SM115 \2080
ローマ・アモール-ハンガリーの伝統音楽(全18曲)
演奏:カランドス・アンサンブル
ヴァイオリニストのベーショテンを中心に活躍するカランドル・アンサンブル。
ヴァイオリン、ツィンバロン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバスという
編成で、どんな曲も完璧に仕上げています。彼らは世界中で、ハンガリーとル
ーマニアの民俗音楽を演奏。聴衆を熱狂させ続けています。このアルバム、ど
の曲もため息ものですが、ツィンバロン好きには特にオススメ。チャールダッ
シュ特有の「ゆっくり-速く」の形式を遵守した2曲目「赤いりんごの木に繋が
れた私の馬」での素晴らしすぎるソロ、第1曲目の「ソリよ急げ」でのヴァイ
オリンとの二重奏などなど、激しくも悩ましい演奏が続出。まさに鳥肌立ちっ
ぱなしの1枚です。
SM119 \2080
劇的な歌
1-6.ヴァスクス(1946-):ピアノ四重奏曲
1-4.ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.60
演奏:アンサンブル・ラロ
革新的なヴァスクス、ヨーロッパの伝統を守るブラームス。あまりない取り合
わせが気持ちをそそる1枚です。冒頭から熱く熱く訴えかける歌心がなんとも
素晴らしく、ついつい耳を傾けてしまいます。暗さの中に息づく情熱、深い水
の中に煌めく鈍い光。そんなことを考えさせるような演奏です。このアンサン
ブル・ラロは 2008年7月に神戸国際芸術祭にも出演。アンサンブルの名前はロ
ベルト・シューマンが生みだしたダヴィド同盟のラロ博士に着想を得ていて、
ふたつの相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれている人物です。
そんなエピソードにふさわしい1枚をぜひお聴きください。
SM120 \2080
イン・クローチェ
1.ニューステット(1915-):
合唱とチェロのための「スターバト・マーテル」 Op.111
2.ベルトルド・フンメル:(1925-2002):無伴奏チェロのための「別れ」
3.ペルト(1935-):合唱のための「今こそ主よ、我を去らせたまわん」
4.グバイドゥーリナ(1931-):前奏曲第5番
5.バーバー(1910-1981):アニュス・デイ Op.11
6.カンチェリ(1935-):無伴奏チェロのための「涙のあとに」
7.タヴナー(1944-):合唱とチェロのための「聖なるもの」
ユリウス・ベルガー(チェロ)/カメル合唱団
マリス・シルマイス(指揮)
録音 2007年エッケルスハウゼン音楽祭
20世紀から21世紀の作品は、不安と癒しに満ちているかのようです。ここに収
録されたチェロと合唱のための作品は、どれも“全ての命が有限であること。
人間の存在の中に「死」が内包されていること”を想起させ、聴き手を深い精
神世界へと誘導していきます。力強いニューステッドの「スターバト・マーテ
ル」、バーバーの有名な「アニュス・デイ」などでの美しくも荘厳な合唱、
ペルト、グバイドゥーリナ、タヴナー、そしてカンチェリの無伴奏での荒涼た
る世界まで。祈り、怒り、哀しみ、希望、全てが詰まったアルバムです。
チェロのベルガーと、ラトヴィアの若き声が集う合唱団「KAMER...」の迫真の
演奏で。
SM123 \2080
シューマン&メンデルスゾーン:室内楽作品集
1-4.シューマン(1810-1856):ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
5-8.メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110
9.メンデルスゾーン :
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40より第2楽章(編曲: I. ホフマン )
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
フランク=ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン )/コンラート・ズスケ
(第2ヴァイオリン )・・・5-8はヴィオラ /オラフ・ハルマン(ヴィオラ)/
ユルンヤーコブ・ティム(チェロ)/クリスチャン・オッケルト(コントラバス)
ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーとゲヴァントハウス弦楽四重奏団の華
麗なる競演です。ヘーエンリーダーは1981年のブゾーニ国際ピアノ・コンクー
ルで優勝し、世界中の指揮者、オーケストラと共演を重ねるドイツ屈指のピア
ニストです。このアルバムでは、シューマンとメンデルスゾーンにふさわしく、
200年の歴史を持つゲヴァントハウス四重奏団を起用、実に瑞々しく、また堅
