★ご予約締切日 2月27日
<NAXOS> 各1枚 \880
8.557505
<ロバート・クラフト・コレクション:ストラヴィンスキー作品集第7集
- ロシアのストラヴィンスキー第1集>
ストラヴィンスキー(1882-1971):
パストラール/組曲「兵士の物語」/クラリネットのための3つの小品/ピカ
ソのために/おどけた歌(プリバウトキ)/猫の子守歌/ブルレスケ「きつ
ね」/バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩/ロシア風スケルツォ
(オリジナル・ジャズ・バンド版)/ヴォルガの舟歌(管楽器用編曲)
演奏・歌/ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)、
ジョン・フィーニー(コントラバス)、
フランク・モレリ(ファゴット)、
ウィリアム・ブラウント(クラリネット)、
クリス・ゲッカー(トランペット)、
マイケル・パウエル(トロンボーン)、
ゴードン・ゴットリーブ(パーカッション)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
キャサリン・チーシンスキ(メゾ・ソプラノ)、
スーザン・ナルッキ(ソプラノ)、
ロバート・クラフト(指揮)
インストゥルメンタル・アンサンブル、聖ルカ管弦楽団、
フィルハーモニア管弦楽団、他
※露語歌詞、英語対訳付き(「バリモントによる2つの詩」「日本の3つの抒
情詩」)
MusicMastersとKoch Internationalレーベルの編集・再発売盤。組曲「兵士
の物語」や「きつね」を軸として、前後にストラヴィンスキーの粋な小品を
並べた一枚。1911年から44年にかけての作品集ながら、ほとんどは1910年代
の曲であり、有名な三大バレエでスター作曲家となった時代の作風を捉える
ことができます。
8.557540
バックス(1883-1953):
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同-第2楽章(オリジナル稿、世界初録音)/
同-第3楽章(オリジナル稿、世界初録音)/ヴァイオリン・ソナタ第3番
演奏/ローレンス・ジャクソン(ヴァイオリン)、
アシュレー・ウェイス(ピアノ)
20世紀前半に作曲され、フランクやドビュッシーなどのファンタジーと共通
する音楽性を持つ2つのソナタ。幻想ロマンにあふれたバックス作品を代表す
る曲だとさえ言えます。初録音となる貴重な2つの楽章は、イギリス音楽ファ
ン注目です。
8.557612
アルヴェーン(1872-1960):交響曲第5番/アンダンテ・レリジョーソ
演奏/ニクラス・ヴィレン(指揮)
ノールショッピング交響楽団
ヴィレン指揮による交響曲全集が完結。ワーグナーやチャイコフスキーを思
わせる劇的なロマン主義作品であり、バレエ「山の王」と関係が深い交響曲
です。わずか4分足らずの「アンダンテ・レリジョーソ」は「黙示録のカンタ
ータ」からの編曲です。
8.557690
チャイコフスキー(1840-1893):ヴ
ァイオリン協奏曲/ゆううつなセレナード/なつかしい土地の思い出(管弦
楽編曲:グラズノフ)/ワルツ・スケルツォ
演奏/イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ロシア生まれの名手による名協奏曲と、チャイコフスキーが残したヴァイオ
リン曲を網羅。パガニーニやドヴォルザークなどナクソス・ファンが注目し
てきたカーラーのCDですが、ことさらにテクニックをひけらかすのではなく
丁寧な演奏が好感を得ているのでしょう。
8.557783
ウィリアムソン(1931-2003):<合唱曲集>
声楽のための交響曲/ラヴ、ザ・センティネル/合唱組曲「イギリスの奇人
たち」/種族のためのレクィエム
歌/ピーター・ブロードベント(指揮)
ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ、
キャスリン・クック(アルト独唱)
※ラテン語歌詞、英語対訳付き(「種族のためのレクィエム」)
オーストラリア出身で、英国王室付き作曲家という地位にあった作曲家。合
