「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

天下人の愛した茶道具

2016年11月17日 | お茶三昧

           

今週末にお茶会で訪れる「畠山記念館」ですが、
一足先に展示だけを見に行きました。
写真の茶壺は、銘「十五夜」の唐物茶壺です。
大ぶりで堂々としていて、見ごたえがありました。
期間限定で、運よく、瀟湘八景(しょうしょうはっけい)図の、
国宝の「煙寺晩鐘図」(伝牧谿筆)も観ることができました。

今回ちょっと感動したのは、
香木「蘭奢待」を見ることができたことです。
香木ですから見るだけではとお思いでしょうが、
1cm四方にも満たない小さな香木が、
眼の中いっぱいになるほどの存在感をもって、迫ってきましたよ。
やはりあこがれている物だからでしょうね。
説明をしてくださった先生は、一度この香を聞いたことがあるそうです。
ひと聞き"ン万"という高価な体験だったそうですが、
それでも冥土の土産に一度くらいはと思ってしまいました。

他にも、銘「信長」の井戸茶碗も、古瀬戸の肩衝茶入れ「円乗坊」も、
脳裏に焼き付けてきました。
いつまで焼き付いているかは自信はありませんが。
また会えることもあるでしょう。

畠山記念館の展示は、数が多くないので、二度回っても疲れませんね。
もう一度見たいものをじっくりと見直せるのがいいです。

12月11日までです。
国宝の「煙寺晩鐘図」は20日までの特別展示ですが。
まだの方は是非。

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