固なハーモニーを聴かせます。シューマンのピアノ四重奏での流麗さ、あまり
録音のない、メンデルスゾーンが16歳の時に書いた瑞々しいピアノ六重奏。
言葉に尽くせないほどの究極の美演です。最後に置かれたメンデルスゾーン
は、この盤が世界初録音となります。
SM125 \2080
ロマンティック・ヴィルトゥオージティ
1-3.ペスキン(1906-1988):トランペット協奏曲第1番ハ短調
4.ブラント(1869-1923):2つの演奏会用小品第1番ヘ短調 Op.11
5.同:2つの演奏会用小品第2番変ホ長調 Op.12
6.コーズ(1870-1951):演奏会用幻想曲変ホ短調
7.ヘーネ(1860-1927):スラヴ幻想曲
8.ベーメ(1870-1938):ロシア舞曲 Op.32
9-11.ベーメ:トランペット協奏曲ホ短調 Op.18
12.ベーメ:タランテラ「ラ・ナポリテーヌ」Op.25
演奏:ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(トランペット )
ヴェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー
ヘイコ・マティアス・フェルスター(指揮)
1997年にチャイコフスキー音楽院が主催した国際トランペット・コンクールに
参加した12歳のゾンマーハルダー。ロシアの伝説的奏者たち・・・ドクチツェ
ルやマルゴーリン、ユソフらがその才能に着目、以降、着々と研鑽を重ね、
2006年には19歳の若さで、ドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の
ソロ・トランペット奏者に就任してしまったという天才です。彼が選んだこの
プログラム、どれもトランペット奏者にはなくてはならないものであり、また、
完璧に演奏することがどれほど難しいか、も広く知れ渡っている曲ばかりで構
成されています。トラック 9-11を除いては、管弦楽伴奏版は世界初録音です。
SM126 \2080
弦楽四重奏曲の誕生-カザル弦楽四重奏団
SM128 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):モテット集
1.詩篇第100番 Op.69-2「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
2.詩篇第2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」 Op.78-1
3.詩篇第43番「神よ、われを審き」 Op.78-2
4.詩篇第22番「わが神、わが神、なぜ私を見捨てたのか」 Op.78-3
5.深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶ Op.23-1
6.アヴェ・マリア Op.23-2/7.われら人生の半ばにありて Op.23-3
8.死んだ人たちは幸いである Op.115-1/9.けれども巧みな Op.115-2
10.レスポンソリウムと讃歌「主よ、御身の聖なる座より顧みたまえ」Op.121
11.詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
ミュンヘン・ホーフカントライ
ウォルフガング・アンテルベルガー(指揮)
録音 2009年2月 21-22日
メンデルスゾーンは、ご存知の通り、当時忘れられていたバッハの作品を蘇ら
せ、聴衆に再認識させた作曲家でもあります。そんな彼の宗教作品はバッハ、
ヘンデル、パレストリーナなどの偉大な精神を受け継ぎながらも、新しいスタ
イルを確立した輝かしいものばかりです。晩年の大作「エリア」に至るまで、
彼の書いた合唱作品は数多く、親しみやすさにおいても、美しさにおいても、
もっともっと聴かれてもよいのではないでしょうか。ここで見事なハーモニー
を披露しているのは、バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバーたちによって
2009年に結成された室内合唱団ミュンヘン・ホーフカントライ。あのケント・
ナガノも最大級の賛辞を送る、様々な国籍の歌い手からなるアンサンブルです。
SM131 \2080
ドガディン
1.チャイコフスキー(1840-1893):憂鬱なセレナード変ロ短調 Op.26
2.チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34
3.メロディ変ホ長調 Op.42-3
4.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34-4
5-8.プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80(*)
9.ローゼンブラット(1956-):カルメン幻想曲
