A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【完全セットリスト+MIX音源公開】盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.15~日本一マニアックなDJイベント

2018年07月20日 01時32分49秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.15
Magie du début de l'été

2018.7.16 mon/hoilday
DJ Bar EdgeEnd Shibuya
18:00 Open/Start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink



Time Table
18:00-19:00 DJ Battle 1 : FREE ZONE
19:00-19:30 DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
19:30-20:00 DJ Paimon a.k.a. Moppy
20:00-20:30 DJ Mirage a.k.a. Shinkiro (from Toyama)
20:30-21:00 DJ Bothis a.k.a. MSS
21:00-21:30 DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
21:30-22:00 DJ Lézard Noir (from France)
22:00-22:30 DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武

●DJ Battle : FREE ZONE


DJ Vaby aka 大場弘規
1. Phurpa / Long Life
2. Étant Donnés / Untitled
3. Jorge Reyes / El Despedimento
4. Vasilisk / Photongnoul
5. Roberto Musci & Giovanni Venosta / Technowaltz
6. Current 93 Present Harry Oldfield / One
7. Divine / I'm So Beautiful
8. SAT Stoicizmo / Jačati Tijelo Sportom

DJゲーティアの悪魔 aka 吉峰佳
1. Gregorio Bardini/ Ezra Pound in Mantua
2. Barbarossa umtrunk/ L' effonrement du present
3. Allerseelen/ Santa Sangre
4. Barbarossa Umtrunk/ Kyffhauser:La Citadelle du Roi du Monde
5. Filippo Tmmaso Marinetti/ La Battaglia di Adrianopoli

DJ BEKATAROU aka 伊藤元
1. OVO/ombra nell ombra
2. S.O.B.階段/NOISE, VIOLENCE & DESTROY
3. ANIMA/Meeting in The Studio

DJ Qliphoth
1. Endless Dismal Moan / Kichigai
2. Troll Lullaby / Troll Lullaby


●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫


1 湯浅譲二個展LIVE RECORDING / インター・ポジ・プレイ・ション
2 Armande Altaï /Miroir Miroir Magique
3 三上寛 / おど
4 唐十郎 / 犬殺しの唄
5 沖雅也 / 季節が一つ
6 野坂昭如 / バイバイ・ベイビー
7 マジックランタンサイクル / 紅夜の都市
8 アーント・サリー / Aunt Sally
9 友川かずき / 泥棒猫夜走る
10 水族館劇場(山本紗由) / 紅い月を揺らして 
11 森田童子 / さよなら ぼくの ともだち (ライブ)
12 J・A・シーザー / 引力零年~大滅亡(シナの皇帝)
13 凡天太郎 / 人間賛歌




●DJ Paimon a.k.a. Moppy


1. Sheriff Lindo And The Hammer - Eastern Bloc
2. Stratis - Imprisoned Flesh
3. Delusion Men feat. Steaua de Mare - Călător
4. Renato din Sălaj + Ion din Dorobanți - Nu E Înjoseală
5.Σούπερ Μάριο - Moog Ρεμπέτης
6. Otto - Full Auto
7. Kalbata ‎– Al Shark


●DJ Mirage a.k.a. Shinkiro (from Toyama)


1. Treha Sektori-Vora Esyeh Konteriah (Seperah Teh 2)
2. Ricardo Donoso-Matutinum
3. Delerium-Certain Trust
4. Zoviet France-Ram
5. Talvihorros-Becoming Mechanical
6. ZK-Lady Lazarus
7. Shinkiro-One Part III
8. The Mystery School-Cantilare 13
9. Apócrýphos-Morphing Through Aether
10. Skrol-Absolution
11. Atomine Elektrine-In-Between Spaces
12. Fir§t Law-Bad Influence


●DJ Bothis a.k.a. MSS


1. Maurizio Bianchi - Fragment LW 268
2. Non Toxique Lost - Eigentlich Verstehen Wir Unsere Freunde Nicht
3. Bill Laswell - NOTHING
4. Viking Jews - Untitled(taken from “Viking Jews / Smycken” LP A-side)
5. Preoccupations - Memory
6. MONITOR - BEAK
7. Shoko Asahara - Lord Death’s Counting Song
8. apoptose - i say seven
9. Xao Seffcheque - Hinweise Zum Neuen Klang
10. Kunt - oi love you
11. Janeen Brady - I'm A Mormon




●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保


1. JORGE REYES &SUSO SAIZ / Ahi O Hay Te Estas
2. AJIDA / Spcter * Festival (海童道Mix)
3. 弓神楽 / 手草祭文 (海童道Mix)
4. 大野松雄 / 鉄腕アトム音の世界
5. TEIJI ITO / Saranbande
6. 境石投げ踊り保存会 / 石投げ踊り
7. CUT HANDS / I Know What I Must Do
8. SANTERIA HAITIANA / Nago


●DJ Lézard Noir (from France)


1. Loren Nerell « Lilin Dewa » Irama
2. Sleep Chamber « Live At The Rat Club 12_18_85 » Side 1
3. Endvra « Black Eden » When God Was a Snake
4. Peter Christopherson « Time Machines 2 » track 1
5. Carl Matthews « Now & the compilation » As Above So Below
6. Ordo Eqvitvm Solis « Solstitii Temporis Sensvs » Le Crepuscule De La Vie
7. Tropic of Cancer « Restless Idylls » Wake The Night
8. Drew McDowall « Unnatural Channel » Unnatural Channel (Part 2)
9. Monks Of The Dip Tse Chok Ling Monastery « Ritual Music of Tibetan Bhudism and Tantric Hymns » The Offerings for General Protectors
10. Kangding Ray « Monad XI » Cercle



●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武


1. Karlheinz Stockhausen / Ceylon
2. Timothy Leary / Tuen On, Tune In, Drop Out
3. Che SHIZU / I'm dancing in my heart ~祭歌
4. Don Cherry / "mu" second part
5. 19 / PIECES
6. HAMIDASYSTEM / 愛しみうらがえし(bandset)
7. 望月治孝 / Free Wind Mood
8. かざまきたかし・向井千恵 / どどど
9. Kenji Siratori / Body Omotya
10. NECRONOMIDOL / Sarnath
11. William Bolcom / Black Host
12. The Plastic People of the Universe / 20
13. Karelia / Engelska
14. Shigeo Roll Over / Foxy
15. 連続射殺摩 / Oh! CHILD...
16. Luciano Berio / Differences
17. Maher Shalal Hash Baz / マヘル・シャラル・ハシュ・バズのテーマ
18. xoxo(Kiss&Hug)EXTREME / 鬱。
19. MAGMA / Floe Essi
20. ふきのとう / 思い出通り雨


