A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【地下音楽への招待】妄想コンピ『Tokyo Flashback 2020』収録音源#1~UH/分水嶺/脳BRAIN/Kito-Mizukumi Rouber/riparisa

2020年08月11日 01時17分44秒 | 素晴らしき変態音楽


当たり前だが音楽を紹介するのにコロナ禍を持ち出す必要はない。Covid-19があろうとなかろうと音楽は存在しているし、音楽表現の本質が変化するわけでもない。話をするのに前置きとして「コロナ禍」「Covid-19」を持ち出す世の中の風潮に音楽(および音楽語り)が同調する必要はない。とかいいつつすでに4回も禁止ワードを書き連ねる自分にイエローカードを出しつつ、もしモダーンミュージックの生悦住英夫氏が健在だったらリリースされたはずの『Tokyo Flashback 2020』に必ず収録されたであろう最新地下音楽音源を紹介することにしよう。

●UH / MORGANA


内田静男(b)、橋本孝之(sax)のデュオ「UH」の最新カセット・リリース。2020年2月8日国分寺モルガーナでのライヴ録音。この日はハードコア系のイベントで、静謐なベースとサックスのデュオにとってはかなりアウェーな環境だったという。それが影響してか、いつもは微弱音の静寂でスタートすることが多いが、この日は冒頭から絡み合う激音で始まる。すぐに静謐な演奏に変わるが、節目節目で爆発する過剰な音の放出は、カセット特有のダイナミクスの狭い団子状のサウンドも相まって、荒々しい気迫に満ちた音響を聴き手の脳内に送り込む。最初の方は観客の笑いや囁き声で騒めいていた会場が、ライヴが進むにつれ静まり返り、緊張感に満ちた空気に変化するのが分かる。2017年1月にユニットとして活動をスタートしてから3年、お互いの手の内も知り尽くしコラボレーションとして円熟味を増す彼らの動的な一面を明らかにする作品をカセットテープというニッチなメディアでリリースすることは、次のステップへの起爆剤となるだろう。UHがどんな世界を模索していくのか楽しみである。
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●分水嶺 / ファーストギグ 08112019at七針


宮岡永樹(Yonju Miyaoka)Gt.Vo.、桜井晴紀Vo.Pf.、田上杜夫Ba.からなるサイケデリック・フォークロック・バンド分水嶺が、ちょうど1年前の2019年8日11日八丁堀のライヴスペース七針で、Che-Shizuのフロントアクトとして出演した際のライヴ・アルバム。ドラムレスでピアノをメインにした不安定な演奏に輪郭がぼやけた儚いヴォーカルが乗るサウンドには、メインアクトのChe-Shizuや宮岡が以前参加していたマヘル・シャラル・ハシュ・バズの流れをくむ、逸脱サイケデリアの精神がある。時々聴ける千鳥足のギターソロは、真似しようとしてもできない工藤冬里のギターと同じイノセンスを感じる。後半に収録されたフィールドレコーディングとリミックス・ヴァージョンは、地下音楽のアンビエント化の好例として評価したい。個性的なアート作品も手掛ける宮岡のもうひとつのユニット終古のオミットのアルバムも年末にリリースされるというので楽しみだ。
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●脳BRAIN / SEX!


KAYO MAKINOとともにLos Kayosというユニットを組むtoplessdeath A.K.A 脳BRAINによるMIX CDR。昨年リリースしたDVDR『Surfin' L.S.D』が第1回【輝く、盤魔殿レコード大賞!!!】に選ばれたことで広く(?)存在が知られるようになった脳BRAINは、DJ ACID A MANNER名義の12インチ『XPERIENCE TRAXXX』や、自らのアパレルラインL.S.D L.T.DからTシャツを発売するなど、Los Apson?周辺の地下音楽界で精力的に活動する。 昭和歌謡からハードコア、アシッドハウス、レゲエ、ディスコ、民俗音楽など雑多なサウンドをミックスしたスカムなサウンド・コラージュは、クラブカルチャーの突然変異なのか、それともダンス・ミュージックの最進化形なのか。先日初めて脳BRAINのDJをナマで体験したが、レコード盤を次々投げ捨てながらスピンするスタイルは自分には真似できないと思考放棄するとともに、神髄にはダンス・ミュージックがあるように感じた。
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●Kito-Mizukumi Rouber / Pudding Body Murder- Domdom Early Finish Burger GIG


ハードコアパンク・バンドあぶらだこの長谷川裕倫(vo,g)と大國正人(vo,g)を中心とするKito-Mizukumi Rouberのライヴ・アルバム。新大久保Earthdomへの支援も兼ねたリリース。公式サイトには「kito-mizukumi rouberが新大久保アースダムで73年前に行ったダンスショウの秘蔵音源が発掘された。メキシコのSAMURAI ROCKET RECORDSのオーナーの飼い猫によるMIXによって、ハイハイハイロウロウクオリティに磨き上げられた放屁ダンス曲集」と書かれているが、10年以上前の初期メンバーによるライヴ録音だろう。ハードコアのスタイルを破壊し逸脱しようとする意志を強く感じるローファイサウンドは、現在の箍が外れ切ったロックロールよりも、プリミティヴなカオスに満ちている。音だけでは何が起こっているかわからない謎の空気感こそ地下音楽の記録として純度が高い。
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●risaripa / Parallel


女性シンセ奏者、risaripa (a.k.a. Risa Reaper) の最新アルバム。数年前Soundcloudで「発見」し、80年代初期の宅録音源、例えば大竹伸郎の19 JUKEや、Vanity Recordsや第五列の諸作を思わせるサウンドに興味を覚えたが、特に深く調べることなく放置していたアーティストだが、本日DD.Redords関係者のツイートでこのアルバムのことを知り、Bandcampで聴いてみたところ余りに素晴らしかったので即購入。本人曰く「ボクがかんがえたさいきょうのストレンジポップをモジュラーシンセと声ノイズで」制作したという。モジュラーシンセは面白いと思うが、多くの音を使い過ぎて複雑にしすぎたり、ノイズ・ミュージックにしてしまう傾向が多く不満を持っていたのだが、risaripaのリズム主体のシンプルな使い方こそまさに自分が聴きたかったモジュラーシンセ。言語不明の奇妙なヴォイスがテクノ感を増幅し、言葉通りの「最強の地下テクノポップ」になっている。昨年から再発が始まったVanity Recordsの諸作と同じように、時代に関係なく存在する地下音楽の原点と言える作風は、聴き続け語り続けてていきたい。
購入⇒https://risaripa.bandcamp.com/album/parallel

天国まで
伝えていくよ
地下音楽

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【私のB級サイケ完全コレクション#14】メジャーマイナー混然一体のC~Chicago/Chocolate Watch Band/Circus Maximus/The City

2020年08月08日 01時40分16秒 | 素晴らしき変態音楽


便宜上「B級サイケ」と呼んでいるが、基本的には60年代の社会状況の中から登場したムーヴメント映す鏡として、この時代のロック全般への興味は尽きることがない。路線を変更して大ヒットを飛ばしたバンドや、ソロに転向して成功を収めたアーティストもいれば、短期間で解散した後音楽シーンの第一線に戻らないまま消えていったミュージシャンもいる。そのすべてがこの時代にしかなしえない「輝き」を放った証拠としてのレコードには、時代を超えたパワーが漲っている。一枚一枚聴くことで、人間の表現力の無限の可能性に触れることが出来るのである。

●Chicago Transit Authority / Chicago Transit Authority

1969 / JP reissue 1977: CBS/Sony ‎– 25AP 614-5 / 1986.5.18 渋谷Disk Union 2 ¥1,200

1967年にシカゴで結成。はじめはThe Big Thingを名乗っていたが、68年にChicago Transit Authority(シカゴ交通局)に変えた。メンバーはTerry Kath (g,vo), Robert Lamm (key,vo), Peter Cetera (b,vo), Walter Parazaider (sax), Lee Loughnane (tp), James Pankow (tb), Danny Seraphine (ds)。ホーンを取り入れたブラス・ロックの代表格。70年代後半からAOR路線でヒットを連発するシカゴだが、デビュー当時は政治的な歌と変拍子を取り入れたシンフォニックなサウンドで、西海岸のプログレッシヴなロック・シーンを象徴する存在だった。スリリングなラテンロックC-3 I'm A Manや暴動事件のシュプレヒコールを取り入れたD-2 Someday (August 29,1968)もいいが、なんといってもC-1 Free Form Guitarはロックにおける世界最初のノイズギターソロと言えるかもしれない。

Listen (2002 Remaster)



●The Chocolate Watch Band ‎/ Forty Four

1984 / UK comp: Big Beat Records ‎– WIKA 25 / 1986.12.19 吉祥寺レコファン ¥1,150 

1965年カリフォルニア州サンホセで結成されたガレージ・バンド。ストーンズやヤードバーズなどブリティッシュ・ビートに影響を受けたR&B~サイケサウンドは文句なしにカッコよく、The Standels、The Seeds, 13th Floor Elevatorsなどと並ぶ、アメリカン・ガレージ・サイケの代表格である。初期メンバーは、David Aguilar (vo), Gary Andrijasevich (ds), Bill Flores (b), Mark Loomis (g), Sean Tolby (g)。彼ら名義の3枚のアルバムにはメンバーとは無関係のスタジオ・ミュージシャンによる楽曲が多数収録されている。それゆえ、メンバーによる演奏をまとめたベスト盤が重宝する。80年代以降様々なレーベルからベスト盤が出ているが、これはイギリス編集のベスト盤。見開きジャケットの内側に写真や詳細なバイオが掲載されていて嬉しい。