セルゲイ・ドガディン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・マースロフ(ピアノ)・・・1-8
アレクサンダー・ローゼンブラット(ピアノ)・・・9
録音 2008年3月 22-24日
セルゲイ・ドガディンは1988年、ロシアのサンクトペテルブルグで音楽一家に
生まれました。この録音当時はサンクトペテルブルグ音楽院の学生でしたが、
すでに2005年のパガニーニ国際コンクール第1位、2002年のアンドレア・ポス
タッチーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位、特別賞&グランプリなど様々
な賞を獲得、大きな期待を担う若手演奏家の一人です。ここではチャイコフス
キー、ラフマニノフ、プロコフィエフと、1956年生まれの作曲家ローゼンブラ
ットの作品を演奏しています。ローゼンブラットの「カルメン幻想曲」では作
曲家自身が伴奏を担当、揺るぎなき解釈と目の覚めるような技巧でこの難曲を
制圧しています。使用楽器はジャン・バプティスト・ヴィヨームです。
SM134 \1750
ベルリン交響楽団・ライヴ・イン・コンサート
SM135 \2080
クール・リズム
1-10.マトゥス(1934-):幻想曲「魔法の夢」
11-14.ミンツァー(1953-):リズム・オブ・ザ・アメリカ
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団
ウェストファリア・ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
録音 2008年8月
クレア・オブスキュール(光と影)と言う名を持つサックス四重奏団のパワー漲
る1枚です。彼らは定期的にベルリンで演奏会を開き、また多くの音楽コンク
ールでも賞を取るなど、その活動は広く注目されています。このアルバムに収
録された2曲の極めて独創的な作品でも、その傑出した音楽性ははっきりわか
ることでしょう。噴出するエネルギーを感じさせる「魔法の夢」、ジャズの要
素を孕みつつも、もっと原始的で根源的なオフビートの饗宴「リズム・オブ・
ザ・アメリカ」。クールでイカした世界に翻弄されちゃってください。
SM137 \2080
トカレフ・プレイズ・ローゼンブラットローゼンブラット(1953-):作品集
1.:ジプシー・ファンタジー(原曲: V.モンティ)
2.2つのロシアの主題によるコンチェルティーノ
3.ニコロ・パガニーニの主題による変奏曲
4.チェロ・ソナタ/5.ピアノ・ソナタ第3番/6.不思議の国のアリス(抜粋)
7.ワルツィング・ウィズ・ハルトマン(原曲:ムソルグスキー)
ニコライ・トカレフ(ピアノ)・・・2.5
アレクサンドル・ローゼンブラット(ピアノ)・・・2.3.4.6
モスフィルム・スタジオ・オーケストラ・・・1.7
グラフ・モーリャ(ヴァイオリン)・・・1
アレクサンダー・ザゴリンスキー(チェロ)・・・4
オレグ・シンキン(ピアノ)・・・6 他
日本でもおなじみ、若手実力派ピアニスト、トカレフが参加したローゼンブラ
ット作品集です。1983年生まれのトカレフは、14歳(1997年)にして初来日。東
京・紀尾井ホールでのコンサートで大絶賛され、その翌年にも再来日して日本
の主要都市でコンサートを開いているという経歴の持ち主です。その後、更に
研鑽を重ね、世界中で活躍、もちろん日本にも何度も来ていますし、昨年はメ
ジャー・デビューも果たし、ますます目が離せない若手ピアニストの筆頭格で
す。昨年リリースされたアルバムでは、ドビュッシーやラヴェルを中心とした、
案外繊細な曲目を披露していましたが、やはり彼の神髄は超絶技巧物。その上、
このローゼンブラット作品は、彼が10代の頃から取り組んでいた、まさにライ
フワーク?とも言えるべきものです。このアルバムは、他にローゼンブラット
本人の演奏や、ヴァイオリン作品なども収録。
SM138 \2080
デュオ・ダコール:輝いていた世界
1.シューベルトの詩「私の祈り」の朗読
2-5.4手のためのピアノ・ソナタハ長調 Op.140 D812
6.ロンドイ長調「大ロンド」 Op.107 D.951
演奏:デュオ・ダコール(ピアノ・デュオ)
ドイツと台湾のピアニスト2人のよるピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」の
シューベルト作品集です。彼らは以前シューマンのピアノ五重奏の連弾版を
OEHMSからリリース、そのリリシズム溢れる演奏で、多くの聴き手を魅了して
いますが、今回のシューベルトもまた格別の美しさで、タイトルの「輝かしい
世界」そのままに、シューベルトの音楽の持つ深淵さと深い美しさ、そして底
に秘めた暗黒の部分までをも見事に映し出した素晴らしい演奏を披露していま
す。冒頭の詩の朗読も味わい深いものです。