唱王国と呼ばれるイギリスで活躍したせいもあり、ハーモニーと色彩の組み
合わせがユニーク。中世音楽にも影響を受けたその作風は神秘的ですらあり
ます。
8.557880
サン=サーンス(1835-1921):<チェロとピアノのための作品集>
チェロ・ソナタ第1番/チェロ・ソナタ第2番/組曲
演奏/マリア・クリーゲル(チェロ)、
フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
ナクソスではおなじみ、2人のアーティストが組んだサン=サーンス。時代を
隔てた3つの作品で作曲者の幅広い音楽性を捉えた一枚ですが、室内楽曲の素
晴らしさを再認識できる作品集だとも言えるでしょう。特にソナタ第1番のロ
マン、円熟したソナタ第2番は聴きものです。
8.557898-99
C.デイヴィス(b.1936):
バレエ「アラディン」(全曲)(バレエ全曲盤 世界初録音)
演奏/カール・デイヴィス(指揮)
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団
有名な映画音楽をこれまでに多数作曲し、指揮者としても活躍。イギリスの
ジョン・ウィリアムズ的存在であるデイヴィスが書いた長編バレエ音楽は、
ペルシャ-中国-モロッコを巡るストーリー。アドヴェンチャー&ロマンティッ
クなオーケストラ・サウンドが展開されます。
8.557958
マイール(1763-1845):
劇的カンタータ「調和」(独唱者、合唱と管弦楽のための)/ベートーヴェ
ンの死に寄せるカンタータ(独唱者、合唱と管弦楽のための)
歌・演奏/フランク・ホーク(指揮、合唱指揮)
インゴルシュタット・ゲオルギアン室内管弦楽団、
ジーモン・マイール合唱団、
タリア・オール(ソプラノ)、アルティン・ピリウ(テノール)、
ニコライ・ボルチェフ(バス)
※伊語歌詞、英語対訳はウェブサイトでご覧いただけます。
18世紀から19世紀にかけて、70ものオペラや600曲を数える宗教音楽などを残
しているイタリアの作曲家。ロッシーニやベートーヴェンなど多くの音楽か
ら影響を受けましたが、ここに収録された2曲でもその作風が把握できるで
しょう。「ベートーヴェンの死に寄せるカンタータ」は決して重苦しいレク
イエム風ではなく、偉大な先輩を敬うような雰囲気の音楽です。
8.557963
フィンジ(1901-1956):<英国歌曲シリーズ第15集>
大地と空気と雨/ある詩人に/小道と踏み段を通って(世界初録音)
※英語歌詞付き
歌・演奏/ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
イアン・バーンサイド(ピアノ……「大地と空気と雨」「ある詩人に」)、
サッコーニ弦楽四重奏団(「小道と踏み段を通って」)
美しいメロディながらも、イングランドの厳しい大自然と向き合っているか
のようなフィンジの作品。詩人トマス・ハーディの作品をテキストに使った
「大地と空気と雨」は代表作であり、同じくハーディの詩を使った「小道と
踏み段を通って」は、英国音楽ファンにとってもかなり珍しいものです。
録音・編集:24bit。
8.559266
カスカリーノ(1922-2002):<管弦楽作品集>
ピグマリオン/ガラテアの肖像/ガラスの刃*/見通し/瞑想と哀歌/アケイ
ディア・ランド ※世界初録音(「ピグマリオン」を除く)
演奏/ジョアン・ファレッタ(指揮)
フィラデルフィア交響楽団、
ジェフリー・ディーマー(イングリッシュ・ホルン)*
フィラデルフィアに生まれ、ほぼ独学で作曲テクニックを習得。R・シュトラ
ウスやスクリャービンを思わせる官能的なバレエ作品をはじめ、多くのファ
ンを獲得しそうな作風です。アメリカ作品のスペシャリストでもあるファレ
ッタは、ナクソスにおいてオールソップと並ぶ注目の存在です。
8.570136
ロースソーン(1905-1971):
2つのヴァイオリンのための主題と変奏/弦楽四重奏曲第1番(主題と変奏)
/弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲第3番
演奏/マッジーニ四重奏団
1930年代から60年代にかけて作曲されたこの4作品はロースソーンの進化の足
跡でもあり、これまでリリースされた多くの作品と比較してもテクニックが