The Chocolate Watch Band "Don't Need Your Lovin'"



●The Chocolate Watch Band / The Inner Mystique

1968 / Australia reissue 1981: Raven Records ‎– RVLP-1001 / 1985.11.18 お茶の水Second Hands ¥1,000

彼らの2ndアルバム。『内面の神秘』というアルバム・タイトルに相応しく、シタール、フルート、コーラス、ホーン・セクションによる疑似インド音楽A-1 Voyage of the TriesteをはじめとするA面にはメンバーは全く参加していない。ガレージ・ロック・ナンバー中心のB面も2曲でヴォ―カルが差し替えられているという。厳密にはチョコレート・ウォッチ・バンドの本当の作品ではないかもしれないが、インド風味の濃い内容は、60年代サイケの目指した世界を描き出した傑作と言えるのではないだろうか。アシッド・トリップの先にあるはずの風景が垣間見える。

The Chocolate Watchband - 01 - Voyage of the trieste



●Circus Maximus / Circus Maximus

1967 / US: Vanguard ‎– VSD-79260 / 1986.1.24 下北沢 ¥1,800

1967年ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで結成されたフォークロックバンド。元はLost Sea Dreamersを名乗っていたが、イニシャルのL.S.D.がドラッグを想像させるとしてレコード会社から変更を求められサーカス・マクシマスに変えた。メンバーは、Jerry Jeff Walker (g,vo), Bob Bruno (g, key,vo), David Scherstrom (ds), Gary White (b), Peter Troutner (vo, tambourine)。67年の1stアルバムは、The Byrds『5th Dimension』に影響を受けたフォークロックだが、もっとワイルドなガレージ風味が魅力。狂ったように掻き毟りギターソロが暴走するA-1 Travelin' Aroundに度肝を抜かれる。B-4 Short-Haired Fatherもガレージフォーク。ジャズっぽいアシッドフォークB-5 Windがラジオ・ヒットした。

Circus Maximus - Travellin' Around



●Circus Maximus / Neverland Revisited

1968 / US: Vanguard ‎– VSD-79274 / 1991.6.21 下北沢Flash Disc Ranch ¥2,480

68年の2ndアルバムも同じ路線だが、ボブ・ブルーノのサイケ/ジャズ志向とジェリー・ジェフ・ウォーカーのフォーク志向が対立するようになった。A-1 Hello Baby、A-2 How's Your Sky, Straight Guy Spyといったガレージっぽいブルーノの曲のほうが筆者はお気に入り。両者の志向の違いが原因で68年夏に解散。ウォーカーはソロに転向しカントリー・シンガーとして成功を収める。ブルーノはジャズ・ミュージシャンとして活動し、フリージャズのサック奏者Noah Howard『Live At The Village Vanguard』(75)にピアニストとして参加した。ベースのゲイリー・ホワイトはリンダ・ロンシュタットのバックで活動。あまり高い評価をされていないが、1stアルバムは筆者のB級サイケ・ベスト10に入る名作だと思う。

Circus Maximus - Hello Baby



●The City ‎/ Now That Everything's Been Said

1968 / US: Ode Records – Z12 44 012 / 1991.6.21 下北沢Flash Disc Ranch ¥1,480

Carole King (vo,p) , Charles Larkey (b), Danny Kortchmar (g,vo)からなるフォーク・トリオ。ドラムにJim Gordonが参加。キャロル・キングのソロ・デビュー前のユニットとして高い人気を誇るが、個人的にはダニー・コーチマーとチャールズ・ラーキーがThe Fugsのバンド・メンバーだったことの方が嬉しい。「60年代フォーク・ムーヴメント」と次のフェーズである「シンガーソングライター」時代を繋ぐ作品であり、サイケではないが良質なアメリカン・ミュージックが聴ける好盤である。キャロル・キングのソロB-2 Ladyがいい。今回調べていて、このモノクロ・ジャケットは廃盤で入手が難しかったころに出回った海賊盤であることを知った。

The City - Snow Queen



●Clear Light / Black Roses

1967 / UK reissue 1987: Edsel Records ‎– ED 245 / 1988.3.26 渋谷Tower Records ¥1,590

1966年ロサンゼルスでThe Brain Tranとして結成。LSDに関連したClear Lightに名前を変えてエレクトラと契約し唯一のアルバムをリリース。メンバーはCliff De Young (vo), Bob Seal (g,vo), Douglas Lubahn (b), Ralph Schuckett (key), Dallas Taylor (ds), Michael Ney (ds)。ツイン・ドラムとファズギターとグルーヴ・オルガンが最高。特にA面は全曲捨て曲なし。Quicksilver Messenger ServiceやGrateful Dead、Country Joe & The FIshなどシスコ・サイケに負けない最強のウェストコースト・サイケだと思うが、個性的なリーダーがいなかったためアルバム一枚で消えたのが残念。解散間際にThe City結成前のDanny Kortchmarが参加したというのも何かの縁。
http://brunoceriotti.weebly.com/clear-light.html#

CLEAR LIGHT - BLACK ROSES



●The Clique / The Clique

1969 / US: White Whale ‎– WW7126 / 1991.6.5 新宿Disk Union ¥2,390

60年代半ばテキサス州ヒューストンで結成されたサンシャインポップ・バンド。バンド名はthe Roustabouts~the Sandpipersと変遷して67年にザ・クリークとなる。テキサスで何枚かのシングルをリリース後、西海岸へ移りWhite Whaleから唯一のアルバムをリリース。メンバーはRandy Shaw (vo), Tommy Pena (b), Sid Templeton (g,vo), Jerry Cope (ds), Oscar Houchins (key, vo). David Dunham (sax,vo)。 上品なソフトロックになっていて、テキサス時代のアシッド色は消えている。A-4 Hallelujahが印象的。B-3 Supermanは86年にR.E.M.がカヴァーした。

The Clique - Superman



●Cleanliness And Godliness Skiffle Band ‎/ Greatest Hits

1968 / US: Vanguard ‎– VSD 79285 / 1985.11.8 お茶の水Disk Union ¥1,900

1964,5年にサンフランシスコで活動していた大所帯のグループInstant Action Jug Bandのメンバーを中心に66年末に結成されたジャグ・バンド。メンバーは、Annie Johnston (g,mandolin,vo), Hank Bradley (fiddle,mandolin,hca,vo), Phil Marsh (v,g), Brian Voorhees (hca,g,vo), Richard Sauders (b)。アコースティックな楽器編成で歌い騒ぐ陽気なサウンド。爆竹を鳴らしてどんちゃん騒ぎのA-4 Chinese New Year Waltz、俺たちはサイケデリック・ヒッピーと宣言するA-6 Altitudinous Youthful Deviant Number 468 (Do It Up)といった能天気なナンバーに交じって、しっとりしたジャズ・バラードA-5 Lotus Blossom、フルートが美しいB-3 Carol's Songがあるので飽きが来ない。これ一作で終わってしまったかに見えたが。。。

Lotus Blossom



●The Masked Marauders / The Masked Marauders

1969 / US: Deity ‎– RS 6378 / 1993.11.10 Seattle $12.00

ボブ・ディラン、ミック・ジャガー、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノン、ポール・マッカートニーなど大物ミュージシャンが匿名でレコーデングしたという噂で物議を醸した企画アルバム。確かにそれらしいヴォーカルや曲調だが、よく聴けば偽物だと分かる。レコーディングに参加したのはクリアリネス&ゴッドリネス・スキッフル・バンドだと言われている。自己の作品とはまったく異なる電気的なロック・サウンドだが、悪ノリしすぎの物真似ブリや、ふざけまくってやりすぎの演奏には、サイケデリック・ヒッピーの信念が宿っている。

I cant get no nookie -The Masked Marauders

【私のB級サイケ蒐集癖】第22夜:デマと愛情〜清潔で神々しい仮面の略奪者『クリーンリネス&ゴッドリネス・スキッフル・バンド』『マスクト・マローダーズ』

様々な
形があるよ
B級サイケ

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【私のB級サイケ完全コレクション#13】ドリームサイケのC~Ceyleib People/Chamaeleon Church/The Charlatans/The Children etc.

2020年08月06日 00時13分00秒 | 素晴らしき変態音楽


覚醒的なファズギターもいいが、甘くとろけるようなドリームポップの魅惑にはかなわない。Cのバンドには知名度は低いが陶酔感では他に負けないドリームサイケが多数ある。短命に終わったバンドが数多いが、彼らが奏でる天上のメロディは、半世紀すぎた現在でも筆者の心を夢の世界にいざなうのである。

●The Ceyleib People ‎/ Tanyet

1968 / US: Vault ‎– SLP 117 / 1994.8.15 New York Revolver $50.00

セッション・ギタリストMike Deasyを中心にロサンゼルスで制作されたコンセプト・アルバム。シタール、タブラ、タンブーラ等を多用した疑似インド音楽インストを聴かせる。ライ・クーダーがRy Cooterとして参加していることで有名。他にもJim Gordon (ds)やJim Horn (sax)といったセッション・ミュージシャンが参加している。インド神話に基づいたストーリーのあるコンセプト・アルバムだが、AB面併せて21分という短いアルバムなので、90年代にCD化された時は同じ内容が2回繰り返して収録されていた。B面最後Menyatt Dyl Comのシタール+トランペットの高揚感に満ちたフリークアウトで昇天する。

