「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

神の宝の玉手箱

2017年06月07日 | 日記

             

六本木のサントリー美術館が開館10周年を迎えるのですね。
いろいろと楽しませてもらっているので、

まだまだそんなものかしらと思いました。
十周年を記念してのテーマは、「美を結ぶ。美をひらく。」ということで、
五つの企画展の第二弾が今回の「神の宝の玉手箱」です。

昨日は火曜日でお休みの日ですが、会員のための内覧会がありました。
スライドレクチャーを聞いて、展示を見てきました。

目玉は、なんといっても、この美術館の唯一の国宝である玉手箱。
時代感を損なわぬようにしながらの修復が終わって、
メインとして展示されていました。
ライトに光る螺鈿が、ことさら美しく輝き、
神の宝というか、サントリー美術館の宝として神々しくもありました。
他にもたくさん展示されていた玉手箱は、
どれも想像していたよりも大きく立派でした。
中に入っている物は、主に化粧道具が多かったですよ。
中には、茶箱として使われたものもありました。
蒔絵といってもたくさんの技法があり、
それをつぶさに見比べることができ、なるほどとよくわかりました。

ここの所春先から、あちらこちらで茶道具展が続き、
いくら好きなものだからといっても、名品だからといっても、
立て続けに目にして、なんとなく飽和状態でしたので、
たくさんの見事な蒔絵の玉手箱は、高級なお口直しになりましたよ。

夕方から、歯医者の予約が入っていたので、
ランチの後のおしゃべりを切り上げて帰りましたが、
10分の遅刻でした。
治療椅子で目を閉じて待っているときに、隣から聞こえてくる会話。
「もうこれは二本抜かなくてはなりませんね・・」
「理想はインプラントですが・・・」
「二本一緒は大変ですので、一本ずつ別の日に抜きましょう・・」
聴いているだけでも怖かったですよ。
抜かれるのも、お金もです。
ああ、そんなことにならないように、
ちゃんと定期検診を怠らないようにしておこうと、
その時は思いました。

 

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