ローマ・アモール-ハンガリーの伝統音楽(全18曲)
演奏:カランドス・アンサンブル
ヴァイオリニストのベーショテンを中心に活躍するカランドル・アンサンブル。
ヴァイオリン、ツィンバロン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバスという
編成で、どんな曲も完璧に仕上げています。彼らは世界中で、ハンガリーとル
ーマニアの民俗音楽を演奏。聴衆を熱狂させ続けています。このアルバム、ど
の曲もため息ものですが、ツィンバロン好きには特にオススメ。チャールダッ
シュ特有の「ゆっくり-速く」の形式を遵守した2曲目「赤いりんごの木に繋が
れた私の馬」での素晴らしすぎるソロ、第1曲目の「ソリよ急げ」でのヴァイ
オリンとの二重奏などなど、激しくも悩ましい演奏が続出。まさに鳥肌立ちっ
ぱなしの1枚です。
SM119 \2080
劇的な歌
1-6.ヴァスクス(1946-):ピアノ四重奏曲
1-4.ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.60
演奏:アンサンブル・ラロ
革新的なヴァスクス、ヨーロッパの伝統を守るブラームス。あまりない取り合
わせが気持ちをそそる1枚です。冒頭から熱く熱く訴えかける歌心がなんとも
素晴らしく、ついつい耳を傾けてしまいます。暗さの中に息づく情熱、深い水
の中に煌めく鈍い光。そんなことを考えさせるような演奏です。このアンサン
ブル・ラロは 2008年7月に神戸国際芸術祭にも出演。アンサンブルの名前はロ
ベルト・シューマンが生みだしたダヴィド同盟のラロ博士に着想を得ていて、
ふたつの相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれている人物です。
そんなエピソードにふさわしい1枚をぜひお聴きください。
SM120 \2080
イン・クローチェ
1.ニューステット(1915-):
合唱とチェロのための「スターバト・マーテル」 Op.111
2.ベルトルド・フンメル:(1925-2002):無伴奏チェロのための「別れ」
3.ペルト(1935-):合唱のための「今こそ主よ、我を去らせたまわん」
4.グバイドゥーリナ(1931-):前奏曲第5番
5.バーバー(1910-1981):アニュス・デイ Op.11
6.カンチェリ(1935-):無伴奏チェロのための「涙のあとに」
7.タヴナー(1944-):合唱とチェロのための「聖なるもの」
ユリウス・ベルガー(チェロ)/カメル合唱団
マリス・シルマイス(指揮)
録音 2007年エッケルスハウゼン音楽祭
20世紀から21世紀の作品は、不安と癒しに満ちているかのようです。ここに収
録されたチェロと合唱のための作品は、どれも“全ての命が有限であること。
人間の存在の中に「死」が内包されていること”を想起させ、聴き手を深い精
神世界へと誘導していきます。力強いニューステッドの「スターバト・マーテ
ル」、バーバーの有名な「アニュス・デイ」などでの美しくも荘厳な合唱、
ペルト、グバイドゥーリナ、タヴナー、そしてカンチェリの無伴奏での荒涼た
る世界まで。祈り、怒り、哀しみ、希望、全てが詰まったアルバムです。
チェロのベルガーと、ラトヴィアの若き声が集う合唱団「KAMER...」の迫真の
演奏で。
SM123 \2080
シューマン&メンデルスゾーン:室内楽作品集
1-4.シューマン(1810-1856):ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
5-8.メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110
9.メンデルスゾーン :
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40より第2楽章(編曲: I. ホフマン )
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
フランク=ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン )/コンラート・ズスケ
(第2ヴァイオリン )・・・5-8はヴィオラ /オラフ・ハルマン(ヴィオラ)/
ユルンヤーコブ・ティム(チェロ)/クリスチャン・オッケルト(コントラバス)
ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーとゲヴァントハウス弦楽四重奏団の華
麗なる競演です。ヘーエンリーダーは1981年のブゾーニ国際ピアノ・コンクー
ルで優勝し、世界中の指揮者、オーケストラと共演を重ねるドイツ屈指のピア
ニストです。このアルバムでは、シューマンとメンデルスゾーンにふさわしく、
200年の歴史を持つゲヴァントハウス四重奏団を起用、実に瑞々しく、また堅