集約された要になるような存在。ブリテン、ベルク、シマノフスキなどさま
ざまな作曲家を引き合いに出したくなる音楽です。
8.570195
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):
交響曲第1番/組曲「ざわめく森」/組曲「ダンス・パーティの後」
演奏/[交響曲第1番]
エドゥアルト・セロフ(指揮)
ヴォルゴグラード・フィルハーモニー管弦楽団
[「ざわめく森」「ダンス・パーティの後」]
キリル・エルショフ(指揮)
サラトフ音楽院交響楽団、
ロリータ・アンゲルト(ピアノ……「ダンス・パーティの後」)
ショスタコーヴィチの影響を受けて1947年に作曲された交響曲をはじめ、す
べて作曲者20代のときに書かれた作品。旧ソヴィエト時代にもレコードで存
在を知ることはできましたが、ようやく再評価の兆しが見えてきています。
このCDでは2つのオーケストラが演奏をしていますが、その意味でもロシア音
楽ファンは必聴でしょう。
8.570243
<吹奏楽のための名曲集>
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-凱旋行進曲
ストラヴィンスキー:
管楽器のためのシンフォニー集 - ドビュッシーの思い出のため(オリジナ
ル1920年版)
パーシケッティ:交響曲第6番(バンドのための交響曲)
ヴァインベルガー:
歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」-ポルカとフーガ(バイナム編)
コープランド:交響詩「エンブレム」
グレインジャー:子供のマーチ「丘を越えて彼方へ」
ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」(デュソイト編)
演奏/マイケル・J・コルバーン中佐(指揮)
大統領直属アメリカ海兵隊軍楽隊
日本でも人気のある、ウィンド・バンド(吹奏楽)のためのオリジナル作品
と編曲を集めた一枚。アメリカのホワイトハウスを拠点に演奏を行う名門バ
ンドで(1798年創設)、吹奏楽コンクールの自由曲やコンサートの選曲にも
役立ちます。
8.570253
サンマルティーニ(1700/01-1775):
宗教的カンタータ「イェルサレム」J-C122/心を尽くして(詩篇110:現・
詩篇111)J-C B-5/交響曲変ホ長調J-C 25/交響曲ト短調J-C 56
※全曲世界初録音
歌・演奏/ダニエレ・フェラーリ(指揮)
シンフォニカ・アンサンブル、
ステファノ・ロ・レ(ヴァイオリン)、
フィリッポ・ラヴィッツァ(ハープシコード)、
シルヴィア・マペッリ(ソプラノ)、
ミロスラヴァ・ヨルダノヴァ(メゾ・ソプラノ)、
ジョルジョ・ティボニ(テノール)
※イタリア語歌詞、英語対訳付き(「イェルサレム」「心を尽くして」)
18世紀イタリア古典派の典型的な作曲家であり、バロック・カンタータの名
残も残しているという麗しい2つの宗教曲。そして初期のハイドンを思わせ
る明快な響きが特徴の交響曲を収録しました。
8.570309
<フィルハーモニカーの至芸 - ヴォルフガング・シュルツ&マティーアス
・シュルツ(フルート)>
モーツァルト:
2台のピアノのためのソナタ
(エリーザベト・ヴァインツィール&エトムント・ヴェヒターによる2つのフ
ルートとピアノ用編曲)
クーラウ:2つのフルートとピアノのための大三重奏曲
フランセ:オウムの対話(フルートとアルト・フルートのための)
サン=サーンス:
タランテッラOp.6(フルート、クラリネットとピアノのための)
プーランク:フルート・ソナタ
演奏/ヴォルフガング・シュルツ(フルート&アルト・フルート)、
マティーアス・シュルツ(フルート)、
ペーター・シュミードル(クラリネット)、乾まどか(ピアノ)
ウィーン・フィルの名手を紹介するシリーズの最新盤は、カール・ベームが
指揮をしていた頃からのスター奏者であるシュルツと、彼の息子であるマティ
ーアスのデュオが登場。モーツァルト作品の編曲など選曲もユニーク。仲間
であるシュミードル、乾まどかのサポートも万全です。サン=サーンスとプ
ーランクはヴォルフガングの演奏です。
<NAXOS HISTORICAL>