★全音源をSoundcloudで公開!!!!★期間限定(次回開催まで)
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.15 Part1 Free Zone~DJ Mirage


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.15 Part2 DJ Bothis~DJ Necronomicon


日本一
マニアックかな
盤魔殿

次回開催!
『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.16』
8月19日(日) 渋谷DJ BAR EdgeEnd

18:00 Open/Start  Charge \1,000 incl.1drink

当日会場にて盤魔殿の異端DJたちが出品する中古LP/CD/書籍など販売!
『中古盤魔市~Disque Daemonium Market~』
特価にて販売!!!詳細後日

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【地下アイドルへの招待】第8回 頭のネジをユルめる系女子~SAKA-SAMA(サカサマ)/nuance(ヌュアンス)/必殺エモモモモ‼(エモ4)

2018年07月19日 01時13分23秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


地下アイドルへの招待  
第9回: 頭のねじをユルめる系女子

DJ Necronomicon ネクロノミコン(aka 剛田武)



昭和時代に「頭のねじがゆるんだ奴」と言われたら、赤塚不二夫『おそ松くん』のハタ坊のように、「ダジョー!」と言いながら、頭の上の旗をなびかせて町を行く、なんにも考えていないし、なんにも分らない、ただ漠然と生きるいじられキャラを指したが、平成初期のバブルやオカルトブームに浮かれた快楽の果てに辿り着いた大量殺戮未遂事件を経て、我武者羅に真面目一本で生きるだけが人生じゃない、回り道をしても迷子になってものんびりゆるく生きようよ、というオルタナティヴな選択肢を選ぶ老若男女が増えてきた。80年代お笑いブームは21世紀には「芸人」というジャンルとして定着し、ボケとツッコミのボケ側に支持が集まる逆転現象も観測されている。パンクやメタルが徐々に血の気の多い年配層の支持を集める一方で、90年代以降、ローファイや脱力系と呼ばれる非音楽家的スタイルが、人気を博す流れが生まれている。アイドル界では「(窮屈な世の中を)ゆるめる」というメッセージをもったゆるめるモ!が象徴的だが、頭のネジをメルトダウンするためにもっとバラエティに富んだユルめ系女子が次々出現中。しかし注意が肝心。「ユルいアイドルを聴破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とまことしやかに囁かれるほど中毒性の高いドープな世界なのであるからして。


SAKA-SAMA(サカサマ)


2016年12月に結成された4人組“Lo-Fiドリームポップアイドル。トラッシュ・カルチャー・マガジン『TRASH-UP!!』がプロデュースを手がけ、ドリーム・ポップ、パンク、ブレイクコア、カントリーなど様々なジャンルの楽曲が現代的なアイドル・ポップとして再構築された親しみやすいサウンドが魅力。メンバーは寿々木ここね、Dr.まひるん、あいうえまし子、に加え2018年6月加入の瀬戸まーな、ミ米ミ(みなみ)の5人。名前を含め、ヲタクの緊張感を一気にユルめてくれそうなメンバーの雰囲気は、ほのぼのを通り越してダラダラなMCやステージ進行に反映されている。それが嫌かと問われたら、嫌いどころか好き好き大好きですよと答えるしかない精神的不条理の轍は、夢野久作『ドグラマグラ』の主人公の隣の病室に入院している狂少女、呉モヨ子の生まれ変わりなのかもしれない。新メンバーの現場は未体験なので、逆さまエナジーが逆回転しているかもしれない。

SAKA-SAMA 新曲「物語はいつも」(2018.06.15 新宿Motion)



nuance(ヌュアンス)

 
2017年3月、横浜の商店街が企画するイベント「ガチでうまい横浜の商店街No.1◯◯決定戦」のテーマソングを歌うアイドルユニットとして一般公募で選出された「横浜の宝」と呼ばれる4人組。メンバーはmisaki、わか、珠理、みお。いわゆる《アイドル》とは一線を画した雰囲気のある楽曲と、歌詞の世界と質感を大事にしたクオリティの高いパフォーマンスが特徴、とのことだが、「ヌュ」という脱力ネームのイメージは、横浜アンダーグラウンドを象徴する自主レーベル「クラゲイルレコード」所属だとしても可笑しくない。同時に中井英夫『虚無への供物』の作中に登場するシャンソン歌手たち、シュザンヌ・デーリー、ジェルメエヌ・モンテロ、リーヌ・クレヴェールらへのオマージュとも解釈できる。サウンドやルックスはユルさよりも、名前に似合わぬ大人のポップス感があるが、横浜と聞けば吉野大作や陰猟腐厭やPTP’sを思い浮かべる地下音楽ヲタクにとっては、格好の妄想ネタと言えるだろう。

【nuance(ヌュアンス)】nuance × 絶対忘れるな『ぜっなシンドローム』



必殺エモモモモ‼(エモ4)


2017年8月20日デビュー「エモかわいい」がコンセプトのエンタメ系ロックアイドル、略称エモ4。メンバーは四ノ宮えんま、ゆい、みくる、みなせ。候補生制度があり、姉妹ユニット「バカは死ぬまでなおらない。」と兼任しているメンバーもいる。2018年6月24日に活動休止したが、7月29日に第二期メンバーで復活するらしい。実は筆者は2,3度観ただけなので事情はよくわからないが、運営が過激な発言で炎上する事が多く、メンバーの脱退や活休が茶飯事との噂がある。奇矯なグループ名で明らかなように「正しい」アイドル像を無視したとこころからスタートしている。ライヴでは名前の通り魔王チックなリーダー四ノ宮えんまのツンデレなパフォーマンスとヲタクを見下したMCに煽られて、自らのヲタクとしての存在の耐えられない軽さを実感してマゾヒスティックな快感に浸ることができる。ワクテカともカチアゲとも異なる弛緩した精神状態は「ユルめの緊縛」の美学に通じる。

【振りコピ】必殺エモモモモ‼本人がヤンデレボリューション踊ってみた【夜路死苦】



ユルユルと
あたまの空洞
ユルめます

ゆらゆら帝国 『空洞です』
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灰野敬二2デイズ~FOXPILL CULT主催@東高円寺UFO CLUB 2018.7.12(thu)/doubtmusic主催@秋葉原Club Goodman 2018.7.13(fri)