固なハーモニーを聴かせます。シューマンのピアノ四重奏での流麗さ、あまり
録音のない、メンデルスゾーンが16歳の時に書いた瑞々しいピアノ六重奏。
言葉に尽くせないほどの究極の美演です。最後に置かれたメンデルスゾーン
は、この盤が世界初録音となります。
SM125 \2080
ロマンティック・ヴィルトゥオージティ
1-3.ペスキン(1906-1988):トランペット協奏曲第1番ハ短調
4.ブラント(1869-1923):2つの演奏会用小品第1番ヘ短調 Op.11
5.同:2つの演奏会用小品第2番変ホ長調 Op.12
6.コーズ(1870-1951):演奏会用幻想曲変ホ短調
7.ヘーネ(1860-1927):スラヴ幻想曲
8.ベーメ(1870-1938):ロシア舞曲 Op.32
9-11.ベーメ:トランペット協奏曲ホ短調 Op.18
12.ベーメ:タランテラ「ラ・ナポリテーヌ」Op.25
演奏:ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(トランペット )
ヴェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー
ヘイコ・マティアス・フェルスター(指揮)
1997年にチャイコフスキー音楽院が主催した国際トランペット・コンクールに
参加した12歳のゾンマーハルダー。ロシアの伝説的奏者たち・・・ドクチツェ
ルやマルゴーリン、ユソフらがその才能に着目、以降、着々と研鑽を重ね、
2006年には19歳の若さで、ドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の
ソロ・トランペット奏者に就任してしまったという天才です。彼が選んだこの
プログラム、どれもトランペット奏者にはなくてはならないものであり、また、
完璧に演奏することがどれほど難しいか、も広く知れ渡っている曲ばかりで構
成されています。トラック 9-11を除いては、管弦楽伴奏版は世界初録音です。
SM126 \2080
弦楽四重奏曲の誕生-カザル弦楽四重奏団
SM128 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):モテット集
1.詩篇第100番 Op.69-2「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
2.詩篇第2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」 Op.78-1
3.詩篇第43番「神よ、われを審き」 Op.78-2
4.詩篇第22番「わが神、わが神、なぜ私を見捨てたのか」 Op.78-3
5.深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶ Op.23-1
6.アヴェ・マリア Op.23-2/7.われら人生の半ばにありて Op.23-3
8.死んだ人たちは幸いである Op.115-1/9.けれども巧みな Op.115-2
10.レスポンソリウムと讃歌「主よ、御身の聖なる座より顧みたまえ」Op.121
11.詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
ミュンヘン・ホーフカントライ
ウォルフガング・アンテルベルガー(指揮)
録音 2009年2月 21-22日
メンデルスゾーンは、ご存知の通り、当時忘れられていたバッハの作品を蘇ら
せ、聴衆に再認識させた作曲家でもあります。そんな彼の宗教作品はバッハ、
ヘンデル、パレストリーナなどの偉大な精神を受け継ぎながらも、新しいスタ
イルを確立した輝かしいものばかりです。晩年の大作「エリア」に至るまで、
彼の書いた合唱作品は数多く、親しみやすさにおいても、美しさにおいても、
もっともっと聴かれてもよいのではないでしょうか。ここで見事なハーモニー
を披露しているのは、バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバーたちによって
2009年に結成された室内合唱団ミュンヘン・ホーフカントライ。あのケント・
ナガノも最大級の賛辞を送る、様々な国籍の歌い手からなるアンサンブルです。
SM131 \2080
ドガディン
1.チャイコフスキー(1840-1893):憂鬱なセレナード変ロ短調 Op.26
2.チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34
3.メロディ変ホ長調 Op.42-3
4.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34-4
5-8.プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80(*)
9.ローゼンブラット(1956-):カルメン幻想曲
