宮川香山没後100年ということで、
香山に関する展示をここの所二件続けて見てきました。
先日は日本橋の三越。
この時は源吉兆庵のコレクションでした。
今日はサントリー美術館です。
会員のための内覧会でしたが、私は次の予定の都合で、
今回はスライドレクチャーは聞くことができませんでした。
香山は陶器の表面を写実的な浮彫や造形物で装飾する、
「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる新しい表現技法で、
独創的な世界を作り出した人です。
その作品で重要文化財になっている作品もある、
「高浮彫蟹花瓶」の一つをどちらでも鑑賞できました。
ちょっとインパクトがありすぎて、好みは人によってかもしれませんが、
その超絶技法は目を見張るものがあります。
私にはそれ以外にひかれる作品がたくさんありましたが。
その他にも見ごたえする作品が数多く展示されていて、
やはり足を運ぶ価値は大いにありました。
源吉兆庵のコレクションの時は、
出口で展示会限定のお菓子を売っていました。
パッケージにその「蟹花瓶」が描かれていて。
中のお菓子には蟹模様付きでした。
栗饅頭ということですが、外見は「蟹饅頭」ですね。
香山を偲びつついただきます。