2018年07月17日 07時31分41秒 | 灰野敬二さんのこと


最近には珍しく灰野敬二が2日間連続でライヴ出演した。対バン/音楽性が大きく異なるイベントでどちらもギターによるソロ演奏を披露。高円寺と秋葉原、東京地下音楽の新旧の世代を象徴するムードを感じさせる二日間でもあった。

7月12日(木) 東高円寺U.F.O club


FOXPILL CULT自主企画
「ポトラッチデッド vol.29 -共感不可能!!ワンマン直前スペシャルvol.2!!!-」
前売2800円+1D 当日3200円+1D
開場19時 開演19時30分

出演
FOXPILL CULT
灰野敬二
純情マゼラン

劇団「廻天百眼」の音楽監督を務める西邑卓哲(vo,g)率いる4人組ロックバンドFOXPILL CULTの自主企画ライヴ。寺山修司やJ.A.シーザーなどアンダーグランド・カルチャーを好む西邑から灰野に熱心なオファーがあったという。ネクロ魔にも楽曲を提供していてライヴも数回観たことがあるが、まさか灰野とつながるとは思ってもいなかった。UFO CLUBは何度も来ているが、この日は特に若い女性客が多い。高円寺らしいレトロなファッションの姫カットの女子もチラホラ。数年前GEZANや八十八ヶ所巡礼を観た頃を思い出させる。

●純情マゼラン


2017年5月に山梨から上京してきたというGt.Vo.稲妻アキ、Ba.マッシュ琥珀、Dr.モッティーのトリオ(当初は女子キーボードがいたが脱退した模様)。いかにもUFO CLUBらしい長髪サイケロック。姫カット女子の目線の先で、鋭いカッティングのギターにぬめぬめしたヴォーカルを聴かせるスタイルに、いくつかのバンド名が頭に浮かぶが、先人の爪の垢を煎じて飲むのではなく、彼らの残した轍を破壊しながら蛇行突撃する傍若無人ぶりが発揮されれば、新たなサイケシーンの顔になるに違いない。

純情マゼラン MV『サイダー』



●灰野敬二


フレーズを放射しつつ言葉を紡ぐギターパフォーマンス。耳を圧する轟音ではなく包み込むような空間性を持ったギターのレイヤーは、音量よりも音の厚みで聴手の触感を振動させる。言葉はしばしばスピーカーのインピーダンスを超過して聞き取れないが、神や愛に関連する主題が語られているように思える。ソファに座って俯いたままスマホをいじる客の姿もあるが、魅せられたようにステージを凝視してスローモーションのように体を揺らす姿も見受けられた。


●FOXPILL CULT


昨年観たときは男子だったベーシストが女子に変わっていた。そのせいではないと思うが、以前感じたデジタル色は薄くなり、よりロックバンドらしいサウンドになっている。長身の西邑の歌とパフォーマンスがバンドを牽引し、ゴス/ヴィジュアル/メタル/テクノとスタイルが変わってもFOXPILL CULTらしいアート感覚が貫かれている。

FOXPILL CULT - アートサマージ 悪魔の人体時計版 (※2018年8月8日発売「死ぬ迄踊れ」より)







7月13日(金)東京 秋葉原 CLUB GOODMAN


doubtmusic 2018
13周年記念祭り!

18:00開場/18:30開演
前売:3,000円/当日:3,500円(1 DRINK別途)
・NMASTRO(沼田順+Hiroshi Hasegawa from ASTRO)with 沐 -Ara the taiko-(和太鼓トリオ)
・大友良英+DJ sniff ターンテーブル・デュオ
・saxophonedaxophone(内橋和久+広瀬淳二)
・ドラ美保(ドラびでお+若林美保)
・灰野敬二 ソロ

前日のUFO CLUBがアウェーだとしたら、この日はホームの地下ジャズ/地下ノイズ/地下ロックを13年間世の中に出し続けて来た稀有なレーベルdounbtmusicの周年イベント。出演者及び観客の平均年齢は確実に10歳以上高いが、ライヴに挑む心意気は勝るとも劣らないコアな空間だった。

●NMASTRO(沼田順+Hiroshi Hasegawa from ASTRO)with 沐 -Ara the taiko-(和太鼓トリオ)


レーベルオーナーの沼田順がギター、ASTROこと長谷川洋がエレクトロニクスのデュオはジャパノイズと即興の進化型だが、ステージを異空間にワープさせたのは和太鼓トリオ沐 -Ara the taiko-の肉体パフォーマンスだった。トライバルな野蛮ギャルドのビート感が電気ノイズを侵食し、音の出自が身体機能の末裔であることを高らかに歌い上げた。


●saxophonedaxophone(内橋和久+広瀬淳二)


ドイツの音楽家ハンス・ライヒェルが開発した不思議な楽器ダクソフォンはこれまで内橋和久の演奏で観たことはあるが、ダクソフォンだけのライヴは初めて。様々な形の木片を付け替えて弓で擦ったり叩いたりする奏法は、楽器演奏というよりコケシ職人の手作業のよう。出てくる音は想定外というか予想通りというか、意識のアンビヴァレンツを助長する。その意味では定型のない広瀬淳二のテナーと相性がいい。


●ドラ美保(ドラびでお+若林美保)


若林美保は客席真ん中の天井からロープを貼って場外パフォーマンス。ドラびでおが彼女に向けてレーザー投射するので、観客の瞳に直接突き刺さる。翻る羅紗布に描かれる幾何学模様が美しい。後半トップレスになった美保の肢体に眩しさに目を細めたのはレーザーのせいだけではない。


●大友良英+DJ sniff ターンテーブル・デュオ


左に大友、右にDJ sniffのターンテーブル対決。両者が張り合うわけでもなく、かといってお互い合わせるわけでもなく、自分の意思を貫くコラボレーションは、即興演奏の極意を知らなければできやしない。ジャンルやスタイルの異なる共演を重ねた二人ならではの、オルタナティブなレコードプレイのデモンストレーションだった。


●灰野敬二


前日のUFO. CLUBは立ってプレイしたがグッドマンでは椅子に座って演奏。だからといって力を抜かないのが灰野流。ボトムの効いた歪んだギターとディープな歌声はブルージーに染め上げる。『Born To Be Wild』など英語カヴァー曲を含め4〜5曲25分のコンパクトなライヴだったが、集中力の高さゆえ短さよりも充実感をしみじみ味わうことが出来た。



違う場所
違う人たち
違うギター



<灰野敬二次回ライヴ>

7月23日(月)東京 KOENJI HIGH



KOENJI HIGH 10th ANNIVERSARY
灰野敬二 エレクトロニクス&ハーディ・ガーディ・ソロ


open/start 19:00/19:30
adv/door 4300円/4800円+1D

-Live-
灰野敬二

-チケット-
5/27~ KOENJI HIGH店頭、e+
予約

-入場順-
1.KOENJI HIGH店頭
2.e+
3.当日券
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【タイムテーブル&目次公開】海の日7/16(月)開催『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.15』@渋谷EdgeEnd

2018年07月13日 01時35分16秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.15
Magie du début de l'été

2018.7.16 mon/hoilday
DJ Bar EdgeEnd Shibuya
18:00 Open/Start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink

異端音楽+映像 Outrageous DJ Music Party!
Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!


