「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

炉の火の温かさにほっと

2016年11月03日 | お茶三昧

11月に入っての、さっそくの寒い一日。

柚子の実が色づくころに炉を開くといいますが、
色づこうが色づきまいが、
私の稽古場は11月になると炉の稽古になります。
でも不思議なもので、ちゃんと季節はそれに応えてくれますね。

先日の美術倶楽部での山下の道具展示会でも、
炉でのお点前で、お茶が一服頂けました。
たっぷりとした猪子餅が美味しかったです。

ベランダのガラス戸が初めて釜の湯気でうっすらと曇りました。

          

外の寒さを感じながら、お稽古の方も、
半年ぶりの炉のお点前です。

          

「ご自服でどうぞ」
午後の二人だけの静かな時間。
そんな言葉に、さっと一尺釜に水を差す所作ももう自然に。
「半年ぶりのブランクもなしですね」

月に二回ののんびりとしたお稽古でも、
体かすっと反応する。
淡々と続けるということはこういうことかしら。

つい私もと、半年ぶりの炉のお点前で、
濃茶を点てて差し上げました。

炉に向かって、又半年よろしくねという気持ちです。

 

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