8.111238 \880
<ジョージ・セル、ベニー・グッドマン>
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番(録音:1946年8月18日、ハリウッド)
同第2番(録音:1946年8月20日、ハリウッド)
クラリネット五重奏曲「シュタードラー」
(録音:1938年4月25日、ニューヨーク)
演奏/[ピアノ四重奏曲]
ジョージ・セル(ピアノ)、
ブダペスト弦楽四重奏団のメンバー
[クラリネット五重奏曲]
ベニー・グッドマン(クラリネット)、ブダペスト弦楽四重奏団
マーク・オバート=ソーン復刻。2人の名手とブダペスト弦楽四重奏団のメ
ンバーが組んだ録音。セルはアメリカでの活動初期の録音であり
(米Columbia)、指揮ぶりと同じく明晰な演奏が特徴。グッドマンは戦前の
人気絶頂期における録音で(米Victor)、誠実な音楽に人柄がうかがえます。
8.111245 \880
<コルトーのSP録音集第5集-ショパン:バラード&夜想曲集>
バラード第1番(録音:1929年6月7日、ロンドン)/バラード第2番/バラー
ド第3番/バラード第4番(録音:1929年3月11日、ロンドン)/夜想曲第2番
(録音:1929年3月19日、ロンドン)/夜想曲第2番(録音:1949年11月4日、
ロンドン)/夜想曲第4番(録音:1951年10月17日、ロンドン)/夜想曲
第5番(録音:1948年4月20日、ロンドン)/夜想曲第7番(録音:1951年10月
17日、ロンドン)/夜想曲第15番(録音:1947年10月9日、ロンドン)/夜
想曲第16番(録音:1947年10月15日、ロンドン)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ)
マーク・オバート=ソーン復刻。1929年録音の5曲と1947年から51年にかけて
の6曲をカップリング。有名な「夜想曲第2番」は、20年をおいて演奏の比較
ができるという楽しみも(特に49年の録音は貴重なもの)。昨年末には晩年
のマスタークラスを記録したCDも話題になり、再評価が高まっています。
<NAXOS> 各1枚 \880
8.557505
<ロバート・クラフト・コレクション:ストラヴィンスキー作品集第7集
- ロシアのストラヴィンスキー第1集>
ストラヴィンスキー(1882-1971):
パストラール/組曲「兵士の物語」/クラリネットのための3つの小品/ピカ
ソのために/おどけた歌(プリバウトキ)/猫の子守歌/ブルレスケ「きつ
ね」/バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩/ロシア風スケルツォ
(オリジナル・ジャズ・バンド版)/ヴォルガの舟歌(管楽器用編曲)
演奏・歌/ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)、
ジョン・フィーニー(コントラバス)、
フランク・モレリ(ファゴット)、
ウィリアム・ブラウント(クラリネット)、
クリス・ゲッカー(トランペット)、
マイケル・パウエル(トロンボーン)、
ゴードン・ゴットリーブ(パーカッション)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
キャサリン・チーシンスキ(メゾ・ソプラノ)、
スーザン・ナルッキ(ソプラノ)、
ロバート・クラフト(指揮)
インストゥルメンタル・アンサンブル、聖ルカ管弦楽団、
フィルハーモニア管弦楽団、他
※露語歌詞、英語対訳付き(「バリモントによる2つの詩」「日本の3つの抒
情詩」)
MusicMastersとKoch Internationalレーベルの編集・再発売盤。組曲「兵士
の物語」や「きつね」を軸として、前後にストラヴィンスキーの粋な小品を
並べた一枚。1911年から44年にかけての作品集ながら、ほとんどは1910年代
の曲であり、有名な三大バレエでスター作曲家となった時代の作風を捉える
ことができます。
8.557540
バックス(1883-1953):
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同-第2楽章(オリジナル稿、世界初録音)/