The Ceyleib People - Tanyet (1967) Part 3



●Chamaeleon Church ‎/ Chamaeleon Church

1968 / US: MGM Records ‎– SE-4574 / 1994.11.29 Boston Nuggets $10.00

1967年ボストンで元The Lostのメンバーが結成したサイケデリックバンド。メンバーはTed Myers (g, vo), Tony Scheuren (g, b, key, vo), Kyle Garrahan (b, g, p vo), Chevy Chase (ds, p, org, vo)。"Bosstown Sound"のひとつとして売り出された。当時ニューヨークで唯一8トラック・レコーディングが可能だった録音された。凝ったアレンジの室内楽ロックにドリーミーなコーラスが乗った極上のソフトサイケ。どの曲も素晴らしいが、シタール入りのB-6 Off With The Oldが特に好き。アルバム・リリース後解散し、MyersとScheurenは同じボストンのUltimate Spinachに参加。Chevy Chaseはコメディアン、俳優として現在も活躍中。

Chamaeleon Church - Blueberry Pie



●The Charlatans / The Charlatans

1968 / France reissue 1983 Eva ‎– 12004 / 1968.7.1 吉祥寺レコファン ¥950

1964年サンフランシスコ結成のサイケデリックフォークバンド。メンバーはMike Wilhelm (vo, go), Richard Olsen (vo, b, woodwind), Darrell DeVore (vo, key, b), Terry Wilson (ds, perc) 。最初期のシスコ・ロック・シーンを支えたバンドで、フィルモアやアヴァロン・ボールルームなどに定期的に出演した。68年にリリースしたこの1stアルバムはフォーク、カントリー、ブルースの要素が濃いルーツ的なサウンドで、モダーン・ミュージックの故生悦住英夫が、何度も聴かないと分からない本当のサイケデリックの例に挙げていた。しかしギターやホーンが複雑にオーバーダブされたアレンジや狂おしいヴィブラートギター、突き抜けたようなヴォーカルは、一回聴けば尋常じゃない妄念を感じる。特にギターとサックスが荒れ狂うA-5 The Blues Ain't Nothin’、常軌を逸した変拍子のB-2 Double Waltzは知覚の扉を開けた者にしか作れないに違いない。69年末に解散するが、90年代以降に何度か再結成ライヴをしている。

The Charlatans "High Coin"



●Cherry People / Cherry People

1968 / US: Heritage ‎– HTS-35,000 / 1991.7.6 下北沢Flash Disc Ranch ¥1,280

67年にワシントンD.C.で結成されたサイケデリックポップバンド。メンバーはChris Grimes (g,vo), Punky Meadows (g,vo), Rocky Isaac (ds), Doug Grimes (g,vo), Jan Zukowski (b,vo)。MGM傘下のHeritage Records第1弾となった唯一のアルバムは、スタジオ・ミュージシャンが演奏を担当したバブルガムポップ作品。ガレージっぽい音作りに好感が持てる。全米45位のヒット曲A-1 And Suddenly、マイナー調のメロディが印象的なB-3 I'm The One Who Loves Youがお気に入り。発売後、リズム・セクションはジミ・ヘンドリックスとセッションした。 70年代にハードロック化し、75年まで活動した。パンキー・メドウズは人気ハードロックバンドAngelのギタリストとして活躍。

The Cherry People - ( And Suddenly )



●The Children / Rebirth

1968 / US: Atco Records ‎– SD 33-271 / 1991.7.6 下北沢Flash Disc Ranch ¥1,880

テキサス州サン・アントニオで66年に結成されたThe StoicsがThe Mind's Eyeとなり、最終的にThe Chilrenとなった。メンバーはWilliam Ash (g),
Louis Cabaza (b,org,p,tuba,vib), Stephen Perron (vo), Andrew Szuch, Jr. (ds), Cassell Webb (vo)。同郷のテキサスのサイケバンド13th Floor ElevatorsやThe Golden Dawnなどの作品を手掛けたLelan Rogersのプロデュースで68年にリリースした唯一のアルバム。女性ヴォーカルをフィーチャーし、牧歌的なサイケフォークからバロック風室内楽ロック、狂おしいファズナンバーまで多彩な音楽性を持つ。泣けるフォークバラードB-1 I'll Be Your Sunshine、長尺スペースサイケB-4 Pictorial、弦楽サイケB-5 Dreaming Slaveなど名曲揃いの隠れた名盤。女性ヴォーカリスト、カッセル・ウェッブは80年代ニューウェイヴ時代にソロシンガーとして活躍した。

Children - Sitting On A Flower From Rebirth 1968 Music for a Mind and the Body



●Chrysalis / Definition

1968 / US: MGM Records ‎– SE-4547 / 1992.9.16 下北沢WIND ¥4,800

ニューヨーク州Finger Lakesで結成されたロックバンド。メンバーはJames "Spider" Barbour (vo. g), Jon Sabin (g), Ralph Kotkov (key), Paul Album (b), Dahoud Shaar (ds, perc), Nancy Nairn (vo)。マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジに移りライヴ活動するうちにフランク・ザッパと知り合う。アルバムのプロデュースをザッパに依頼したが、レーベルのMGMとの確執があったザッパは断ったという。このデビュー・アルバムではフルート、室内楽、チェンバロ、ピアノを駆使したクラシカルなアレンジが施され、男女ヴォーカルの美しいメロディがたっぷり。随所にザッパ風の狂った展開が聴ける。この1枚のみで70年に解散。全曲を作曲しているBarbourはSpider名義でザッパのアルバム2枚に参加。Shaarはヴァン・モリソンのドラマーとして活動した。
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Chrysalis - Lacewing


夢の中
サイケデリックな
恋をしたい

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【えいたそモダニズム】Episode 34『限りなく透明に近いでんぱ』~長谷川きよし/キャプテン・ビーフハート/ピンクレディー/乃木坂46/BiSH/でんぱ組 etc.

2020年08月05日 01時51分35秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ウィズコロナ/アフターコロナ時代の音楽エンターテインメントの在り方としてオンライン・イベントや配信ライヴはもはや当たり前のものになっている。未だにリアル・ライヴの代替品と捉える向きも少なくはないが、生ライヴとは別の楽しみ方を提示する新たなエンタメ・メディアと考えるべきである。
一例としてアメリカ在住の友人が8月1日に配信されたサンヘドリン(灰野敬二・ナスノミツル・吉田達也)の無観客ストリーミング・ライヴを観た感想をみてみよう。
「正直、僕はあまりライブを観に行かない。 パンデミックが起きなくても、人混みは嫌いだし、客席で他の人が携帯電話で話したり弄ったりしていて音楽が邪魔されるのも嫌だから。 だから、自分の家の思い通りになる環境で配信ライブが観れるのは、本当に嬉しいことです。」
彼のようにナマのライヴ会場が苦手な人は少なくないだろう。リアルタイム(もしくはアーカイヴで)好きなアーティストのライヴを観られる環境を歓迎する人は世界中に多数存在する。それは会場のキャパシティが250人の秋葉原グッドマンの配信ライヴの視聴数が10倍以上に上っていることが証明している。

そういった環境的違い以上に、オンラインでしかできない仕掛け・企画・効果を盛り込んだオンライン・ライヴも登場してきた。その先駆者のひとつが秋葉原発、“萌えキュンソングを世界にお届け”でんぱ組.incである。SNSのみを使った楽曲制作「なんと!世界公認 引きこもり!」に続いて、5月16日にはテクノロジーと融合した次世代VJ オンラインライブ『THE FAMILY TOUR 2020 ONLINE』を配信。画面からはみ出すほどの色彩の乱舞や、メンバーの顔を塗りつぶしデフォルメする掟破りのVJ演出など、演奏するだけの味気ない配信ライブとは一線を画すエンタメ感溢れる内容となり、世界を驚愕させた。電脳深海に溢れる透明な泡の向こうでほほ笑むえいたそこと成瀬瑛美の姿は、生のステージを観るときには感じられない、夢の世界に舞い降りた天使の如き神秘性を帯びていた。



それから2か月半経ち、緊急事態宣言解除後の第2派感染が迫る日本で、でんぱ組が再びオンライン・ライヴを敢行した。

でんぱ組.inc「THE FAMILY TOUR 2020 ONLINE 〜夏祭り編!!〜」
7/30(木曜)18:45 OPEN / 19:00 START

出演:
でんぱ組.inc
でんでんバンド(板垣祐介、山田裕之、松原"マツキチ"寛、村山☆潤)
オープニングアクト: meme tokyo.



メンバー6人が別々のブースでパフォーマンスした前回のオンライン・ライヴとは異なり、今回は生バンド(でんでんバンド)の生演奏で6人一緒にスタジオでパフォーマンスするリアルライヴ配信。オープニングアクトのmeme tokyoに続いて登場したでんぱ組の6人は、久々のライヴ・パフォーマンスの緊張感もそこそこに、MCではジョークやボケを連発してリラックスした姿を披露した。全員が一堂に会して、一つの目的に向かって歌い踊る歓びがパソコンの画面から溢れ出る血飛沫となってオレの前頭葉を刺激する。画面4隅に配されたでんでんバンドのメンバーのプレイの様子が常に見られるのもオンラインならでは。そしてラストスパートの「ORANGE RIUM(オレンジリウム)」では、自宅にいるファンが画面に登場してでんぱ組とコラボレーションする演出。くじ運がもっぱら悪くて懸賞や応募特典の類に当選した試しのない筆者だが、今回は初めて当選しでんぱ組&えいたそとコラボすることが出来た。



配信の音声と映像のタイムラグがあるため、本番の「ORANGE RIUM」が始まるZoomで別音声が流れるのだが、それがまるでローファイノイズバンドのような爆音で、リズムを聴きとり合わせるのに精いっぱいで何が起こっているか全くわけがわからなかったのだが、終わってからアーカイヴで観てみると、メンバーのパフォーマンスとヲタクの映像がオーヴァーラップして、どちらも透明になって滲み合いながら、画面の中に蕩けていく陶酔感があふれる異次元映像になっていた。えいたそと重なり合うオレの肉体・・・溶け合うふたりの魂・・・・嗚呼これが天国・・・。昇天寸前のオレの呆けた頭の中に突然、5月3日のインターネットサイン会でオレのリクエストに応えてえいたそが口にした「透明・クリア」というお題が浮かんだ。なんと瑛美は3か月も前に今回のコラボレーションを予言していたのだ。やはりえいたそは預言の天使であった。神は実在した!!!!



