いつも写真を撮らなかったはと、あとから気が付きます。
茶事の最中はそんなことも忘れますね。
終わってすら道具だけちょっと並べて記念撮影。
蛍篭の炭斗で、初炭をしました。
すっかりお料理をマスターされたベテランの方のお懐石が、
爽やかな献立で、皆さんの目と口を楽しませてくださいました。
そして名水点の続き薄茶でお茶を。
前日は花火の音を聞きながらの最後の準備でした。
皆さんの頑張りが実を結んで、
それぞれの成果を得て終わった茶事だったと思います。
「朝茶事をします」と声をあげてから、
暑さにも負けず、熱心に準備をした、若い亭主さんですが、
一段階段を上がられたなと、嬉しく思いました。
使う道具は私がすべてそろえましたが、
それを一つ一つ調べて、席中の話題に膨らみを持たせていました。
色々ハプニングはつきものですが、
それも、「良い勉強になりました」と。
「先生はお客様でのご指導をお願いします」と言われて、
私は次客に座っての後見人でしたが、
ベテランの水屋人の協力を得て、滞りなく進んだのは頼もしい限りです。
私もさらに勉強をして、
より正しく少しでも良いものを伝えたえていかなくてはと、
気持ちを新たにさせられました。
無事に済んで、水屋の方々の労をねぎらって、
正客とお詰めのリレー点前で、
亭主役さんたちにお茶を点てていただいて、稽古茶事はすべて終了。
皆さん日中の暑い陽ざしの中を、お帰りでした。
本来の朝茶事の時間での実施は無理でしたが、
十分に気分は満喫できたと思います。
さあ八月に入りました、あと少し猛暑と戦って、
秋の訪れを待ちましょうか・・・。
にほんブログ村