同-第3楽章(オリジナル稿、世界初録音)/ヴァイオリン・ソナタ第3番
演奏/ローレンス・ジャクソン(ヴァイオリン)、
アシュレー・ウェイス(ピアノ)
20世紀前半に作曲され、フランクやドビュッシーなどのファンタジーと共通
する音楽性を持つ2つのソナタ。幻想ロマンにあふれたバックス作品を代表す
る曲だとさえ言えます。初録音となる貴重な2つの楽章は、イギリス音楽ファ
ン注目です。
8.557612
アルヴェーン(1872-1960):交響曲第5番/アンダンテ・レリジョーソ
演奏/ニクラス・ヴィレン(指揮)
ノールショッピング交響楽団
ヴィレン指揮による交響曲全集が完結。ワーグナーやチャイコフスキーを思
わせる劇的なロマン主義作品であり、バレエ「山の王」と関係が深い交響曲
です。わずか4分足らずの「アンダンテ・レリジョーソ」は「黙示録のカンタ
ータ」からの編曲です。
8.557690
チャイコフスキー(1840-1893):ヴ
ァイオリン協奏曲/ゆううつなセレナード/なつかしい土地の思い出(管弦
楽編曲:グラズノフ)/ワルツ・スケルツォ
演奏/イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ロシア生まれの名手による名協奏曲と、チャイコフスキーが残したヴァイオ
リン曲を網羅。パガニーニやドヴォルザークなどナクソス・ファンが注目し
てきたカーラーのCDですが、ことさらにテクニックをひけらかすのではなく
丁寧な演奏が好感を得ているのでしょう。
8.557783
ウィリアムソン(1931-2003):<合唱曲集>
声楽のための交響曲/ラヴ、ザ・センティネル/合唱組曲「イギリスの奇人
たち」/種族のためのレクィエム
歌/ピーター・ブロードベント(指揮)
ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ、
キャスリン・クック(アルト独唱)
※ラテン語歌詞、英語対訳付き(「種族のためのレクィエム」)
オーストラリア出身で、英国王室付き作曲家という地位にあった作曲家。合
唱王国と呼ばれるイギリスで活躍したせいもあり、ハーモニーと色彩の組み
合わせがユニーク。中世音楽にも影響を受けたその作風は神秘的ですらあり
ます。
8.557880
サン=サーンス(1835-1921):<チェロとピアノのための作品集>
チェロ・ソナタ第1番/チェロ・ソナタ第2番/組曲
演奏/マリア・クリーゲル(チェロ)、
フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
ナクソスではおなじみ、2人のアーティストが組んだサン=サーンス。時代を
隔てた3つの作品で作曲者の幅広い音楽性を捉えた一枚ですが、室内楽曲の素
晴らしさを再認識できる作品集だとも言えるでしょう。特にソナタ第1番のロ
マン、円熟したソナタ第2番は聴きものです。
8.557898-99
C.デイヴィス(b.1936):
バレエ「アラディン」(全曲)(バレエ全曲盤 世界初録音)
演奏/カール・デイヴィス(指揮)
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団
有名な映画音楽をこれまでに多数作曲し、指揮者としても活躍。イギリスの
ジョン・ウィリアムズ的存在であるデイヴィスが書いた長編バレエ音楽は、
ペルシャ-中国-モロッコを巡るストーリー。アドヴェンチャー&ロマンティッ
クなオーケストラ・サウンドが展開されます。
8.557958
マイール(1763-1845):
劇的カンタータ「調和」(独唱者、合唱と管弦楽のための)/ベートーヴェ
ンの死に寄せるカンタータ(独唱者、合唱と管弦楽のための)
歌・演奏/フランク・ホーク(指揮、合唱指揮)
インゴルシュタット・ゲオルギアン室内管弦楽団、
ジーモン・マイール合唱団、
タリア・オール(ソプラノ)、アルティン・ピリウ(テノール)、
ニコライ・ボルチェフ(バス)
※伊語歌詞、英語対訳はウェブサイトでご覧いただけます。
18世紀から19世紀にかけて、70ものオペラや600曲を数える宗教音楽などを残
しているイタリアの作曲家。ロッシーニやベートーヴェンなど多くの音楽か
ら影響を受けましたが、ここに収録された2曲でもその作風が把握できるで
