A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

FLOPPY×アーバンギャルド@新宿LOFT/TOY(トーイ)@新木場Studio Coast 2014.6.22(sun)

2014年06月24日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


FLOPPY × アーバンギャルド

ゼロ年代テクノポップバンドの雄! FLOPPYとアーバンギャルドが2マンライヴを開催!!



ニュー・アルバム『鬱くしい国』リリース後最初のライヴ。筆者にとっては昨年12月17日の前衛都市学園スクールカーストツアー以来7ヶ月ぶりだが、その間も主にSNS上でストーカーさながらに動向を追ってきたから、余りご無沙汰感はない。日本をテーマにした新作からは3曲もプロパガンダビデオが公開されたし、誠に天晴なハジケ具合にノリのよいステージが期待できる。ロフトは前髪パッツン女子で埋まっている。




アーバンギャルド


先攻が前衛都市。アルバムに参加したオオクボケイ(key)とリウ(b)がサポートで参加。瀬々信(g)と鍵山喬一(ds)もグラマラスなメイクをしているので、終演後そのままウロウロしてたら、上の階のホストクラブにスカウトされるかも。黒髪に戻った天馬と白いコスチュームのよこたんの存在感が凄い。「さくらメメント」の突抜ビートは前衛都市の新時代の幕開けを飾るのにピッタリ。アナ雪とW杯を交えて天馬は時事ネタトークを飛ばす。「君にハラキリ」のサビの振付けがサイコー。「自撮入門」のイイネ!パートがスマホ撮影OK。相変わらずトラウマチックなステージだった。7月からスタートするワンマンツアーが楽しみ。


All Aboutインタビュー:アーバンギャルドの『鬱くしい国』

01さくらメメント
02ワンピース心中
Call&Response
03ベビーブーム
04君にハラキリ
05スカート革命
朗読
06自撮入門
07コンクリートガール
MC
08都会のアリス
09堕天使ポップ




FLOPPY


アーバンギャルドは盛り上がったが、血玉フラッグの数は意外に多くはなかった。これは一体?と思っていたら、暗転してテクノビートのSEがなった途端に、一斉に女子たちが色めき立つ。FLOPPYのファンが多かったことが判明。サイボーグ風コスプレの三人組。ギタリスト以外の二人はPowerBookを操作、携帯電話のような四角い板 [6/24 23:45追記:あき様よりファミコンのコントローラーだと教えていただきました] をマイクにしている。テクノというよりデジロック。イケイケのデジタルビートにオートチューンをかけた声で歌謡曲風のメロディを歌う。アゲアゲなノリに女子がびょんびょん縦にジャンプする。ORANGE RANGEに似たノリ。女子は片手上げジャンプが好きなようだ。


All Abuntインタビュー:FLOPPYのcomputer music

アンコールはテクノポップ名曲セッション。ヒカシューの「パイク」をイケイケヴァージョンで演奏した。後で調べると、FLOPPYのヴォーカル小林写楽はスリーピースバンド GalapagosSのギターヴォーカル担当だった。何とGalapagosSは、筆者が初めてアーバンギャルドのライヴを観た2011年8月10日鬱フェス@渋谷club asiaの時の対バンだった。会場を埋めた赤いフラッグにカルチャーショックを受けてアーバンギャルソンの第一歩を踏み込んだ記念すべきライヴを共にした相手と約3年ぶりに再会した新宿・奇跡の夜だった。


ぷよぷよと
みんなで一緒に
テクノポップ



Hostess Club Weekender June 2014



昼間は新木場スタジオコーストで洋楽バンドの祭典ホステス・クラブ・ウィークエンダーに初参戦。2日間チケットはソールドアウト。英米のインディー系バンドばかりだが、熱心なファンがこの場に集合している。レコードやCDやグッズの販売、出演アーティストのサイン会も大盛況。洋楽はまだまだ捨てたもんじゃないと歓び溢れる現場だった。

TOY(トーイ)


UKの新人の中で最も気になるTOY(トーイ)。2枚のアルバムはクラウトロックと60'sサイケと80'sダークウェイヴが溶解したサウンドは極めて中毒性が高い。同じサイケデリアでもテンプルズがフラワーな笑顔で魅力を振りまくのに比べ、トーイは常にクールな無表情を貫く。ライヴでもストイックさが遺憾なく発揮された。彼らの前に出演したTHE BOHICAS(ボヒカス)が観客を巻き込む陽性のパワーで盛り上げたのに対し、トーイは聴き手を拒むようなダークな照明の中、笑みひとつ浮かべず演奏に没頭する。ステージが進むにつれて音量がアップし、最後はマイブラかソニック・ユースの如きノイズギターが炸裂する。ノイ!のような反復ビートは、モ!の「SWEET ESCAPE」同様、非常階段と共演したら気持ちいいだろう。トーイを「冷たいロック=COLD WAVE」の最左翼に任命したい。



コメント (2)
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