「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

2017年06月12日 | 日記

            

先日、銀座東急プラザ六階のキリコラウンジで一休みしました。
         
軽食代わりにと、こんなものを頂いてみました。
綺麗ですが、これはほとんどおつまみですね。

開放感のある贅沢な空間でした。
切子のイメージでデザインされているのですね。
夕闇が迫る直前でしたので、外は少し薄暗く見えますが。
もう少し座っていたら、きっとビルには灯りが点り、
また違った景色を楽しめたでしょう。
残念ながらその風情はまたと、次の予定の場所へ向かいました。

六月に入って、炭手前を皆さんにお稽古しています。
「初炭手前」「後炭手前」「盆香合」と風炉の炭を一通り。
「お炭はちょっと苦手です」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
理由は火箸の使い方がちゃんとできないと。
炭がしっかりとつかめないのだそうです。
以前そんな若い方がいらして、矯正箸を買って直そうと頑張りました。
左利きの方もちょっと苦労なさいますね。
お点前の他のことは何とかなっても、火箸だけはダメだそうです。
お炭を苦手とする理由に、お釜が重くで持ち上げられないとおっしゃる、
とても非力な乙女もいらっしゃいますよ。
腕立て伏せでもして鍛えていただかなくてはね。

お茶を点てるときは『点前』炭を次ぐときは『手前』ですね。
利休さんの頃はどちらも「手前」だったようですが、
今は点と手を使い分けていますね。
最近「点」という字の小さくてそれでいて深いことに魅せられています。

「点心」の点、「点前」の点、そして「火を点す」の点。
一点、二点・・物を数えるときの点。
最後にピリオドの「・」に吸い込まれそうです。
『点』とは何ぞや・・・

 

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