「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

啓蟄

2018年03月06日 | お茶三昧

今日から二十四節気の「啓蟄「」です。
次の「春分」までの」15日間を言いますね。
その間を三つに区切ったものが七十二候ですが、
「蟄虫啓戸」(すごもりむしとをひらく)
「桃始咲」(ももはじめてさく)
「菜虫化蝶」(なむしちょうとなる)
の5日間ずつとなります。
昔の人は暦を見ずとも、自然のこのような様子で、
自分たちのやるべき仕事を知ったのですね。

雛まつりも終わり、稽古で楽しんでいる薄茶器。
「金輪寺」という」形です。

「菜虫化蝶」にちなんで、蓋には蝶が飛んでいます。
螺鈿の蝶と、土筆と、たんぽぽです。
どれも、三月になると姿を見せ始める生物ですね。

この薄茶器、時には出さないでいるうちに、
時期を逸してしまうこともあります。
今年は早々にお目見えです。

さあこの道具で、春分を待ちましょう。
今年の桜の開花日は、関東は3月22日頃とか。
春分の声とともに咲き始める桜の花。
そのころには棗に桜を咲かせましょうか。