Time Table
18:00-19:00 DJ Battle 1 : FREE ZONE
19:00-19:30 DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
19:30-20:00 DJ Paimon a.k.a. Moppy
20:00-20:30 DJ Mirage a.k.a. Shinkiro (from Toyama)
20:30-21:00 DJ Bothis a.k.a. MSS
21:00-21:30 DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
21:30-22:00 DJ Lézard Noir (from France)
22:00-22:30 DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武

異端DJたちの聴かせどころ

【盤魔殿のここが嬉しい五大特長】
特長1. 来場者全員にZINE『盤魔殿AMALGAM』無料進呈
次号目次
地下アイドルへの招待 『第9回: 頭のねじをユルめる系ローファイ女子』
DJ Necronomicon ネクロノミコン

ターン・オン、チューン・イン、スピン・アウト!!!『西海岸ミクスチャー魔女宗フェリ・トラディション、そしてロックンロール!』
DJ Athmodeus アスモデウス

喪われた地下音楽家VOL.9 『秘められた地下音楽家 Shinkiro~蜃気楼の彼方へ』
DJ Qliphoth クリフォト

ナチスドイツの有機農業 (5)
DJ Bothis ボティス

!!!激情のライブ録!!! 盤魔殿 vol.14 @Edge End 2018/6/9
DJ BEKATAROU ベカタロウ

【Set List】 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol. 14
etc.

特長2. 自由参加コーナーFREE ZONE
盤魔殿でDJデビュー!お好きなレコードやCDをお持ちください。オープン時間18:00から60分間、初心者でも大丈夫。

特長3. 遠方からゲストDJが参戦。世界のレアDJを体験できるのは盤魔殿だけ!
今回は北陸は富山県よりDJ Mirage、フランスからDJ Lézard Noirを招聘、さらにDJ Bothisが3ヶ月ぶりに現場復帰。

特長4. ジャケット開示
プレイ中の曲がすぐわかる。プレイ中の曲のレコード/CDジャケットを可能な限りお見せします。

特長5. 完全MIX音源公開
遠地のファンに大好評!当日のDJプレイを迅速に全編soundcloudにて期間限定公開。

レコード盤
見ても聴いても
楽しさ魔殿

▼参考(爆裂女子):頭の中の盤魔殿現場はこんな感じ!?
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【私の地下ジャズ愛好癖】トルコ発、爆裂即興ドラムンサックス『KASTENFAUL カステンファウル』と『KOBRA コブラ』

2018年07月11日 01時09分21秒 | 素晴らしき変態音楽


ドラムとサックスのデュオは即興ジャズの演奏形態の中で最も単純で最も鋭利なバンド編成だと思う。ロックで言えばハーフ・ジャパニーズ、レッド・クレイオラ、ホワイト・ストライプス、後期チャットモンチー、TADZIO等ドラム+ギターのバンドを思わせるが、サックスは楽器であると共にヴォーカルでもある点で、それらよりも徹底したミニマリズムとストイシズムを貫いている。筆者の好きなドラムンサックス編成は、マックス・ローチ+アーチー・シェップ、ハン・ベニンク+ペーター・ブロッツマン、豊住芳三郎+阿部薫、ウィーゼル・ウォルター+クリス・ピッツィオコス、さらにはSAX RUINSなど枚挙に暇はないが、個人的偏愛度で言えばラシッド・アリ+フランク・ロウの『デュオ・エクスチェンジ』にとどめを刺す。1943年テネシー州メンフィス生まれのテナー・サックス奏者フランク・ロウの実質的なデビュー作と言える本作は、1933年生まれのドラマー、ラシッド・アリと丁々発止のインプロヴィゼーションを繰り広げるハードコアジャズ史に輝く爆裂作である。

Rashied Ali / Frank Lowe 『Duo Exchange』
(Survival Records ‎– SR 101 / 1973)


Kastenfaul / カステンファウル
そんなドラムンサックスの系譜に新しいバンドが加わった。トルコ・イスタンブールで活動する『KASTENFAUL/カステンファウル』である。今年4月初頭ブログ『あうとわ〜ど・ばうんど』のJOE氏のツイートで知ってBandcampで聴いてみたところ、かなり硬派のハードコアジャズ。メンバー写真もバイオもないトルコ発の謎のプロジェクトに魅惑された。さっそく問い合わせフォームで連絡を取ってメンバーとコンタクトすることが出来た。

https://kastenfaul.bandcamp.com/

《Biography》
Kastenfaul / カステンファウル:
Ali Onur Olgun / アリ・オヌル・オーグン : tenor saxophone
Ozan Aktuna / オザン・アクトゥナ : drums

二人組フリー・インプロヴィゼーション・バンド。それぞれ異なるジャンルの異なるグループで活動していたが、5年前からデュオとして一緒に演奏を始め、2018年本格的に作品を出版しツアーをスタート。Bandcampで2作のEPをリリース、イスタブールを中心にライヴ活動を行っている。バンド名は「doing a faul (false) deliberately=意図的な虚偽」という意味。

《Discography》
KASTENFAUL『-』
2018.3.29 release


1. 7m1 04:49
2. 7m2 02:28

深入りバーヴの中から立ち上がるサックスとドラム。鳥と木々が戯れるように絡み合い、飛び立ち、取り残され、木霊し睦み合う。循環呼吸で狭い音域を蛇行するフレーズを紡ぐサックスは、倍音に震える音波を放ち、地べたを転がるドラムのロールと抜きつ抜かれつの鬼ごっこに興ずる。

KASTENFAUL『*』
2018.6.26 release


1. YT1 03:47
2. YT2 05:00

3ヶ月ぶりの第二弾EPで、サックスは一ヵ所に座り込んで単音のロングトーンで、時に拉げ時にひっくり返りながら叫び続けることを諦めない。細かいロールで応えるドラムの慈愛はサックスに届いているに違いないが、トラックが変わっても続くヒステリックな嗚咽は、本能のママに泣き喚く赤ん坊の無防備を真似ている。