しょう。「ベートーヴェンの死に寄せるカンタータ」は決して重苦しいレク
イエム風ではなく、偉大な先輩を敬うような雰囲気の音楽です。
8.557963
フィンジ(1901-1956):<英国歌曲シリーズ第15集>
大地と空気と雨/ある詩人に/小道と踏み段を通って(世界初録音)
※英語歌詞付き
歌・演奏/ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
イアン・バーンサイド(ピアノ……「大地と空気と雨」「ある詩人に」)、
サッコーニ弦楽四重奏団(「小道と踏み段を通って」)
美しいメロディながらも、イングランドの厳しい大自然と向き合っているか
のようなフィンジの作品。詩人トマス・ハーディの作品をテキストに使った
「大地と空気と雨」は代表作であり、同じくハーディの詩を使った「小道と
踏み段を通って」は、英国音楽ファンにとってもかなり珍しいものです。
録音・編集:24bit。
8.559266
カスカリーノ(1922-2002):<管弦楽作品集>
ピグマリオン/ガラテアの肖像/ガラスの刃*/見通し/瞑想と哀歌/アケイ
ディア・ランド ※世界初録音(「ピグマリオン」を除く)
演奏/ジョアン・ファレッタ(指揮)
フィラデルフィア交響楽団、
ジェフリー・ディーマー(イングリッシュ・ホルン)*
フィラデルフィアに生まれ、ほぼ独学で作曲テクニックを習得。R・シュトラ
ウスやスクリャービンを思わせる官能的なバレエ作品をはじめ、多くのファ
ンを獲得しそうな作風です。アメリカ作品のスペシャリストでもあるファレ
ッタは、ナクソスにおいてオールソップと並ぶ注目の存在です。
8.570136
ロースソーン(1905-1971):
2つのヴァイオリンのための主題と変奏/弦楽四重奏曲第1番(主題と変奏)
/弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲第3番
演奏/マッジーニ四重奏団
1930年代から60年代にかけて作曲されたこの4作品はロースソーンの進化の足
跡でもあり、これまでリリースされた多くの作品と比較してもテクニックが
集約された要になるような存在。ブリテン、ベルク、シマノフスキなどさま
ざまな作曲家を引き合いに出したくなる音楽です。
8.570195
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):
交響曲第1番/組曲「ざわめく森」/組曲「ダンス・パーティの後」
演奏/[交響曲第1番]
エドゥアルト・セロフ(指揮)
ヴォルゴグラード・フィルハーモニー管弦楽団
[「ざわめく森」「ダンス・パーティの後」]
キリル・エルショフ(指揮)
サラトフ音楽院交響楽団、
ロリータ・アンゲルト(ピアノ……「ダンス・パーティの後」)
ショスタコーヴィチの影響を受けて1947年に作曲された交響曲をはじめ、す
べて作曲者20代のときに書かれた作品。旧ソヴィエト時代にもレコードで存
在を知ることはできましたが、ようやく再評価の兆しが見えてきています。
このCDでは2つのオーケストラが演奏をしていますが、その意味でもロシア音
楽ファンは必聴でしょう。
8.570243
<吹奏楽のための名曲集>
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-凱旋行進曲
ストラヴィンスキー:
管楽器のためのシンフォニー集 - ドビュッシーの思い出のため(オリジナ
ル1920年版)
パーシケッティ:交響曲第6番(バンドのための交響曲)
ヴァインベルガー:
歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」-ポルカとフーガ(バイナム編)
コープランド:交響詩「エンブレム」
グレインジャー:子供のマーチ「丘を越えて彼方へ」
ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」(デュソイト編)
演奏/マイケル・J・コルバーン中佐(指揮)
大統領直属アメリカ海兵隊軍楽隊
日本でも人気のある、ウィンド・バンド(吹奏楽)のためのオリジナル作品
と編曲を集めた一枚。アメリカのホワイトハウスを拠点に演奏を行う名門バ