【えいたそモダニズム】Episode 34『限りなく透明に近いでんぱ』
えいたそから授かったお題を3か月も放置していた言い訳に聞こえるかもしれないが、「透明」という言葉のイメージが筆者のえいたそ観にいまひとつそぐわない気がしたことは確かである。俺にとってのえいたそのイメージはカラフル&多彩。もちろん心の中はクリアに澄み切っているはずだが、自ら輝くことで世界を照らす太陽のように、外に向かって色彩豊かなトキメキオーラを発して周りの人々をハッピーにするのがえいたそ。そんなカラフル瑛美が色を失って無色透明になるとは、想像するのが難しかった。そのため手付かずのままだった「透明」というお題の答えが、オンライン・ライヴを観て一気に解決したのである。「透明」とはすべての色を失って無色になってしまう事ではない。自分の色を抑えて限りなく透明に近くなることによって、他人の色と重なり合うことが可能になり、ひとりでは生み出せない新しい色を創造することが出来る。つまり今までにない新たなハピネスを生み出す手段が「透明・クリア」なのである。まさにウィズコロナ/アフターコロナの新時代を生きるための秘訣は、限りなく透明に近づいて、他の人と共に新しい精神を育むことに違いない。
救いの天使・えいたそ☆成瀬瑛美の深淵な啓示の本質を知るために、いつものようにさらに深い探求へと歩を進めていくことにしよう。


【お楽しみクイズ】筆者がどこにいるか正解した方には素敵なプレゼントあり。コメント欄またはDMで応募してください。(回答例:右から何列目の上から何番目、など)

●長谷川きよし『透明なひとときを』


盲目のシンガーソングライター長谷川きよしが、1970年にリリースしたセカンド・シングルとセカンド・アルバム。サンバの粋とその音楽が描き出す人間ドラマを完璧に日本語歌詞とサウンドで表現してみせたタイトル曲を筆頭に、素晴らしいオリジナル・ソング、そして素晴らしい解釈の洋楽カヴァーを収録。ギター・テクニックだけではなく、朗々と人生ドラマを歌い上げる歌唱力の飛躍的な深化ぶりも鮮烈な作品集。

コロナ禍の自粛期間にその特異な音世界を発見して俄かにファンになった長谷川きよし。透明度の高さで定評のあるきよしの歌声こそ、えいたその言う「透明・クリア」を兼ね備えている。加藤登紀子や椎名林檎とのデュエットも見事に決める長谷川きよしのサイケな世界は、えいたそのハピネスワールドと同じ次元に存在するパラレルワールドに違いない。

長谷川きよし - 透明なひとときを Kiyoshi Hasegawa / Toumei na hitotoki wo



●キャプテン・ビーフハート『クリア・スポット』


1960年代後半のアメリカ西海岸におけるサイケデリック・ミュージック・シーンの最重要バンドのひとつ、「キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンド」のボーカル・リーダーであるとともに、詩人・画家・彫刻家でもあるキャプテン・ビーフハートの7枚目のスタジオ・アルバム(1972)。オリジナル盤はクリア・プラスチック・ジャケット。本人曰く女性向けの売れ線を目ざした作品だったが、商業的には全米チャート191位と失敗した。

えいたその「透明・クリア」というお題を聞いて真っ先にオレの頭に浮かんだのがこのアルバム。69年の3rdアルバム『トラウト・マスク・レプリカ』で魚のお面をかぶって世界の前衛ロックの頂点を極めた牛心隊長が、ヒットを狙って作り上げた骨太サウンドは、透明点(Clear Spot)=原点回帰のパワーロック。「透明・クリア」という言葉には、始まりに還りたいという瑛美の願いが込められている。

Captain Beefheart - Clear Spot



●坂本真綾『CLEAR』


2018年1月31日発売TVアニメシリーズ「カードキャプターさくら クリアカード編」オープニングテーマ。声優・女優・歌手の坂本真綾の27枚目のシングル。

坂本真綾(愛称マーヤ)は2015年にテレビアニメ「Go!プリンセスプリキュア」に声優で出演した。2019年「スター☆トゥインクルプリキュア」に出演した瑛美も、先輩でもあるマーヤを見習って限りなくクリアに近づけば、アニソンシンガーとしてデビューする夢がきっと適うに違いない。

坂本真綾「CLEAR」MV Short ver.



●ピンクレディー『透明人間』


76年にデビューしたミーとケイからなるダンス・アイドル・デュオ、ピンクレディーの9枚目のシングル(78年9月リリース)。オリコン週間1位、年間6位を記録するヒット曲。

透明と聞けば誰でも頭に浮かぶのが「透明人間」だろう。SF作家H.G.ウェルズやアメリカの作家ラルフ・エリソンが小説を書いているし、映画化も何度かされている。透明になって姿を消してしまえば、他人に気づかれないで好きなことが何でもできる。そんな夢を子供の頃描いた人は多いだろう。しかしながら透明人間になてたとしても、邪念を捨て去れなければ、せいぜい盗撮行為の役にしかたつまい。

invisible Person - Tomei Ningen (透明人間)- Lets Go Young DVD - Pink Lady



●ずうとるび『透明人間』


テレビバラエティ番組『笑点』から誕生した男性アイドルグループ、ずうとるびのデビュー・シングル(1974年2月)。

1974年小学高学年だった筆者は、『笑点』で山田隆夫が優勝した光景を覚えている。記念すべき日になったなあ、となんだか誇らしい気持ちになった。中学生になったころからお笑いに興味を失ってしまったが、ずうとるびという名前をきっかけにザ・ビートルズを知ることが出来たことには感謝している。苦手ジャンルからも学ぶことがある。えいたそも苦手なダンスを克服して、アイドル界の新星になったのだから。

ずうとるびデビュー曲「透明人間」1974年2月



●MUTANT MONSTER『無色透明カメレオン』


2008年に結成されたガールズロックンロール・バンド、ミュータント・モンスターの2ndアルバム『突然変異』(2018/9/5)に収録されたナンバー。矛盾と疑問に屈折した感情。彼女たちの無防備なほどの不敵さが、ストレートでポップなメロディーと融合し、光影のあるサウンドを作り上げる!

周りの色に合わせて自らの色を変えられるが、合わせすぎたため逆に存在意義を失って無色透明になってしまったカメレオンの悲劇を歌うロッケンロー。「限りなく透明になるためには、そんな危険も乗り越えなければならないわ。覚悟はできてるの?」と尋ねる瑛美に見つめられてドギマギしてしまう自分を想像して心が潤った。なんでもいいからみつめてほしい。

無色透明カメレオン/ MUTANT MONSTER



●乃木坂46『透明な色』


1stシングル『ぐるぐるカーテン』から10thシングル『何度目の青空か?』まですべてのシングルを収録した、乃木坂46初のアルバム。(2015/1/7)

ABKグループや坂道シリーズにはほとんど興味を惹かれたことはないが、現代アイドルの最大手としてネタ的には宝庫と言える。えいたそ論にも何度も登場してきた。「透明」というお題も見事にクリア。秋元康の言語感覚は、じつはえいたそや筆者に近いのかもしれない。ということは、俺と瑛美が組んで歌詞を作れば、アイドル界の頂点を奪取できる可能性があるということでは?ただし筆者もえいたそも、てっぺんとったんで!なんて気負いは全くなしに自然体で限りなく透明に近い未来を描こうとしていることは言うまでもない。

乃木坂46 『1st Album「透明な色」YouTubeCM』



●BiSH『透明なままでゆけ。』


2018年BiSH×キリンレモン「透明なままでゆけ。」。CMに使用されている楽曲「透明なままでゆけ。」は、1961年からキリンレモンのCMソングとして使用されてきた「キリンレモンのうた」を現代版にアレンジしたもの。

かつてでんぱ組の盟友として武道館を目ざしたアイドルグループBiSの後継妹グループとして2015年に結成された「楽器を持たないパンクバンド」BiSHは、あっという間にBiSを超えて、今やアリーナクラスをSold Outにする人気アイドルグループになった。国民的ソフトドリンク・キリンレモンのCMに抜擢されるまでになったことは、アイドル・ドリームが夢や幻ではないことの証明である。

BiSH、ワンピ姿で爽やかに “キリンレモンのうた”フルバージョンMVが公開


先輩格のでんぱ組とえいたそは、さらにその先を目ざして世界のオンライン・ライヴ&ライヴストリーミング・シーンをリードしていってほしい。

限りなく
ハッピーマキシマム
えいたそチャンネル

マキシマムえいたそのライブストリーミング
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【JazzTokyo#268更新】JOBS『endless birthday 終わりのない誕生日 』~新時代アートロックはポストロックを凌駕する。

2020年08月02日 00時23分52秒 | 素晴らしき変態音楽

音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。特集はキース・ジャレット、追悼特集エンニオ・モリコーネ。剛田武は下記の記事を寄稿した。