いずれも5分以内の演奏の小片に過ぎないが、フランク・ロウとラシッド・アリの共演の随所で聴けるアクメチックなクライマックスを抽出した硬派即興演奏が展開される。ドラマチックな面は未だ開示していないが、自然の侭に楽器を通じて気持ちを吐き出し続けるストイックな行き方は、有機音楽の発生の地アルメニア上空に漂う雲ではない。現場に居ても、否むしろ居ないことで、無から有を産み出そうとする意志の力に圧倒される。

果たして彼らがこの先どのような演奏を形にして残すことになるかは誰にも分からないが、逸る気持ちを抑えて、トルコ発『ジャズ来るべきもの』をじっと野に伏して待機する謙虚なハンターのリスニングスタイルを身につけて日々を過ごしたいものである。

未知の土地
草木も騒ぐ
虚偽の意図

ドラムのOzan Aktunaとテナー・サックスのCihan Gülmezとのデュオがコブラ。コチラも野獣を野に放つかのような覚悟を決めた極端ジャズ。

KOBRA & Can Mekikoğlu (Haymatlos Mekan, 28.04.18)
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《不失者はここから始まった》灰野敬二+白石民夫/GAIAMAMOO/エレファントノイズカシマシ/姫乃たま@六本木SuperDeluxe 2018.7.6 (fri)

2018年07月09日 01時03分11秒 | 灰野敬二さんのこと


SuperDeluxe presents
不失者はここから始まった

開場 19:30 / 開演 19:30
料金 予約3000円 / 当日3300 (ドリンク別)

出演:
灰野敬二 × 白石民夫
GAIAMAMOO
エレファントノイズカシマシ
DJ:姫乃たま

1978年12月発行の吉祥寺マイナーのフリーペーパー「AMALGAM Vol.2」に「不失者始動」として灰野敬二による宣言文が掲載されている。

「不失者デビュー!」(AMALGAM Vol.2 発行日1978/12/01より)
「煮えたぎった私ョの血ヘドがテメエラの心をべとつかせる。罠にかかった私ョの息の意志の行方が全ての悪夢のすき間に忍び込み,犯罪の種をまき散し,宇宙の素粒子どもを震えおののかせてやるぜ。我が物顔した善意を私ョの気合いでバラバラにしてキリストの脳髄の中にでも封じ込めてやる それとも奴の顔を銀糸で切りさいて痙攣しているケツの穴の底に埋め込んでやろうか。閉じ込められた奇跡の排出物にそっと触わり,テメエラの動脈に私ョのサインをなぞってやる。そしたらテメエラにも さらす 事が宇宙のうぶ声だと気がつくはずだ。 私ョのえぐりとった浄化作用に情念の化身が逆立つ。」


インタビューで灰野は、この宣言文を書いたとき「メンバーが居たかどうかは微妙」と述べているが、『捧げる 灰野敬二の世界』(河出書房新社)によると1978年11月5日に早稲田大学のイベント「Free Music Company 汎」に白石民夫・灰野敬二デュオ名義で出演しており、これが事実上の不失者始動だったと思われる。先述のインタビューでは、それ以前から灰野の意識の中に「不失者」があったとされるが、具体的な形で世に出た、つまり「不失者デビュー」は1978年秋として間違いないだろう。
灰野敬二:デビュー・アルバム『わたしだけ?』を語る(JazzTokyoインタビュー)

白石民夫にとっては、サラリーマン生活に飽き足らずパフォーマーとして表現活動を始めた78年に、灰野と一緒に「音を使ったケンカ」のような練習をしていたことが、その後の演奏姿勢に影響をもたらした。つまり両者にとって「不失者始動」が大きなターニングポイントになったことは事実である。

それ以来灰野と白石はユニットを組むことはなかったが、何度も共演している。1990年のビデオ『PURE MUSIC TAMIO』に法政大学学生会館での共演ライヴ映像が収められている。直近では2013年4月ニューヨークのIssue ProjectでFushitsusha名義で共演した。

Pure Music Tamio - Tamio Shiraishi, Keiji Haino



Fushitsusha (Keiji Haino & Tamio Shiraishi) @ Issue Project Room 4-18-13 1/2


昨年ニューヨークを訪れ白石と共演したGAIAMAMOOの尽力で、不失者デビューから40年後の今年、灰野と白石の5年ぶりの共演ライヴが企画され、灰野自身により「不失者はここから始まった」と名付けられたことは、地下音楽の歴史の刷新であると同時に、表現行為の世代を超えた輪廻転生と言えるだろう。西日本を大雨が襲った梅雨空の週末に、奇跡の一夜を体験しようと集まった満員の観客の期待が開演前から渦巻いていた。

● 姫乃たま


地下アイドル/ライター姫乃たまはアイドル活動のみならず、T.美川(インキャパシタンツ)とコラボしたり、ケロッピー前田のオキュパイスクールでアート制作をしたりとアクロス・ザ・ボーダーな活動をしている。開演前/転換/終演後のDJはジャズ/モンド/エレクトロ/ノイズ/フレンチと幅広い音楽スタイルを披露。地下音楽に特化しないヴァラエティ豊かなスタンスは、アイドルらしいキュートさと共に、得てしてダウナーになりがちな前衛音楽イベントに華やかな色彩を加えた。


●エレファントノイズカシマシ


最近ではドッツ東京のイベントで観たノイズ+メタルパーカッションの不定型音楽グループ。バンド名から想像されるギャグ的要素はほぼ皆無。真摯な演奏スタイルは今の若手には珍しいかもしれない。今回のヒーローは暴虐ファズギターをひたすら掻き鳴らし続けたギタリストだった。ブルーチアー/MC5/ストゥージズからソニック・ユース/ダイナソーJrを思わせるガレージロック感は灰野を意識したのだろうか。


●GAIAMAMOO(ガイアマムー)


2012年結成、Shogo HaraguchiとMehata Sentimental Legendによるエクスペリメンタルミュージックデュオ。以前それぞれソロで別のミュージシャンとのコラボを観たことはあるが、デュオとしては初めて。Haraguchiがベース、Mehataがエレクトロニクスの編成だが、演奏が始まると、楽器(音源)が何であろうと関係ない。「能夢」と題された万華鏡をモチーフにした映像と、所々和の要素が混じる電子雑音が視覚と聴覚から脳細胞を刺激する。音楽でも映像でもない、言わばアトラクションに似た総合アート・エンターテインメントであった。

