が着付けを習ったのは、お茶の稽古を始めて二年ほど経った頃です。
月に四回で半年通いました。
振袖の着付けまで教えていただきましたが、
今覚えているのは自分に必要なことだけ。
それから五十年近くも和服を着ていますが、
今でもその時教えていただいたことを律儀に守り、
昔ながらの、帯を後ろでぎゅっと結ぶ方法です。
腕が後ろに回るうちはこれで頑張る・・などと気合を入れていましたが、
最近年齢とともに、もっと楽に着たいと思うようになりました。
そんな技を教えたいただけたらと思ったのです。

それぞれが自分の悩みを出し合ったり、今までのやり方を見せ合って、
さらに上手に着られるコツを教えて頂きました。

着付けはいろいろな方法があるので、どれが正しいということではなく、
自分に合った方法を見つければよいということでした。
目からうろこだったのが帯の長さについて。
帯を仕立ててもらう時、
今までは長さを指定したりしなかったからです。
太った時にも大丈夫なように、最大限長くなっていたかもしれません。
何も言わないと、できるだけ長く仕立てるのかしらね。
無理やり余った分を隠していた小柄な私には、
長さは邪魔だったのだと。

ちょっと教えていただいただけで、
今までにもまして、さらに美しい着物姿になった方もいらして、
やはり教えていただくと違うものだと皆で感動しましたよ。

終わって、ケーキとお茶で反省会をしましたが、
「着付けはすぐ効果が見えるけど、お茶はいくらやっても進歩が見えなくて・・」
という嘆きの声もありましたけれど、
私から見れば皆さん着実に進歩していらっしゃるのですが。

続けて、さらに腕を上げたいという方もいらして、
皆さん着付けにも意欲を燃やしていました。
これでお茶生活もますます充実といったところでしょうか。
そうなればうれしい限りです。