●JOBS / endless birthday

Disc Review #2005 『JOBS / endless birthday』

ミクストメディア時代のアートロックの新鋭
電子音楽、プログレッシヴ・ロック、テクノ、ノイズ、インダストリアル、ミニマル・ミュージックなど、様々な要素がミックスされたスタイルは、まさにミクストメディア時代の<アートロック>と呼べるだろう。MEDIA=コミュニケーション・メディアと解釈すれば、JOBSの音楽はアート(芸術)であると同時にエンターテインメントでもある。

JOBS - "Opulent Fields" (Official Video)


JOBS / Pink + Fear May Be A Builder | Historian Session


アートから
ロック経由の
ミクストメディア

NEWS!!!
本日!!!8月2日(日) 10:30am(日本時間)、JOBSがストリーミング・ライヴに出演


SHINKOYO / Artist Pool Presents: (US Central Time)
19:00 Island Queen Satans Flower (MN)
19:30 Kethro (MN)
20:00 Marcia Bassett & Ted Gordon w/ Camilla Padgitt-Coles (NYC)
20:30 JOBS (NYC) ⇒日本時間8月2日(日) 10:30am
21:00 DJ Sniff (TOKYO)
21:30 IE (MN)

配信リンク
https://ess.org/the-quarantine-concerts
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【灰野敬二8月のライヴ予定】8/1【配信ライヴ】サンヘドリン / 8/8【配信ライヴ】ポリゴノーラ・ソロ / 8/18【有観客&配信ライヴ】東京・成城学園前 第Q藝術

2020年08月01日 01時26分14秒 | 灰野敬二さんのこと


●8月1日(土)東京・秋葉原グッドマン


【無観客ライブ配信】CLUB GOODMAN 24th Anniversary <サンヘドリン・ワンマンライブ>
開演日時 17:00 

灰野敬二+吉田達也+ナスノミツルの尖鋭性の塊の様な3人のミュージシャンがバトルのごとく交じり合うアヴァンロック・トリオ<サンヘドリン>今回、初の配信でその全貌を世界へ。
※本公演のご視聴は無料となります。投げ銭でのご支援、ご協力何卒よろしくお願い致します。
※感染拡大防止対策についてはこちらをお読み下さい。

【出演】サンヘドリン(灰野敬二+吉田達也+ナスノミツル)

スマートフォンのお客様はYouTubeアプリをあらかじめダウンロード下さい。
お客様同士のコメントを見ることができ、より楽しめます!

▼ライブ配信日時 8/1(土)17:00~
CLUB GOODMANのステージより無観客投げ銭ライブ配信を行います。

▼お客様からのご支援(投げ銭)を一口500円から受け付けております。
お一人様何回でもご購入可能です。
詳細はコチラ




8月8日(土)東京・千駄木Bar Isshee

【無観客配信】灰野敬二ソロ~ポリゴノーラをお聴かせしよう
配信 start 20:00

出演:
灰野敬二 Keiji Haino (Polygonola)

撮影配信:大野要介
Shooting and Broadcasting : Yosuke Ohno

配信URLはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=2k_O8YVXN84

投げ銭はこちらから / Please make a donation for musicians thru PayPal !
https://www.paypal.com/paypalme/barisshee




8月18日(火)東京・成城学園前 アトリエ第Q藝術


bugs cry what × Keiji Haino
有観客&インターネット配信ライヴ

開演・配信スタート 7:30pm

bugs cry what:
吉本裕美子 Yumiko Yoshimoto (guitar, daxophone)
狩俣道夫 Michio Karimata (flute, sax, voice, etc.)

special guest 灰野敬二 Keiji Haino

7:00pm 開場 7:30pm 開演
入場料 2,500円 (定員20名)
予約:アトリエ第Q藝術 q.art.seijo@gmail.com
※COVID-19感染拡大状況により無観客になる可能性があります

※インターネット配信あり

アトリエ第Q藝術YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCTLVwQs-NWWVOP2e0zGbECw

無料でご視聴いただけますが投げ銭によるご支援をいただければ幸いです
https://qartseijo.stores.jp/

照明:早川誠司
配信:アトリエ第Q藝術

アトリエ第Q藝術 1Fホール
https://www.seijoatelierq.com/
小田急線 成城学園前駅 南口・北口より徒歩3分
世田谷区成城2-38-16
Tel. 03-6874-7739
E-mail: q.art.seijo@gmail.com



配信で
観れるライヴの
気配哉

【参考動画】
サンヘドリン(灰野敬二+ナスノミツル+吉田達也) - LIVE @ SCUM BIRTHDAY2016〜EARTHDOM 10th Anniversary〜


灰野敬二 ポリゴノーラ パフォーマンス


bugs cry what CD発売記念ライヴ special guest 坂本弘道
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【私のB級サイケ完全コレクション#12】変態サイケの真打・牛心隊長登場~キャプテン・ビーフハート

2020年07月30日 02時08分00秒 | 素晴らしき変態音楽


キャプテン・ビーフハートのことを知ったのは音楽雑誌『Player』の1979年1月号からイラストレーター八木康夫(現ヤギヤスオ)が連載をはじめたコラム『PIPCO'S』だった。ザッパ・フリークとして知られた八木は第1回でFrank Zappaの『Studio Tan』を取り上げ、その中でビーフハートに言及している。5月号でThe Residents、9月号でThe Pop Groupと来て、10月号がCaptain Beefheart特集だった。当時高校2年生でレジデンツやポップ・グループにハマっていて、さらにアヴァンギャルドな音楽の深みへ足を踏み入れようとしていた筆者にとって、PIPCO'Sは最高の指南書のひとつだった。



まずはザッパの『Uncle Meat』を聴いて、そこいらのプログレよりも数万倍複雑怪奇な混沌ロックに感化された。当然ザッパの幼馴染のビーフハートにも興味を持ったが、当時は国内盤は出ておらず、輸入レコード店にはCaptain & Tennilleはあったが、Captain Beefheartのレコードは滅多になかった。80年10月に吉祥寺の中古盤店ジョージでやっと見つけたのがZappa/Beefheart/Mothersのライヴ盤『Bongo Fury』だった。ザッパとビーフハートの共演なら物凄いはず、と興奮しながら聴いたところ、ザッパの複雑な曲は面白いが、マザーズの演奏が達者すぎるせいか、ビーフハートのダミ声のシャウトが役柄を演じているように聴こえてしまって、牛心隊長の魅力がいまひとつわからなかった。しかし81年2月、京都大学受験の10日前に同じレコード店で見つけた鱒の仮面のジャケットが筆者の前衛精神を燃え上がらせた。

●Captain Beefheart & His Magic Band / Trout Mask Replica

1969 / US Reissue 1977: Reprise Records ‎– 2MS 2027 / 1981.2.23 吉祥寺ジョージ ¥2,500

キャプテン・ビーフハート&マジック・バンドの3rdアルバムにして、世界の前衛ロック屈指の名盤とされる2枚組。上手い下手を超えて気紛れに鳴り続けるような演奏が、実際はすべてビーフハートが作曲したフレーズを書き起こした譜面を基に、過酷なリハーサルを重ねたうえでたった2日間で全曲レコーディングされた、というような逸話の数々は、今ならネットで検索すればいくらでも出てくる。しかし購入した当時(81年)はほとんど情報がなく、PIPCO'Sの記事を頼りに想像を膨らませて聴くしかなかった。2枚組なので聴くたびに好きな曲が変わるスルメのようなアルバムだが、いま全曲通して聴いてみると、当時18歳の筆者を本当に魅了したのは、ヴォーカルやギターではなくて、ソプラノサックスやバスクラリネットだったのではないかと感じる。80年代以降のポストパンクやオルタナティヴロックには過激なヴォーカルや轟音、神経を逆なでするノイズ、破壊的な構成を持つ音楽が多数登場しているので、牛心隊長の吠え声やマジックバンドの解体的な演奏はむしろ保守的に聴こえるかもしれない。しかし今聴いても輝きを失わないのは、フリージャズ精神を誤用したまま吹きまくるリード楽器のご乱行である。サックスの新しい使い方を提示した作品が『トラウト・マスク・レプリカ』であり、サックス・プレイヤーこそこのアルバムに学ぶべきだと断言したい。その意味ではA-5 Hair Pie: Bake 1、C-4 When Big Joan Sets Up、C-7 Ant Man Bee、D-2 Wild Lifeといったサックスをフィーチャーした曲が目下のフェイヴァリット・トラックである。

Captain Beefheart - When Big Joan Sets Up



●Captain Beefheart And The Magic Band /‎ Shiny Beast (Bat Chain Puller)

1978 / JP Reissue 1981: ビクター音楽産業 ‎– VIP-4105 / 1981.5.28 吉祥寺Disk Inn 2 ¥2,000

10作目のアルバム。レコード会社とのトラブルやマジック・バンドの解散(メンバー脱退)で、70年代半ばを不遇に過ごした隊長が心機一転、新生マジック・バンドを結成し制作した、いわばカムバック作。実は76年に制作されるもお蔵入りになったアルバム『But Chain Puller』のリメイク盤である。81年にヴァージン・レコードの廉価版シリーズの1枚としてヘンリー・カウやロバート・ワイアット等欧米のプログレと一緒にどさくさに紛れて日本発売された。新編成のマジックバンドの手腕のおかげか『Trout~』よりもずっと聴きやすく、筆者が<オーネット・コールマンmeetsハウリング・ウルフ>と呼ぶスタイルを最も顕著に感じさせるアルバムである。James Chance & The Contortionsを思わせるA-2 Tropical Hot Dog Nightやソプラノサックスが吠えるB-5 Suction Printsが気に入った。