●灰野敬二 × 白石民夫


機材やアンプ類が片付けられ何もないスペースに黒い衣装の灰野が現れ、上記の「不失者宣言」を読み上げる。深みのある声は宣言文の過激な表現を和らげることで、聴き手の心の奥に浸透させる効果がある。白いスーツの白石のサックスの軋みと、灰野が踊るように叩くパーカッションの躍動感が重なり合い、酩酊と覚醒が同時に訪れるようなパフォーマンスが展開される。どちらも音階や音色は極めてシンプルだが、感じる脈動や色彩は豊潤の実り。「はじまりに還りたい」とは灰野による『Born To Be Wild』の訳だが、<はじまり>とは単なる初期衝動の復活ではなく、月日の経過と共に堆積した進化の徴を確かめ合うことに他ならない。灰野と白石の40年間の表現活動の深化の証が凝縮された30分だった。

四十年
七夕前夜の
出会い哉


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【予告】7/16(月・祝)開催!日本一マニアックなDJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.15』

2018年07月06日 01時09分34秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.15
Magie du début de l'été


2018.7.16(Mon/Holiday)
18:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd
Tel:03-5458-6385
http://www.edgeend.com/access.html

異端音楽+映像 Outrageous DJ Music Party!
Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!

★来場者にZINE『盤魔殿AMALGAM』無料進呈
★自由参加コーナーFREE ZONE有
★フランスと富山からゲストDJ参加

Guest DJ:
DJ Lézard Noir (from France)
DJ Mirage a.k.a. Shinkiro (from Toyama)

Resident DJ:
DJ Necronomicon
DJ Athmodeus
DJ Bothis
DJ Paimon
DJ Qliphoth

【異端DJたちの聴かせどころ】
●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
テーマ「私の考えるサイケデリック」。初心に帰って地下音楽中心に才気溢れるトリップミュージックをお届け。シュトックハウゼン、ドン・チェリー、風巻隆、NECRONOMIDOL、集団疎開、The Cynics、だめなあたし、Euqisumorih、Plastic People of the Universe、xoxo(Kiss&Hug)EXTREME、ふきのとう、J.S.バッハ、Maher Shalal Hash Baz、KARELIA、臼井弘行、天地真理etc.

Karelia Group - Lulli Juttanasa Gukkin Piera



●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
ジャパニーズ・リチュアルin M.A.T.S.U.R.I!!!それに米国ミクスチャー魔女宗フェリ・トラディションのスピリッツを強引にブチ込んだ死霊の盆踊りを召喚!!!!!さらには当日持田の私物CDやレコードを50枚ほど格安で決算大処分予定!!!!!!!!!BUY!!!!!!!!!!(ジェームズ・チャンスみたく青タン作りながら


注意:動画はイメージです


●DJ Paimon a.k.a. Moppy
3ヶ月ほと欠席してましたが久しぶりに参加します。
今回はアラブ的な曲を中心にセレクト予定。

Renato din Sălaj + Ion din Dorobanți ‎– Nu E Înjoseală (N-am Cărți De Credit)



●DJ Bothis a.k.a. MSS
基本的にはノージャンルでもぞもぞ選曲する予定ですが、あえてテーマを設けるとすれば「定型/非定型とその狭間」といったところでしょうか。何事も二項対立的に分断せず、行ったり来たりを繰り返しながらも諸々模索していければなぁと。カナダのバンド「Preoccupations」の「Memory」という曲は地下音楽かどうかは別として、そのへんをよく表現できてるなぁと感じます。


Preoccupations - Memory (Official Video)



●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
昭和元禄アングラポップ+α (小沢昭一 永六輔 野坂昭如 唐十郎 一柳慧 頭脳警察 J・A・シーザー 凡天太郎 東郷健 曲馬館 水族館劇場 三上寛 友川かずき 古川壬生 )

First Law - Bad Influence.



●DJ MIRAGE aka SHINKIRO (from Toyama)
2005年フランスのATHANORよりCDデビューの日本人ダークアンビエントアーティスト。ミニマルなドローンアンビエントとは一線を画した実験的なサウンドで、これまでにATHANOR、SSSM、ANT-ZEN、OLD CAPTAIN、ZHELEZOBETON等のレーベルより10作品をリリース。今回、リチュアル・ダークアンビエントDJとして盤魔殿に初登場。





●DJ Lézard Noir (from France)
オカルト/リチュルアンビエント、アヴァンギャルドな音楽作品を数多くリリースしているフランスのAthanorレコードのオーナー。dark Ambient/ritual/concret muzakを中心にspin。






盤魔殿
中古盤市
企画中

前回(6/9)の盤魔殿のFull Mix音源期間限定公開中
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.14 Part 1(DJ Battle : FREE ZONE~DJ Vaby aka 大場弘規)


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.14 Part 2(DJ Battle : ROCK SPECIAL#2~DJ Bothis a.k.a. MSS)

【完全セットリスト+MIX音源公開】盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.14
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日本の地下音楽から世界の極端音楽へ〜異端のサックス奏者・白石民夫、来日中。7/6六本木SDLX、7/8幡ヶ谷forestlimit、7/9新宿カリオン橋

2018年07月05日 09時45分22秒 | 素晴らしき変態音楽

2018.7.4 新宿カリオン橋 / 撮影:齊藤聡

ニューヨーク在住のサックス奏者白石民夫氏が来日し数カ所でコンサートを行っている。本ブログでも何回も取り上げたように、吉祥寺マイナーの地下音楽の代表格としと多大なリスペクトを得るとともに現代NY即興シーン随一の個性派ミュージシャンとしても人気を誇る現在69歳の白石の創造の泉は枯れることはない。

昨夜7月4日(水)は新宿西口カリオン橋にてパフォーマンス。80年代から続く白石のストリート・ライヴである。筆者は残念ながら都合が付かず観れなかったが、折からの台風接近の強風の中「そのせいなのか、奏法を変えたのか、これまでイメージしていた「白石民夫の音」と違う音が聴こえる場面も少しあって興味深かった」(zu-ja@rifuzuja氏ツイートより)という証言もある。


ライヴレポートは齊藤聡氏のブログに詳しい⇒「白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その5

白石の近年の活動を動画で追ってみよう。

●白石民夫 x ティム・ダール:
ニューヨークのアヴァンギャルド・シーンで最注目のベーシスト、ティム・ダール Tim Dhal と 白石民夫のセッション。
Tim Dahl and Tamio Shiraishi at HECK on 2018/02/28


