「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

そろそろ卒業かしら

2018年03月08日 | お茶三昧

「お雛祭りに間に合いませんでした。」
と言ってお持ちになったお茶碗です。
せっかくですので、「茶碗荘」のお点前をしていただいて、
一服頂だいしました。
又新しいお茶碗と出会えました。
使える時期の限られている道具は、
ぜひ年に一度は日の目を見せたいと思いますね。

「来年はもっと早く持ってきて皆さんに楽しんでいただきます。」
と大切にお持ち帰りです。

 

ところで、好きなお茶碗をお稽古に持っていらして、
マイ茶碗でお稽古をしていた方ですが、
そろそろ三か月を越えたのでは。
その間は、お正月は初釜用のお茶碗で点てました。
絞り茶巾は稽古に出してあった筒茶碗を使いました。
でもそれ以外はほかのお茶碗には目もくれず、
一心にお気に入りのマイ茶碗を使い続けていました。
そして毎回稽古が終わると、大事そうにお持ち帰りでした。

ところが先日初めて、置き忘れてお帰りになりました。
その後何の連絡もありませんから、
きっと忘れてきたことにも気が付いていらっしゃらないのかもしれません。

ウフフ、そろそろそのお茶碗から卒業かしらね。
良いのですよね。
人は一つのところにとどまってはいないものです。
特に若い方は、次の物を見つけてすすまなくてはね。
お稽古の思い出の詰まったお茶碗は、
きっと自分のお茶人生の宝物として残るはずです。