「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

藤間藤太郎の会へ

2016年11月08日 | 日記

         

藤間藤太郎先生は、
多くの歌舞伎役者さんの踊りの師匠でいらっしゃいます。
池田理代子さんも、藤太郎先生のお弟子さんで、
ちゃんとお名取さんなのですよ。

もうずいぶん昔になりますが、理代子さんに誘われて、
藤太郎先生のお稽古場を見せていただいたことがあります。
ちょうどその時、今の市川海老蔵さんが、
また中学生で新之助さんだったころのお稽古に、
幸運にも遭遇したのを覚えています。
まだ、菊之助、新之助、辰之助の、「三之助」して、
注目を浴びる少し前だったと思います。

今回は藤太郎先生の独演会。
先生の振付による、「万歳」というおめでたい踊りと、
能を原点とした、清元「隅田川」。
いつまでも初めにお会いしたころと変わらず、お美しい先生ですが、
うかがうところによると八十歳とか。
磨かれた芸はこれほどまでに人を引き付けるものかと、
「隅田川」は、瞬きもせず見入っていたように感じます。
脇を固める義太夫も、清元も、お囃子も超一流で、
お囃子は人間国宝の堅田喜三久さんでした。
日本舞踊の宝をじっくりと堪能させていただきました。

お茶のお点前で、「そろそろ足がふらつくわ」
などと言っていられないと反省いたしました。
益々修行をとのエネルギーをいただきました。

終わって、幕間のサンドイッチではすこし物足りないという人あり。
表参道まで出て、とりよしで一息。
美味しい鳥の手羽先の唐揚と、久しぶりのお酒「八海山」で、
お腹にもエネルギーを満たして、
「充実した夜だったわねえ」と大満足でお開きにしました。

 

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