A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

シベールの日曜日/壊れかけのテープレコーダーズ@新宿motion 2011.3.27(sun)

2011年03月29日 00時49分47秒 | 素晴らしき変態音楽
とてもあわただしく、しかし充実した日曜日だった。

ツイッターで舞踏家の南阿豆さんから井の頭公園で園田游さんと一緒に震災支援のワークショップを行うとのツイートを発見。久々に園田さんに会いたかったので昼過ぎに出かけてみた。公園の片隅で二人がパフォーマンス中だった。しかし20分ほどして公園の警備員からストップがかかる。公園でパフォーマンスをやるには管理事務所の許可を取らなきゃならないとのことで残念ながら撤収。次回は私も演奏で加わりたいと思う。




中原昌也氏から携帯にメール。新作CDRを渡したいとのこと。丁度新宿へライヴを観に行く予定だったのでその前に会うことに。震災でライヴが延期/中止になりお金が入らず経済的にかなり困窮しているとのこと。CDR8枚と出版前の自伝「死んでも何も残さない」を購入。TADZIOやCOMBOPIANOをはじめとする仙台のアーティストが皆無事だったことや最近の中古CD買取の値崩れ現象のことなどを話す。


それからライヴハウスmotionへ。シベールの日曜日 presents " SLOGUN "と題したシベールと壊れかけのテープレコーダーズの2マン・ライヴ。オープニング・アクトは小さいテレーズ。テレーズ20分、壊れかけ45分、シベール90分という演奏時間。

小さいテレーズは3月1日にUFO CLUBで観て以来2度目。女性ドラマー入りの脱力サイケデリック・トリオ。フロントの二人がギターとベースを持ち替え、曲によって編成が変わるがヘナチョコな腰砕けサウンドは変わらない。メインのアガサ森田氏は眉毛がなくぼさぼさの長髪でゆら帝の坂本氏を思わせる。雰囲気はあるのだが音楽が面白いかというともう少しインパクトが欲しいところだ。



次の壊れかけのテープレコーダーズも観るのは2回目だが余り記憶に残っていない。女性オルガン奏者を含む4人組。これが意外に良かった。レゲエやファンクの要素も取り入れつつ、ポップスのツボを押さえた覚えやすいメロディー、男女のヴォーカル・ハーモニーは今は活動していない大阪の良質なサイケ・ポップ・バンド、渚にてを想わせて私の好みである。時々ファズ・ギターが暴れまくる以外は割と正統的なJ-POP路線でその普通さが返って印象的だった。メジャーでも活躍出来るかもしれない。要注目。



そして目当てのシベールの日曜日。"函館のラリーズ"と呼ばれたこの4人組が東京に活動拠点を移してもう3年になるだろうか。ヴォーカル&ギターの坪内和夫氏はルックスもフレーズもラリーズの水谷孝さんを髣髴させる。90分という長尺ライヴだったので床に座って観ていたのだが、催眠的なプロジェクターの照明と鳴り続ける轟音ギターに睡魔に襲われ何度か意識が遠のいた。今までよりもヴォーカルのエコーが押さえ目で、ラリーズ色はそれほど濃くなく、意外にポップなメロディーが耳に残った。2枚のCDで聴けるセンチメンタルな感性がライヴでも表出しシベールらしさがいっそう明確になった演奏だった。5月1日高円寺ショーボートでワンマン・ライヴがある。きっと3時間くらいやるに違いないが、アコースティック・セットを交えたりしてメリハリをつけたらいいと思うがどうだろう。



新宿で
燃えるギターの
シャワー浴び

4日連続ライヴはこれで3日目。最後はキノコホテルのワンマン!

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