Captain Beefheart and the Magic Band - Tropical Hot Dog Night



●Captain Beefheart And The Magic Band ‎/ Doc At The Radar Station

1980 / US: Virgin ‎– VA 13148 /

11thアルバム。『シャイニー・ビースト』より前の80年に『美は乱調にあり』という邦題で日本盤がリリースされた。筆者は81年に吉祥寺レコード舎でアメリカ盤を購入したが、レコードに傷があったので良品と交換してもらおうと持っていったら、在庫がなかったため返金してもらった。そのお金で別のレコードを買ったかどうかは忘れたが、結局このレコードを再び買い直すことはなかった。一度ケチがつくとしらけてしまって興味を失う気持ちを、レコード蒐集家なら一度は経験したことがあるのでは? 今所有しているレコードは4,5年前に安く見つけて購入したもの。ニューウェイヴの影響でファンキーなダンス(とはいっても村祭り的)ナンバーが増え、ヌメヌメしたメロトロンが活躍する本作は、後期ビーフハートの最高傑作と言える。演劇的ポエトリーリーディングA-5 Sue Egyptからサックス&トロンボーン入プログレA-6 Brickbatsの流れがハイライト。しかし一日中隊長の灰汁の強いダミ声を聴いていると、さすがにお腹一杯でキツくなってくる。

CAPTAIN BEEFHEART & THE MAGIC BAND run paint run run 1980



●Captain Beefheart & The Magic Band ‎/ Ice Cream For Crow

1982 / UK: Virgin ‎– OVED 121 / 2016.6.4 吉祥寺Disk Union ¥1,028

12作目のスタジオ・アルバムにして、ビーフハート現役時代最後のアルバム。『烏と案山子とアイスクリーム』という邦題で日本盤も発売された。ジャケットのポートレートは遺影にピッタリだが、”最後の作品”と意識して制作したわけではない。最近まで聴いたことがなかったので耳馴染むほど聴いていないが、全体を通して何となくソフト&メロウな雰囲気を感じる。サックス・インストA-3 Semi-Multicoloured Caucasian、お祭りビートB-1 The Past Sure Is Tenseがいい。
牛心隊長はこのアルバムを最後に、87年に画家に専念するために音楽活動から引退し、2010年12月17日69歳で亡くなるまで音楽シーンに復帰することはなかった。

Captain Beefheart - Ice Cream for Crow (HIgh Resolution)


隊長に
敬意を表して
鱒被れ

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【クラウド盤魔殿第4弾】DJ Necronomicon『長谷川きよしのサイケな世界MIX』音源紹介~クセナキス/工藤冬里/エヴァン・パーカー/小杉武久/ポール・モーリア/井内賢吾etc.

2020年07月28日 00時04分48秒 | 素晴らしき変態音楽


DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
長谷川きよしのサイケな世界MIX



日本が誇るサイケデリック・シンガー・長谷川きよしの本質に迫るMIX。きよしに触れると虫や野鳥もお経もポール・モーリアもすべてサイケに染まる。それが「きよしマジック」である。
【100フォークスのススメ】第6回:いにしえの旅路の果てに辿り着く新たな世界~吟遊詩人・長谷川きよしの啓示

1. 長谷川きよし / ダリオ・ダリオ(海へ)


盲目のソウル・フォーク・シンガー長谷川きよしの通算5作目(スタジオ4thアルバム)『いにしえ坂』のB面1曲目の問題作。フリージャズ・ドラマー山崎弘率いるジャズ・セクステットが本領発揮の怪演でバックアップし、モーゼの十戒を唱えるようなきよしのテノールが響きわたるイラン歌謡。壮大な草原を渡る風は、隣国ギリシャまできよしの魂を届ける。

2. Iannis Xenakis / Persepolis


ギリシャ人現代音楽家ヤニス・クセナキスがイランの第5回シラズ・ペルセポリス国際芸術祭からの嘱託で1971年8月ダリウス王宮殿̪趾で初演された電子音響大作。ペルセポリスは古代文明の中心地でありペルシャ人とギリシャ人の戦場となった。きよしの唄がイランとギリシャの出会いを呼び起こした。

3. 長谷川きよし / ハイウェイ


『いにしえ坂』B面2曲目。「ダリオ・ダリオ(海へ)」から切れ目なくジプシー・ヴァイオリン・ソロで始まる「ハイウェイ」はきよしのイコライジングされたアンドロイド・ヴォイスによる早すぎたテクノ・フォーク。6年後にヒカシューが発表した「白いハイウェイ」のルーツに違いない。干からびた砂漠のハイウェイを進むきよしが夢見たのは森を流れる川のせせらぎはなかったか。

4. 虫・野鳥・せせらぎ / 森林の夜明け


自然が奏でる神秘的なファンタジーの世界のフィールドレコーディング。演奏は虫と野鳥とせせらぎ。喉の渇きで朦朧としたきよしの妄想の中では、虫の音も小鳥の囀りも川の流れも誇張されてノイズミュージックのように頭蓋を響かせる。

5. 小杉武久 / New York, August 14, 1991


フルクサスとも協働した現代音楽家小杉武久が91年にニューヨークの自宅アパートで独りきりで制作した電子コラージュ音源。イタリアでフィールドレコーディングした鳥の声、ラジオ放送、ペットボトルに仕込んだコンタクトマイク、発振器、ディレイ/ピッチシフターを使ったミュージックコンクレートは、大都会で自然環境を再創造する試みであった。

6. 井内賢吾 / 犬神と家畜


90年代に活動したノイズ・フォークシンガー。90代末に引退しシーンから消えた。猟奇的なテーマを狂気に満ちた悪声とローファイサウンドで歌う情念の世界は、きよしとは対照的に聴こえるかもしれないが、まっすぐな70年代と屈折した90年代という違った時代に生まれた純粋な魂の行き方の違いでしかない。きよしと賢吾は元々は双子のようにそっくりな心の色をしていた。どちらが幸せかは誰にもわからない。

7. 小林希史 / Delicious Art


現代アート界で注目される美術家小林希史が十代の頃にカセットテープに録音したインダストリアル音響を集めたアルバムから。ロックがやりたくて渡ったアメリカでアートに目覚め、美術の道に入った。大竹伸郎に似た行き方だが、ここに収められた音楽は、純粋な少年の生きる証を封じ込めたもの。幼くして視力を失ったきよしがギターに生きがいを見出したことに通じる。

8. 長谷川きよし / 黒の舟唄


作家・タレント・政治家でもあった野坂昭如の71年のヒット曲をきよしがカヴァー、75年にシングル・リリース。深い歌声で情念的な世界を暴き出し、彼の代表曲となった。シングル盤のジャケット写真のヌードモデルは作家・女優にしてフリージャズサックス奏者阿部薫の妻だった鈴木いづみ。きよし本人のアイデアではないと思うが、地下文化との繋がりの証明である。ジャケットにあるように、”プログレッシブ・レーベル”のヴァーティゴ・レコードの記念すべきシングル第一弾でもある。

9. 東本願寺門徒勤行 / 佛説 阿弥陀経


夜中の黒い河に舟を出す舟唄歌いの「ROW & ROW」という掛け声は、彼にとっては念仏とおなじ。筆者に深い信仰心や宗派の別があるわけではないが、念仏の詠唱はミニマルミュージックのルーツであり、そこらのヒーリング・ミュージックやニューエイジ・ミュージックよりも数百倍含蓄がある。癒されるよりも呪われたい異端音楽中毒者にお勧めします。

10. 電音琴 / 愛情多柑蜜


伝統というより風習というべき仏教音楽が盛んな台湾産の電音琴=エレクトーン演奏によるチープ&イージーリスニング。敬虔な仏舎利の儀式から、一歩外へ出たとたんに俗世に塗れる現代人の変わり身の素早さを、能天気な軽音楽で彩る。きよしに必要なのはこんなウキウキ音楽の歓びなのではないだろうか。

11. Calvin Hampton / Triple Play


アメリカの20世紀音楽の作曲家カルヴィン・ハンプトン作曲のオンド・マルトノと2台のピアノのための三重奏曲。微分音(クオータートーン)音楽の代表作である。シャープとフラットの間を四分割した不安定な音階で暴れまくる鍵盤楽器は、フリージャズ以上に乱調の美しさを放つ。すべて譜面に書かれたコンポジションであるが、傍若無人な即興演奏と聴覚的には違いはない。長谷川きよしのガットギターも時には傍若無人なフレーズを鳴らすこともあったに違いない。

12. 工藤冬里 / The last song of my life


80年代地下音楽を代表する異端音楽家工藤冬里の近年作。気紛れに繰り返される素人アンサンブルに聴こえるが、念入りなコンセプトの元ですべて意識的に演奏されていることを知る人はあまりいないだろう。自由気ままな音楽活動を40年近くやり続ける地下の吟遊詩人・工藤冬里も、アナザー・フェイス・オブ・長谷川きよしと呼べるだろう。

13. 長谷川きよし・加藤登紀子 / 灰色の瞳


70年代を代表する男女シンガーソングライターの夢の共演。74年のデュエット曲。フォルクローレの曲に加藤が日本語詞をつけ、哀愁を帯びたメロディーを二人が歌う。のちに森山良子もカヴァーしているが、なぜ同じフィリップスのレーベルメイトのきよしとのデュエットが実現しなかったのかちょっと不思議な気がする。なにか大人の事情があったのかもしれない。

14. ポール・モーリア / ポール・モーリアのR&B


そう考えると、やはり同じレーベル所属のモール・モーリアと長谷川きよしのコラボレーションが実現していれば世界的な話題になったのに、と悔やまれてならない。フィリップスには他に「恋はみずいろ」を最初にヒットさせた女性歌手ヴィッキーや、孤独なアイドル、スコット・ウォーカーも所属していた。ミュージックコンクレートの第一人者・ピエール・アンリもいたし、ヴァーティゴ・レコードにはキース・ティペットやジェントル・ジャイアントなどプログレアーティストも多数いた。それらをすべて巻き込んで、日英仏の長谷川きよしトリビュートを制作したら、世界のサイケ地図は全くちうものになっていたに違いない。