ンドで(1798年創設)、吹奏楽コンクールの自由曲やコンサートの選曲にも
役立ちます。
8.570253
サンマルティーニ(1700/01-1775):
宗教的カンタータ「イェルサレム」J-C122/心を尽くして(詩篇110:現・
詩篇111)J-C B-5/交響曲変ホ長調J-C 25/交響曲ト短調J-C 56
※全曲世界初録音
歌・演奏/ダニエレ・フェラーリ(指揮)
シンフォニカ・アンサンブル、
ステファノ・ロ・レ(ヴァイオリン)、
フィリッポ・ラヴィッツァ(ハープシコード)、
シルヴィア・マペッリ(ソプラノ)、
ミロスラヴァ・ヨルダノヴァ(メゾ・ソプラノ)、
ジョルジョ・ティボニ(テノール)
※イタリア語歌詞、英語対訳付き(「イェルサレム」「心を尽くして」)
18世紀イタリア古典派の典型的な作曲家であり、バロック・カンタータの名
残も残しているという麗しい2つの宗教曲。そして初期のハイドンを思わせ
る明快な響きが特徴の交響曲を収録しました。
8.570309
<フィルハーモニカーの至芸 - ヴォルフガング・シュルツ&マティーアス
・シュルツ(フルート)>
モーツァルト:
2台のピアノのためのソナタ
(エリーザベト・ヴァインツィール&エトムント・ヴェヒターによる2つのフ
ルートとピアノ用編曲)
クーラウ:2つのフルートとピアノのための大三重奏曲
フランセ:オウムの対話(フルートとアルト・フルートのための)
サン=サーンス:
タランテッラOp.6(フルート、クラリネットとピアノのための)
プーランク:フルート・ソナタ
演奏/ヴォルフガング・シュルツ(フルート&アルト・フルート)、
マティーアス・シュルツ(フルート)、
ペーター・シュミードル(クラリネット)、乾まどか(ピアノ)
ウィーン・フィルの名手を紹介するシリーズの最新盤は、カール・ベームが
指揮をしていた頃からのスター奏者であるシュルツと、彼の息子であるマティ
ーアスのデュオが登場。モーツァルト作品の編曲など選曲もユニーク。仲間
であるシュミードル、乾まどかのサポートも万全です。サン=サーンスとプ
ーランクはヴォルフガングの演奏です。
<NAXOS HISTORICAL>
8.111238 \880
<ジョージ・セル、ベニー・グッドマン>
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番(録音:1946年8月18日、ハリウッド)
同第2番(録音:1946年8月20日、ハリウッド)
クラリネット五重奏曲「シュタードラー」
(録音:1938年4月25日、ニューヨーク)
演奏/[ピアノ四重奏曲]
ジョージ・セル(ピアノ)、
ブダペスト弦楽四重奏団のメンバー
[クラリネット五重奏曲]
ベニー・グッドマン(クラリネット)、ブダペスト弦楽四重奏団
マーク・オバート=ソーン復刻。2人の名手とブダペスト弦楽四重奏団のメ
ンバーが組んだ録音。セルはアメリカでの活動初期の録音であり
(米Columbia)、指揮ぶりと同じく明晰な演奏が特徴。グッドマンは戦前の
人気絶頂期における録音で(米Victor)、誠実な音楽に人柄がうかがえます。
8.111245 \880
<コルトーのSP録音集第5集-ショパン:バラード&夜想曲集>
バラード第1番(録音:1929年6月7日、ロンドン)/バラード第2番/バラー
ド第3番/バラード第4番(録音:1929年3月11日、ロンドン)/夜想曲第2番
(録音:1929年3月19日、ロンドン)/夜想曲第2番(録音:1949年11月4日、
ロンドン)/夜想曲第4番(録音:1951年10月17日、ロンドン)/夜想曲
第5番(録音:1948年4月20日、ロンドン)/夜想曲第7番(録音:1951年10月
17日、ロンドン)/夜想曲第15番(録音:1947年10月9日、ロンドン)/夜
想曲第16番(録音:1947年10月15日、ロンドン)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ)
マーク・オバート=ソーン復刻。1929年録音の5曲と1947年から51年にかけて
の6曲をカップリング。有名な「夜想曲第2番」は、20年をおいて演奏の比較
ができるという楽しみも(特に49年の録音は貴重なもの)。昨年末には晩年
のマスタークラスを記録したCDも話題になり、再評価が高まっています。