「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

小学校でのお茶体験授業

2016年11月23日 | お茶三昧

            

今年も小学校での茶道体験授業へ。
もう10年くらい続いているでしょうか。
その間には、あの大震災があった年の直後で、
電車のダイヤが乱れていて、行くことができなかったりしたことも。
昨日は朝方にまた、津波の心配される大きな地震があったので、
ふとそんなことも思い出しながら、
盆略点前のできる道具を持って、出かけました。
やはり、お昼頃でしたが地震の影響で電車は遅れていました。、

いつも日暮里から、ゆっくりと谷中霊園の中を歩いて向かいます。
大きなイチョウの木がきれいに紅葉していました。

墓地のメインストリートには、タクシーが所々に。
車内では車の屋根に降りかかる落ち葉の音を子守唄に、
運転手さんが休憩を取っていたりしています。

体験授業は5・6時間目に二クラス実施でした。
もう先生方も慣れていて、私は軸をかけたり、
自分が盆略点前をする支度をしたり、
お茶を棗にはいて準備をするだけで、
道具はきちんと用意してくださっています。

       

一期一会という言葉について簡単に、
四年生にわかりやすく説明をして、
道具の話をして、お点前を見てもらいます。
そのあとはグループに分かれて、
全員が、茶筅を振ってお茶を点てる体験をします。
今回は外国人の先生(英語の時間の先生でしょうか)に、
デモンストレーションのお客様になっていただきました。

一クラス一時間ですから、できることはこれだけですが、
中身は結構濃いですよ。
こうして、私と子供たちの「一期一会」は、
毎回あっという間に過ぎます。

終わって、校長室から校庭を眺めると、
桜の木のきれいな紅葉が見られました。

     

春には満開の花で、卒業生を見送ったり、一年生を迎えたりする桜ですね。
ふと三十年務めた時間に帰る瞬間でした。

こんな時間があとどれくらい持てるでしょうか。
ご縁が続く限り頑張りたいと思いますが。

 

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