15. Evan Parker / four of six


アルバムの最後を締めるのは、イギリス・フリーミュージックの重鎮サックス奏者エヴァン・パーカーの循環呼吸エンドレス・ソプラノサックス・ソロしかない。鳥の囀り、ブレーキ音、雷鳴、豪雨、ヒステリーの叫び、猫の断末魔など様々な音像を想起させるストイックな演奏は、きよしの歌で沈殿した情念を攪拌して浄化するデトックス効果を発揮する。サイケな悪夢から、リスナーを現実世界に連れ戻してくれる。

長谷川きよし 黒の舟唄


100フォーク
聴けば世界は
丸くなる

長谷川きよし・椎名林檎 / 灰色の瞳
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【私のB級サイケ完全コレクション#11】Cのはじまり:The Cake/Calliope/C.A.Quintet/Cathy Young/The Carolyn Hester Coalition

2020年07月26日 00時59分21秒 | 素晴らしき変態音楽


5月25日の緊急事態宣言解除からちょうど2か月。感染者数は増加の一途で第2波感の危機が迫る中、6月19日からスタートした自分のコレクションをABC順に全部聴き倒す挑戦は1か月と1週間過ぎて、3番目の「C」の欄に来た。早いのか遅いのか前例がないので判断できないが、在宅勤務が徐々に解除されると仕事中に好きなレコードを聴く時間も次第に少なくなるに違いない。「Z」に到達する日が果たして来るかどうかわからないが、できる限り聴き続けて行こうと思う。

●The Cake / The Cake

1967 / US: Decca ‎– DL 74927 / 1994.11.29 Boston Nuggets $15

1966年ニューヨークで結成されたガールグループ。メンバーはJeanette Jacobs, Barbara Morillo, Eleanor Barooshian。ロネッツやシャングリラスの流れをくむコーラスグループだが、自作曲をレコーディングしたことが特徴。67年のデビュー・アルバムではA-3 Medieval Love、A-4 Fire Fly、A-5 Rainbow Woodの3曲をメンバーが書いており、いかにも60年代ガールズポップスの他曲とは趣の異なるクラシカルなバロック・ポップを聴かせる。68年に2nd『A Slice of Cake』をリリースして解散。ジャネットとエレノアはDJ.ジョンとスターした後イギリスヘ渡り、Ginger Baker's Air Forceに参加する。マネージャーとケンカしたジャネットが終始ふてくされているテレビ出演ビデオは、現代のツンデレアイドルを思わせて萌える。

Cake You Can Have Him Better Audio Mix 10011967 Smothers Brothers



●Calliope / Steamed

1968 / US: Buddah Records ‎– BDS-5023 / 1985.8.25 吉祥寺Disk Inn 2

ワシントン州シアトルのサイケデリックバンド。メンバーはPaul Goldsmith (g,vo), Danny O'Keefe (b,vo), John Simpson (ds), Clyde Heaton (key)。65年結成のシアトルのガレージバンドEmergency ExitのメンバーだったGoldsmithを中心に68年に結成された。ブッダ・レコードからの唯一のアルバムはグルーヴィなオルガンとファズギターが目立つ良質なサイケナンバーが満載。A-2 California DreamingやA-4 Hound Dog、A-5 Link A Rolling Stoneなど有名曲のサイケカヴァーがカッコいい。オリジナル曲が4曲しかないせいで見過ごされているが、ヘヴィサイケの名盤として再評価の価値あり。O'Keefeは70年代以降シンガーソングライターとして活躍、SimpsonはテキサスのサイケバンドChristopherの70年のアルバムにセッション・ドラマーとして参加した。

Calliope - California Dreamin



●C. A. Quintet ‎/ Trip Thru Hell

1969 / UK Reissue 1988: Psycho Records ‎– PSYCHO 12 / 1984.10.29 下北沢レコファン ¥1,250

82年に知られざるサイケのレア盤の再発をスタートした英Psychoレコードの初期カタログの中で、Music Emporiumと並んでマニアに衝撃を与えたのがC. A. Quintetだった。ミネソタ州ミネアポリスで60年代半ばに結成されたガレージサイケバンド。メンバーはDoug (Beaver) Reynolds (key,vo), Ken Erwin (tp,vo), Jimmy Erwin (b), Tom Pohling (g), Rick Patron (perc)。『Trip Thru Hell=地獄を通る旅』というタイトル通りの不気味なジャケットに偽りなしの謎めいたクレイジーファズサイケ曼荼羅を展開する。枯れたトランペットと亡霊のようなヴォーカルが迷宮に輪をかける。Psycho盤は海賊盤で、片チャンネルの音が入っていないらしく、95年の正規再発盤が完全な音源だという。しかしPsycho盤に馴染んだ耳には、不完全な状態の方が酩酊感が高いように感じられる。

SIDE ONE TRIP THRU HELL the C A Quintet with Extensive Information about the band



●Cathy Young /‎ A Spoonful Of Cathy Young (ニュー・フォークのスター キャシー・ヤングの世界)

1969 / Japan: 日本コロムビア Mainstream Records ‎– YS-2246-MS / 1991.12.24 渋谷レコファン ¥2,180

1951年カナダ・トロント生まれの女性シンガーソングライター。69年18歳でリリースした1stアルバムは、ジャケットだけでも心惹かれるがもちろん内容も「うたう呪術師」と紹介される通りのブルージーなアシッド・フォーク。A-1 Spoonfulのファズギターとオルガンに彩られた呪術的なヴォーカルは、キャシーの回想によれば、生まれて2回目のスタジオだったので、モニター・ヘッドフォンの音量を下げて、と言うことが出来ず、絶叫で歌うしかなかった結果だという。若過ぎて経験もなかったが情熱は本物だった。バックを務めるのはフォーク/ブルーグラスSSWのEric Weissberg (g, banjo)をはじめベテラン・スタジオ・ミュージシャン。Spooful以外は全曲キャシーの自作曲でドリームポップのB-2 Color That Lightningなど素晴らしい。

Cathy Young Spoonful Mainstream 69



●Cathy Young /‎ Travel Stained

1973 / Canada: GRT ‎– 9230-1035 / 2014.4.16 Discogs Jim Fewer, Canada $21.60

4年後にAOR/フュージョン系レーベルのGRTからリリースした2ndアルバム。ジャケットの変化をみれば王道ポップスに転身したことは明らか。ファンキーなポップ・ロック・アルバムになっている。しかしキャシーの歌声は地に足がついていない浮遊感があり、心の中では幻想の世界を彷徨っていることを想像させる。アコギの音色が瑞々しいB-2 ロッド・スチュワートのMaggie May、ホーンセクションとコーラス隊を配したウィルソン・ピケットのソウル・クラシックMidnight Hourと、カヴァー曲も面白い。このアルバムでカナダのグラミー賞と言われるJUNO Awardの最優秀新人賞を受賞。キャシーは現在もシンガー、TVタレントとしてカナダで活動している。

Cathy Young - Eagle



●The Carolyn Hester Coalition ‎/ The Carolyn Hester Coalition

1968 / US: Metromedia Records ‎– MD-1001 / 1994.4.30 New Orleans Record Ron's $15.00

Carolyn Hesterは1937年生まれのフォークシンガー。57年にレコード・デビューし、グリニッジヴィレッジのフォーク・リバイバルの中心的存在として活動。60年代後半に入りフォーク・シンガーとしての活動に限界を感じてサイケに転身して結成したThe Carolyn Hester Coalitionの1stアルバム。メンバーはCarolyn Hester (vo, g), Dave Blume (b,p,org,viv), Steve Wolfe (g)‎, Skeeter Camera (ds)。キャロリンの天使のようなハイトーン・ヴォイスとアコースティックなサイケサウンドが天上に遊ぶような美しさを持つ極上のアシッドロックを聴かせる。70年に2nd『Magazine』をリリースして解散。キャロリンはデイヴ・ブルームと結婚し、ソロシンガーとして活動を続ける。

the carolyn hester coalition - half the world (vinilo)


サイケ愛
ウルトラCを
目指します


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【第2波感染防止 巣ごもりサマー音楽の友】リアルイベントロスに効く癒しのMIX。『クラウド盤魔殿 第4弾 - Disque Daemonium Soundcloud Vol.4』公開中!

2020年07月23日 21時56分07秒 | 素晴らしき変態音楽


第2派感染の到来に備えて再び巣ごもりをはじめた地下音楽愛好家の皆さんへ朗報です。異端音楽DJイベント『盤魔殿』のSoundCloud版、『クラウド盤魔殿』の第4弾が公開されています。リアルイベント開催の目途が立たない現在、禁断の変態音楽のシャワーを心おきなく浴びられる場所はネットの中のみ。異端DJが全身全霊を籠めて送るMIX満載のラインナップで、Stay Home Summerを楽しくお過ごしください!




