「あやめ」なごみの米屋製
五月に入っての初めて風炉の稽古は五日、丁度端午の節句でした。
毎年おなじみの兜のお茶碗と、鯉のぼりのお菓子を用意して、
お節句を祝いながら、初風炉のお茶を点てて楽しみました。
いただいた「あやめ」のお菓子も色を添えて、皆さん大喜びでした。
連休中にお出かけで、わざわざ汲んできてくださった成田山の霊水も届き
鉄瓶で沸かして点てたお茶も、なんとも格別な味がしました。
東北の大震災の影響を受けて、四月はなんとなく気持ちも沈み、
さまざまな事情でお稽古の方も何人かお休みをされました。
お子さんや、高齢のご家族のいらっしゃる方は、精神的なケアーが大変だったと思いますし、
交通機関の不安定な中の通勤に、疲労がたまってしまった方もいらしたようです。
本当に、直接被害を受けなかった私達の生活でも、
違った形で受けた影響は大きかったと思います。
五月になって、出先で感じたゴールデンウィークの人出は、
予想以上に多かったように思いました。
少しずつ元気を出さなければという気持ちがわいてきたのでしょうか。
そうそう、これから先の明るさを暗示するように
社中の方にはうれしい話もありました。
かねてから交際されていた方との、ご結婚が決まったという報告を受けました。
「何時かしらね」と心待ちにしていた知らせです。
おめでとうございます。良かったですね。
炉から風炉へと移り、お茶も気分転換をしました。
又半年間、平和にお茶が楽しめますようにと祈らずにはいられません。
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