「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

頑張りました「口切の茶事」

2012年11月18日 | お茶三昧
若者グループの『口切の茶事』が無事に終わりました。

前日は亭主と半東役のお二人で、午後から夜まで準備をしました。
気がつくとこんなものが貼ってありました。



半東を初めて務めるHさんがつくってきた進行表です。
ちょっとスームイン!



なるほど。



自分でパソコンで打ってプリントアウトしたようです。
気をつけなくてはいけないこと、うっかり忘れそうなこと、いろいろとメモしてあります。

こうやってしっかり予習をしておけば安心ですね。
私は今回は水屋にはいませんと宣言しました。
すっかり任せましたので、気合が入っているようです。


さて明けてお茶事当日はとてもよい天気。
ベランダを通っての席入りも心地よく感じました。

私はぎりぎりまで、水屋の様子を見て、
「では皆さんよろしくね。」
と次客として席入りしました。

粛々進む口きり。


亭主の緊張が伝わってきます。厳粛な面持ちで見守る客一同。
落ち着いてとてもよくできたと思います。

続いてお炭手前。
お懐石をいたたくころには、松風の音を立てていました。
ご名炭ですね。



今日のお水屋メンバーには、任せて安心本職料理人さんが。
お手伝いは茶事経験を積んだベテラン女子。
というわけで私は安心して、一献の酒も二献も千鳥の盃もしっかりといただけました。



お菓子はいろいろと二転三転しましたが、
私の大好きな、惜しむ秋の風情の「きんとん」でした。
「先生のリクエストにおこたえしました」
・・・よしよし・・


今回初めて客として皆さんを見守りましたが、
席中にいると、出でいらっしゃる亭主の姿で、
水屋の様子もうかがわれ、席中の方達へのアドバイスもできるので、
なかなか良いですね。

皆さんがどんどん経験を積まれてきているので、
これからはこの手で行きましょうか。

最後に、上手に結べた壺の飾り結びを中心に記念写真です。




「次の亭主は誰がするの」とか、
「男性群でやりましょうよ」とか、
いろいろと次への楽しみへの期待も膨らんで、
口切の茶事は無事に終わりました。

皆さんお疲れさまでした。