●DJ YONJU MIYAOKA

track list
1.光線願望 / 金子寿徳
2.My two kids / Mad Nanna
3.I'm Ready / Jandek
4.遡る雨 / 終古のオミット
5.夢のよう[+] / 分水嶺
6.In Ends / 工藤礼子
先月リリースの分水嶺、年末LPリリース予定の終古のオミットの音源を含むマイナーサイケデリックの自己紹介的な30分。


●DJ Hitch

いとおしい楽曲と自分の人生に所縁のあるノイジャンの作品とでミックスしました。
同じ曲を2回入れ込んでみたり。1度目の再生と2度目の再生とではきこえかたが変わったりと。
★セットリスト
Title / Artist
Cinque Sintesi Radiofoniche / Filippo Tommaso Marinetti
Auschwitz / MB
Opposites Attack / Ned Rothenberg
Dynasty / S.B.O.T.H.I
Titbit I / Freakowitz & Einstein
Titanic In The Rock Ice / Seed Mouth
Strugglediver / Robochanman
Study No. 3a / Conlon Nancarrow
9. intervalles bleus / Francois Bayle
Osmanthus Fragrans(Homemade Electrid Music) / Walter Marchetti
Titbit I / Freakowitz & Einstein
Far away inside / O
Tempo Furioso Pt.2 / Martin Davorin Jagodic
翳り VII-コンピュータ音楽演奏システムのために / 高橋悠治
echo-structures / oskar sala
9. intervalles bleus / Francois Bayle
Study No. 3a / Conlon Nancarrow


●DJ涅槃

--Set List--
1.Linx On - Rave Racer
2.Euphoria - Rave Racer
3.Drive U 2 Dancing - Ridge Racer 2
4.Mathemabeat - Rage Racer
5.Euro Fight - Sega Rally 2
6.Groovin´ Daylight - Scuad Race
7.Divas - R:Racing Evolution
8.Movin' In Circles - Rigde Racer Type 4
今回はレースゲーム特集です。多少ゲームを知っている方なら解るタイトルと思いますが、イケイケな気分で夏を乗り切って頂ければ幸甚です。


●ケロッピー前田

7月6日@阿佐ヶ谷TABASA
出演 ケロッピー前田
ゲスト 持田保
カウンターカルチャーの最先端・身体改造を日本に紹介してきたケロッピー前田が、『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!』の著者・持田保とともに、数々の音源を振り返りながら、クレイジーミュージックのカリスマたちの文化的な背景やカウンターカルチャーとのかかわりを読み解く!!
今回は、1978年にブライアン・イーノがプロデュースした、最も過激で実験的なバンドのコンピレーション『NO NEW YORK』に焦点を当てる。特に、アートスクール出身で早々に反音楽家を宣言していたイーノは、テープレコーダーの実験、クラウトロック(ジャーマンロック)との接近、NYパンクとのかかわり、Fourth World Music、さらにアンビエントミュージックなど、次々に斬新な音楽手法に挑んできた。また一方で、アンチ・ヒッピーとして登場した本物のパンク(NYのNO WAVE一派)は、最も"凶悪"な音楽を志向することで、ポストパンクやノイズ・インダストリアル・ミュージックを先取りしていた。
 いま改めて、イーノ& NO NEW YORKがカウンターカルチャーに及ぼした影響を数々の貴重音源を聴きながら振り返る!


●DJ Qliphoth

1. Harry Roesli Gang - Prolog
2. Iron Marshall - Goldenes Zeitalter
3. iszoloscope - all is immensity and chaos
4. Codex Empire - Mental Recession
5. SDH - Four Arms
6. Noire Antidote - ÆÆÆ
7. T.H. Industry - Unerwuenscht (Doch Erwuenscht Remix By e:o:nity)
8. Flint Glass, Collapsar - Olden Wrath of the Great Ones [Iszloloscope Mix]
9. Harry Roesli Gang - Sekar Jepun
世界が疫病に病み、抑圧に軋み、資本主義と都市文明が終焉を迎える時に黙示録の音楽


●Dj Vaby

前回に続きジャップインディーをチョイス!今回はSodom、Ybo2などTrans Recordsのマテリアル、しかも自然と身体が小刻みに震えちゃいそうなヤツ(笑)をメインとして攻めちゃいます!!再び不穏な空気が世の中に蔓延しつつある今日この頃、少しでも皆様が元気になれるのでは?と思えるアイテムを揃えましたので、是非是非楽しんで下さいまし。
以下がセットリストです。
1. Off Mask 00 / Virtual, Speed, X.T.C
2. Sodom / Art Of Lab
3. Ybo2 / Boys Of Bedlam
4. Ruins / Human Being
5. Sadie Sads / Angora
6. Zeitlich Vergelter / Schlagen
7. Z.O.A / Das Grab


●浅倉玲音 bass drone

今回のソロベースはフレーズを削除した周波数帯のみのdrone作品にしました
通常のDJ MIXでも特に気にする場所は周波数でラウンジでのジャズ、Goa trance、テープコラージュ、DUBでも耳に心地よくなるように選曲も抑えながらもイコライザーで調整してMIXしたり出力するようにしている
今回は以前から思考していたDrone作品にしました
ベースを始めたきっかけになったCDを改めて手にして作った作品です


●DJ カナブンa.k.a.平岡俊之

今回もカセットカルチャーの音源です。ノイズ、アンビエント、アバンギャルド、パンク、ニューウェーブ、フォーク、、、大量にリリースされましたが、多くの作品は埋もれてしまっています。今回発掘したのはこちらです。エネルギーと云うか、当時の雰囲気を味わっていただければ嬉しく思います。
1.Rambo’s Fist - Annilhate Descendants
2.Schaum Der Tage - Dance Of Feat
3.Nord - 04 Paramasukha
4.Dirty Husbands - Convictions
5.Toshiyuki Hiraoka – Cupl SSG
6.Neva - Frenezie
7.Red Combo - Lento
8.Ode Virale - Frieden
9.WeR7 - Untitled
10.Otre La Morte - Derwish


●DJ Guiggles(薔薇色の愚者船レギュラーDJ・Rose de Reficul et Guiggles劇中曲選曲者&パフォーマー)

盤魔殿mix Vol.4
セットリスト:
1.YBO2/パヴァーヌ
2.AKIRA SAKATA-NOBUYASU FURUYA/part1
3.goat/rhythm&sound
4.otim alpha/tongwen
5.nihiloxica/choir chops
6.damo suzuki&killer-bong/killer-damo
7.吉田達也/即興組曲「暗黒星雲」
8.jac berrocal/car havana mid
9.顔がない/little boy
聴かせどころ:
カセットのものも含むレアなインディーズ音源を入れたノイズ!ジャズ!アヴァンギャルドでフリーキーなMIXセレクトです。盤魔殿らしさという中では個人的に最高傑作が出来ました!
まだまだ巣篭もりがちに過ごさなければならない日々、狂気を内包した音を愉しみながら夏を過ごしましょう。


●DJ Ipetam

1.Devil got my woman / Skip james
2.展覧会の絵・プロムナード/ 冨田勲
3.展覧会の絵・バーバ・ヤーガの小屋 / 冨田勲
4.Kliks / Z'ev
5.Unchain my soul / Dark funeral
6.Golau / Z'ev
7.幻惑されて / 中森明菜
8.天に星、地に花 / 薬師丸ひろ子
9.雨の庭 / 冨田勲
10.Gebrechlichkeit Ⅱ / Burzum
11.展覧会の絵・プロムナード / 冨田勲
12.Bride of Rain dogs / Tom Waits


●DJ Bothis

今回も基本的にいつも通りのアンビエント・ドローンですが、なんとなく退廃的でエモーショナルな作品をピックアップしてみました。
Set list
1.Helios - Seeming
2.How To Disappear Completely - Neoma
3.Hakobune - Melting Reminiscence
4.Zeze Wakamatsu - Decay is the new fade
5.Kazuma Kubota - I Remember You
6.How To Disappear Completely - Seraphim IV
7.Axon Neuron / Vagwa - Untitled I(taken from”:Documents 1995-2005:”)


●DJ BEKATAROU

Setlist
1.ATA EBTEKAR AKA SOTE / Plain Song
2.SOTE / Dxtral
3.Asmus Tietchens / Kammer Music 1
4.ATA EBTEKAR AKA SOTE / Miniature tone
5.SCENES FROM SALAD / DALLAS INJECTION
6.sympathy nervous / Deaf Picture
7.Iannis Xenakis / S.709
8.大野松雄 / まんだらの宇宙
”この度はイランの電子音楽作家Soteを中心にXenakisや大野松雄、Sympathy Nervous、Asmus Tietchens、SCENES FROM SALADらの電子音楽やコラージュの圓盤を廻させていただきました…通して聴いていただければ時間や空間の感覚が希薄になるかもしれません


●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武


長谷川きよしのサイケな世界MIX
日本が誇るサイケデリック・シンガー・長谷川きよしの本質に迫るMIX。きよしに触れると虫や野鳥もお経もポール・モーリアもすべてサイケに染まる。それが「きよしマジック」である。
1. 長谷川きよし / ダリオ・ダリオ(海へ)
2. Iannis Xenakis / Persepolis
3. 長谷川きよし / ハイウェイ
4. 虫・野鳥・せせらぎ / 森林の夜明け
5. 小杉武久 / New York, August 14, 1991
6. 井内賢吾 / 犬神と家畜
7. 小林希史 / Delicious Art
8. 長谷川きよし / 黒の舟唄
9. 東本願寺門徒勤行 / 佛説 阿弥陀経
10. 電音琴 / 愛情多柑蜜
11. Calvin Hampton / Triple Play
12. 工藤冬里 / The last song of my life
13. 長谷川きよし・加藤登紀子 / 灰色の瞳
14. ポール・モーリア / ポール・モーリアのR&B
15. Evan Parker / four of six

巣ごもりの
お供にピッタリ
盤魔殿

FREE ZINE『盤魔殿アマルガム Vol.29』PDF版Download Link

人類にとってリアルイベントは必要不可欠だ。我々は音楽によって生きている。過酷な状況だが、音楽があれば生き残れる。辛抱しよう。
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