●最凶のサックス・カルテット『SKYGGERIGE』
メンバー:
白石民夫 Tamio Shiraishi - alto saxophone
クリス・ピッツィオコス Chris Pitsiokos - alto saxophone
マット・ネルソン Matt Nelson - tenor saxophone
ルイーズ D.E. ヤンセン Louise D.E. Jensen - alto saxophone
Skyggerige at Copenhagen (2017/10/09) part 1 (quertet)


●白石民夫 x 山崎阿弥: NY at Muchmores 05/02/2018
Tamio Shiraishi and Ami Yamasaki @ Muchmores 5-2-18


●白石民夫 × ジャイナ・ブートレグ

個性派ヴォイス・パフォーマーのジャイナ・ブートレグとのデュオ。
Gyna Bootleg & Tamio Shiraishi at HECK on 20180515


残る日本でのライヴはあと三回

7月6日(金)六本木SuperDeluxe


不失者はここから始まった
SuperDeluxe presents 灰野敬二 × 白石民夫 and more!

開場 19:30 / 開演 19:30
料金 予約3000円 / 当日3300 (ドリンク別)

今から40年前の1978年、灰野敬二がバンド「不失者」を結成した。その活動は現在も存続し、もはやその ”音” による影響力は国際的にまで広がりをみせ、日本国内のアヴァンギャルドミュージックシーンを、今や世界に誇る一つのシーンとして発展させる一因となった。主にトリオ編成のバンドとして知られる不失者は、結成当初、白石民夫とのデュオから始まった。不失者はここから始まった。これは事実である。
現在、アメリカ NYで音楽活動を続ける、サクソフォニスト白石民夫の7月上旬の来日に伴い、日本地下音楽ファン待望の、灰野敬二と白石民夫の夢のデュオ共演がスーパーデラックスにて実現する!40年前のデュオから始まった、あの時の不失者は、時空を超えて再会し、どこへ辿り着くのか?!この貴重なライブを目撃しに来てください!!この機会、ぜひお見逃しなく!
また、この日の前座には不失者結成から40年の時を経た日本地下音楽シーンから2010年代に結成されたバンドを2組ピックアップ!昨年、NYで白石民夫と共演を果たしたGAIAMAMOO (ガイアマムー)。そして昨今国内で精力的に活動するエレファントノイズカシマシが初出演!さらに、DJには今を翔ける地下アイドル、姫乃たまも登場するぞ!
7月6日金曜日七夕前日、六本木スーパーデラックスでお待ちしております!世代を超えて変化し続ける、シーンの”今”はここからまた始まる。

出演:
灰野敬二 × 白石民夫《不失者はここから始まった》
GAIAMAMOO
エレファントノイズカシマシ
DJ:姫乃たま
https://www.super-deluxe.com/room/4496/
https://www.facebook.com/events/1901539046545646/


7月8日(日)幡ヶ谷forestlimit


"Tamio Shiraishi Live in Japan 2018"
open 19:00/start 19:30
¥2500+drink(当日券のみ)

白石民夫
工藤丈輝
久下惠生
工藤冬里
UMMMI.
META FLOWER
竹田賢一
宇波拓
Hair Stylistics(a.k.a.中原昌也)
後飯塚僚
鈴木健雄
渡邊智道
山崎春美
http://forestlimit.com/fl/?p=17464
https://www.facebook.com/events/187255321978536/

7月9日(月)新宿西口 カリオン橋(予定)
http://www.shiraishitamio.info/

白い石
灰の野原と
地下の民

●白石民夫インタビュー
(剛田武『地下音楽への招待』のためのインタビューより抜粋)

剛田:灰野敬二さんと不失者を結成するに至った経緯を聞かせてください。

白石:これもどこかで、書いていると思うけれど、マイナーはけっこういろいろな組み合わせのセッションをやるチャンスが多かった。で、彼はたまたま、俺のパーカッションを見たらしくて、しばらくたってから、俺を誘ってきた。

剛田:不失者での活動のなかで、特に印象に残っている出来事がありましたら、訊かせてください。

白石:ほんのちょっとの期間しかやっていないので、あまりないけれど、とにかく、練習は、音を使った「ケンカ」みたいなもんで、すごく疲れる「練習」だった。ただ、未だに、俺の練習は、その傾向(つまり「ケンカ」みたいなもん)があるのは、その時に身に染み付いたせいかな。
まあ、あと印象に残っているのは、警官が来たんだよね、マイナーに、練習しているときに。「女性の悲鳴らしいものが聞こえる、という110番があった」ということで。彼のボーカルが女性の悲鳴に聞こえた、ということね。

剛田:白石さんから見た灰野敬二さんの人物観を聞かせてください。

白石:音楽家だなあ、と思ったね。いわゆる普通の「音楽家」は音楽屋であって、音楽家なんかではない、という意味も含めてね。今となっては、俺もベテランだけれど、当時の俺は、音楽というのは、いろいろな意味で知らなかったしね。そう、上で書いた「音を使ったケンカ」というのは「正しい」音楽(の一つ)だと思うよ。

剛田武著・加藤彰編『地下音楽への招待』(ロフトブックス)


1978年、吉祥寺に開店した一軒のジャズ喫茶は、その一年後「Free Music Box」を名乗り、パンクよりもっと逸脱的(パンク)な音楽やパフォーマンスが繰り広げられる場となっていく──「Minor Cafe」として海外でも知られるようになったこのスペース、吉祥寺マイナーの“伝説"は近年とみにマニアたちの関心を惹くものとなった。しかし、そこには前史や後史、あるいは裏面史など時間的にも空間的にもさらなる広がりと深さを持った、さまざまな出来事と人物たちの「流れ」と「つながり」があったことは、あまり、否、あまりにも知られていないのではないか。本書は、そうした現場の一端に立ち会ってきた一人の目撃者=体験者が、ミュージシャンやパフォーマー、オーガナイザーたちとの再会や対話、またメディアの再検証を通じて、日本のメジャーな音楽シーンが80年代の多幸症に向かうなか、そのパラレルワールドのようなものとしてあった「地下音楽」の世界を描き出す、初めての試みである。 ○列伝形式による人物の体験と記憶の紹介──園田佐登志/藤本和男/鳥井賀句/竹田賢一/白石民夫/工藤冬里/原田淳・増田直行/安井豊作/生悦住英夫/山崎尚洋/山崎春美etc. ○吉祥寺マイナー、高円寺ブラック・プール、横浜 夢音、法政大学学生会館、モダーンミュージックなど伝説のスペース、『ロック・マガジン』『フールズ・メイト』『ZOO』『マーキームーン』『HEAVEN』など伝説の音楽誌、サブカル誌にまつわるエピソードを多数掲載 ○間章、阿部薫、高柳昌行ら今は亡き伝説的人物、灰野敬二、裸のラリーズなど今もなお地下音楽の世界に君臨するアーティスト、また若き日の坂本龍一、近藤等則、町田康らの活動と、その時代背景や文脈を詳細な註釈で解説紹介 ○吉祥寺マイナーほかの秘蔵フライヤーを誌上公開 ○CDは全18曲(うち14曲は未発表音源)・計76分を収録
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クリヨウジ/灰野敬二/齋藤久師/宇川直宏etc.「チャネリング・ウィズ・ミスター・クリヨウジ」vol.2@六本木SuperDeluxe 2018.6.29(fri)

