「桃重ね「」・・以前お稽古で用意したことのあるお菓子の写真ですが、
お店のあった近くのデパートが閉店してしまい、今はすぐは手に入りません。
お雛様の前にに飾ってあげたいような春らしいお菓子です。
今日の稽古で使われた銘の一つは「春宵」でした。
「春宵一刻値千金」(しゅんしょういっこくあたいせんきん)
という言葉がありますね。
春の夜の一時は、まことに趣が深く、千金にも換えがたいと。
中国北宋時代の詩人、蘇軾(そしょく)の七言絶句「春夜」の冒頭の一句です。
何か聞いただけでゆらゆらと酔ってしまいそうですね。
もう一つは「西王母」を使われた方も。
「ハナモモ」のことをそうも呼ぶようです。
雛祭りに飾られる桃の花を思い浮かべました。
うららかな銘をご馳走に、
お雛祭りの、暖かな一日の稽古三昧でした。