セルゲイ・ドガディン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・マースロフ(ピアノ)・・・1-8
アレクサンダー・ローゼンブラット(ピアノ)・・・9
録音 2008年3月 22-24日
セルゲイ・ドガディンは1988年、ロシアのサンクトペテルブルグで音楽一家に
生まれました。この録音当時はサンクトペテルブルグ音楽院の学生でしたが、
すでに2005年のパガニーニ国際コンクール第1位、2002年のアンドレア・ポス
タッチーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位、特別賞&グランプリなど様々
な賞を獲得、大きな期待を担う若手演奏家の一人です。ここではチャイコフス
キー、ラフマニノフ、プロコフィエフと、1956年生まれの作曲家ローゼンブラ
ットの作品を演奏しています。ローゼンブラットの「カルメン幻想曲」では作
曲家自身が伴奏を担当、揺るぎなき解釈と目の覚めるような技巧でこの難曲を
制圧しています。使用楽器はジャン・バプティスト・ヴィヨームです。
SM134 \1750
ベルリン交響楽団・ライヴ・イン・コンサート
SM135 \2080
クール・リズム
1-10.マトゥス(1934-):幻想曲「魔法の夢」
11-14.ミンツァー(1953-):リズム・オブ・ザ・アメリカ
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団
ウェストファリア・ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
録音 2008年8月
クレア・オブスキュール(光と影)と言う名を持つサックス四重奏団のパワー漲
る1枚です。彼らは定期的にベルリンで演奏会を開き、また多くの音楽コンク
ールでも賞を取るなど、その活動は広く注目されています。このアルバムに収
録された2曲の極めて独創的な作品でも、その傑出した音楽性ははっきりわか
ることでしょう。噴出するエネルギーを感じさせる「魔法の夢」、ジャズの要
素を孕みつつも、もっと原始的で根源的なオフビートの饗宴「リズム・オブ・
ザ・アメリカ」。クールでイカした世界に翻弄されちゃってください。
SM137 \2080
トカレフ・プレイズ・ローゼンブラットローゼンブラット(1953-):作品集
1.:ジプシー・ファンタジー(原曲: V.モンティ)
2.2つのロシアの主題によるコンチェルティーノ
3.ニコロ・パガニーニの主題による変奏曲
4.チェロ・ソナタ/5.ピアノ・ソナタ第3番/6.不思議の国のアリス(抜粋)
7.ワルツィング・ウィズ・ハルトマン(原曲:ムソルグスキー)
ニコライ・トカレフ(ピアノ)・・・2.5
アレクサンドル・ローゼンブラット(ピアノ)・・・2.3.4.6
モスフィルム・スタジオ・オーケストラ・・・1.7
グラフ・モーリャ(ヴァイオリン)・・・1
アレクサンダー・ザゴリンスキー(チェロ)・・・4
オレグ・シンキン(ピアノ)・・・6 他
日本でもおなじみ、若手実力派ピアニスト、トカレフが参加したローゼンブラ
ット作品集です。1983年生まれのトカレフは、14歳(1997年)にして初来日。東
京・紀尾井ホールでのコンサートで大絶賛され、その翌年にも再来日して日本
の主要都市でコンサートを開いているという経歴の持ち主です。その後、更に
研鑽を重ね、世界中で活躍、もちろん日本にも何度も来ていますし、昨年はメ
ジャー・デビューも果たし、ますます目が離せない若手ピアニストの筆頭格で
す。昨年リリースされたアルバムでは、ドビュッシーやラヴェルを中心とした、
案外繊細な曲目を披露していましたが、やはり彼の神髄は超絶技巧物。その上、
このローゼンブラット作品は、彼が10代の頃から取り組んでいた、まさにライ
フワーク?とも言えるべきものです。このアルバムは、他にローゼンブラット
本人の演奏や、ヴァイオリン作品なども収録。
SM138 \2080
デュオ・ダコール:輝いていた世界
1.シューベルトの詩「私の祈り」の朗読
2-5.4手のためのピアノ・ソナタハ長調 Op.140 D812
6.ロンドイ長調「大ロンド」 Op.107 D.951
演奏:デュオ・ダコール(ピアノ・デュオ)
ドイツと台湾のピアニスト2人のよるピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」の
シューベルト作品集です。彼らは以前シューマンのピアノ五重奏の連弾版を
OEHMSからリリース、そのリリシズム溢れる演奏で、多くの聴き手を魅了して
いますが、今回のシューベルトもまた格別の美しさで、タイトルの「輝かしい
世界」そのままに、シューベルトの音楽の持つ深淵さと深い美しさ、そして底
に秘めた暗黒の部分までをも見事に映し出した素晴らしい演奏を披露していま
す。冒頭の詩の朗読も味わい深いものです。