2018年07月04日 00時16分04秒 | 灰野敬二さんのこと


GEORAMA2017-18 presents
「チャネリング・ウィズ・ミスター・クリヨウジ」vol.2
【DAY1】YOJI KURI's 90th Birthday Experimental Animation Show!!


6/29(金)19時開場/19時半開演
トーク出演者:クリヨウジ、飯村隆彦、宇川直宏、土居伸彰
​ライブ:灰野敬二、齋藤久師
公式サイト



日常生活の中で、突然訳が分からない謎に満ちた過去の体験が映像や音楽をきっかけにフラッシュバックすることがある。子供の頃の夢か現実か定かでない遠い記憶の中にある混沌としたイメージは、アヴァンギャルドとアンダーグラウンドがポップカルチャーやハイアートと表裏一体だった時代の自由な風が心に残した波紋かもしれない。久里洋二の名前は知らなくてもハットを冠ったデカ鼻のキャラクターの支離滅裂なアニメーションは記憶に残っている。子供番組ではなく、小学生の頃親の目を盗んでドキドキしながらチラ見した深夜の大人向けバラエティで観たのだろう。見てはいけない秘密を覗く快感とともに脳裏に刻まれた禁断の映像。そんな薄れかけた記憶の残滓が、連綿と続く地下文化の潮流の中で突然息を吹き返す奇跡こそ、40年以上昔の自分が蘇生する超常体験であり僥倖である。

会場は音楽よりも映画/映像に興味を持つ2〜30代のアート系の客層中心に思えた。最初のパートは初期のアニメーション作品の上映会。斬新な手法による実験映像も然ることながら、付帯する音楽の面白さに耳を奪われる。60年代日本のアートシーンが如何に前衛的で実験的だったか、そして古い世代への決別を表明することが何よりもカッコいいとされていた時代への憧憬。前衛音楽のプロモーションビデオとも言える作品に、当時を知らない世代が惹かれるのは、技術的な障壁にめげず情熱とアイデアを武器に新たな領域を切り開いた先人へのリスペクトの証である。

●灰野敬二「切手の幻想」「二匹のサンマ(カラー版)」


「切手の幻想」にハーディガーディでサウンドトラックを作る。僅か6分に凝縮されたプレイは、長時間演奏の酩酊感が醍醐味だと思っていたハーディガーディの未知の可能性を露にした。「二匹のサンマ(カラー版)」はオリジナルで使われた佐良直美の「世界は二人のために」を元に灰野流の哀感と秘伝の謡を疲労。アニメーションのポップ感と灰野のダークネスが融合した異世界の映像表現を産み出した。

クリヨウジ、映画作家の飯村隆彦、Dommune主宰の宇川直宏、GEORAMA主宰の土居伸彰による「クリヨウジと実験と音楽」をテーマにしたトークに続いて上演された『1秒間24コマ』(飯村隆彦監督)は、トニー・コンラッドの『Flicker』を彷彿させる目眩させるマジカルな異端映像であった。さらにクリヨウジのエクスペリメンタルな面を開示するアニメーションが上映され会場の異世界感のレベルが上がった。

●齋藤久師「VANISH」「寄生虫の一夜」


70年代初頭に日本ではじめてのモーグシンセサイザーを手に入れた冨田勲が音楽を作ったクリヨウジのアニメーションに、冨田の孫弟子にあたる齋藤がモジュールシンセで新たな電子音楽サウンドトラックを創造。宇川直宏が言う通り、日本のアニメーションとシンセカルチャーのの歴史的アップデートと言えよう。特に「寄生虫の一夜」のブラックユーモア溢れるストーリーが奇怪な電子音で増幅される有様をリアルタイムで体験するのは魂のメタモルフォーゼであった。

アニメーション
日本カルチャー
進化論

日本のアンダーグラウンドカルチャーを掘り起こしアップデートする奇跡のイベントであった。

The Midnight Parasites (1972, 9 min) Directed by Yoji Kuri.mp4


久里洋二作品集


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【JazzTokyo#243更新】ピーター・エヴァンス&ウィーゼル・ウォルターの毒/望月治孝&川島誠の風

2018年07月02日 09時01分48秒 | 素晴らしき変態音楽


Jazz Tokyo #243 が更新された。カバーストーリーは横井一江による『マシン・ガン』から50年。ペーター・ブロッツマンの代表作が録音されてから50周年、それを録音したブレーメンではイベントが行われ、同じく設立から50年のFMP関連のイベントも今年ベルリンで行われた。他にジャズ批評の創刊オーナー松坂妃呂子さん追悼特集も。剛田武は以下の記事を寄稿。

 『Peter Evans and Weasel Walter / Poisonous』

#1535 『Peter Evans and Weasel Walter / Poisonous』

即興音楽の遥か先の異端世界に生息する毒性音響多面体。
NY即興シーンを代表する二人の音楽家の初デュオ作品は、大胆なスタジオ・ワークを駆使して、即興音楽の先にある異端世界を目指す問題作。

Peter Evans / Weasel Walter "Poisonous" CD promo video 2018

聴く毒キノコ図鑑〜ピーター・エヴァンス&ウィーゼル・ウォルター『ポイゾナス(毒)』


●『望月治孝、川島誠 / 自由な風のように』

#1533 『Harutaka Mochizuki, Makoto Kawashima / Free Wind Mood』

ふたりの孤独なサックス奏者の逡巡と慟哭。
フリージャズや即興音楽に限定されない活動を貫く二人の個性派アルトサックス奏者、望月治孝と川島誠のスプリットLPがフランスから登場。

ソロとソロ
デュオとエディット
毒と風

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