<ARTS>
●ARTS ARCHIVESシリーズ
43050 6枚組 \9000
カール・オルフ-ジ・ウルティメット・コレクション/
Disc1)カルミナ・ブラーナ(43001)
Disc2)カトゥーリ・カルミナ、アフロディーテの勝利(43002)
Disc3)オルフェウス(43003)
Disc4)アリアドネの嘆き、情けしらずの女たちの踊り(43004)
Disc5-6)プロメテウス(43007)
Disc1&2) ライトナー指揮 ケルン放送響ほか
M.カズンズ(T)、R.へルマン(B)、B.マクダニエル(Br)、
R=M.ビュッツ(S)、 (録音1973-74年)
Disc3&4) クルト・アイヒホルン指揮 バイエルン放送響、
ヘルマン・プライ(Br)、ルチア・ポップ(S)、ローゼ・ワーゲマン(Ms)、
リッダーブッシュ(Bs)、カール・オルフ(語り手)、(録音1972-74年)
Disc5&6)ライトナー指揮 ケルン放送響ほか、
ヨゼフ・グラインドル(クラトス)、ハインツ・クラマー(ヘファイストス)
ローラント・ヘルマン(プロメテウス)、キース・エンゲン(オケアノス)
フリッツ・ウール(ヘルメス) (録音1972年)
カール・オルフ生誕110年を記念して、これまでArts Archivesで出ていたカー
ル・オルフ・エディションを1Boxにまとめました。指揮はライトナー、アイヒ
ホルン、歌手陣はポップ、プライ、リーダーブッシュら伝説的なアーティスト
たち。折しも本年末に東京で劇的三部作(カルミナ・ブラーナ、カトゥーリ・
カルミナ、アフロディーテの勝利)のバレエ付き舞台日本初演が控えており、
揃えておいて損のないセットです。
47704-8(SACD-Hybrid) \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番(1943)
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
録音:2004年10月
好調のカエターニ、ショスタコーヴィチ交響曲全曲録音チクルスの最新盤。
2005年にメルボルン交響楽団の終身指揮者に任命されたカエターニは今、もっ
とも脂の乗っている指揮者でしょう。前回の第11番も迫力ある演奏でしたが本
CDはそれを上回る迫力といっても言いすぎではありません。ARTSが誇るハイブ
リッドSACDマルチ・チャンネルの高音質で存分にお楽しみ下さい。
47707 \1480
カステッロ:「セイチェント・イタリアーノ」
J.H.カプスベルガー(1575-1651):
シンフォニア第17番、コレンテ第5番、カンツォーネI、
G.M.トラバーチ(1580-1647):ガリアルダI、III、IV、
フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーネVIII
ファルコニエロ(1586-1656):リンファンタ・アルツィビッツァーラ
メルーラ(1594-1665):カプリッチョ、「ラ・ロダ」
マリーニ:三声のアリア「ダ・ソランツァ」 1644):ソナタII、
G.B.ブオナメンテ(1595-1642):ソナタX「カヴァレット・ツォッポ」
マリーニ:4声のパッサカリア、
カプスベルガー:前奏曲第12番、
ピッキ(1572-1643):カンツォーネIV
B.ストラーチェ(1637-1707):チェンバロのためのバレエ、
マリーニ:ソナタI
カステッロ:シンフォニアXV「ストロメンティ・ダルコ」
カプスベルガー:前奏曲第3番、
トラバーチ:コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
オッタヴィオ・ダントーネ(指揮、チェンバロ)
アカデミア・ビザンチナ
録音:1997年4月
「調和の霊感」「和声とインヴェンションの試み」で高い評価を得ているダン
トーネ率いるアカデミア・ビザンチナはいつも非常に個性的。創意工夫に満ち
た刺激的な演奏でありながら、どこかクールでスマート、そして実に上手い!
今回は17世紀の珍しい作曲家の作品を集めました。
47810 2枚組 \2960
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
CD1)ギター協奏曲第1番イ長調op.30/ ギター協奏曲第2番イ長調op.36
CD2)ギター協奏曲第3番ヘ長調 Op.70
ギターと弦楽のための大五重奏曲ハ長調 Op.65、
ロッシーニの「オテッロ」の主題による変奏曲、
ジェネラーリの「ローマのバッカス祭」の主題による変奏曲 Op.102、
ワルツ・ファヴォーリによる変奏曲
エドアルド・カテマリオ(G)、
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
録音
2002年11月(CD1)、
2002-2003年(CD2)
自らが優れたギタリストであったジュリアーニのギター協奏曲全集ほかギター
と管弦楽のための作品集集成。47688、47689を1Box化したもの。
47509 \1080
レオンカヴァッロ:歌曲集
(Melodie&Songs)
四月、さようなら、そこにあなたの瞳が、宣言、ユウの歌、リラへの賛歌、
それは愛に任せる、愛の歌、愛する人のために私は死にたいと思う、ミュー
ズへの誘惑、12月の夜、パンシエロ、フランスのセレナード、マンドリナ
ータ、朝の歌
ファウスト・テンツィ(T)
ロベルト・ネグリ(Pf)
録音:1993年5月
マスカーニの歌曲集に続くヴェリズモ・オペラの巨匠レオンカヴァッロの歌曲
集です。彼の純粋な歌曲はその一部が知られており、たまにコンサートでも取
り上げられますが、これだけまとめて出るのは初めて。歌曲といっても、もう
コテコテ、ベトベト、メロメロのカンツォーネです。好きな人にはたまらない
でしょう。テノールのテンツィは マスカーニ歌曲集とヴェルディ未出版集で
も柔らかくつややかな声を聴かせています。
<CLASSICO>
CLASSCD551-2 2枚組 \2700
J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV1046-1051、
ヴァイオリンとオーボエ、弦楽のための協奏曲ハ短調BWV1060R、
2つのヴァイオリン、弦楽のための協奏曲ニ短調BWV1043
モーエンス・ヴェルディケ卿指揮
コペンハーゲン・チャペル・ロイヤル管 (第6番)、
デンマーク放送室内管弦楽団
録音:1953年12月-1954年1月(第1-3番)、
1950年3月(第4番)、1950年5月(第5、6番)、
1946年5月(BWV1060R)、1947年10月(BWV1043)
デンマークを代表する巨匠指揮者ヴェルディケ卿による高貴なバッハ。
ヴァンガードへのハイドン、バッハ録音は志鳥栄八郎先生をはじめとする良
識ある保守派批評家の賞賛を集めました。ヴェルディケ卿は、その気品溢れ
る風貌でご婦人達の人気を集めました。これらSP復刻は当然初CD化で、オリ
ジナルはHMV録音です。品格ある音楽。クラシックが高貴な時代の残照とも言
える嬉しい発売です。
CLASSCD624 \1850
「ラメント-無伴奏チェロのための作品集」
コダーイ:無伴奏チェロのためのソナタop.8
ヒナステラ:プネーニャ第2番(ハラウィ、ウェイノ・カルナヴ
ァリート)-パウル・ザッヒャーへ捧ぐ、
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番
リヒャルト・クルーグ(Vc)
録音:2004年3月
20世紀代表するチェロの名曲コダーイの無伴奏ソナタとブリテンの無伴奏組
曲第1番。そしてヒナステラ晩年の作品を収録。コダーイはハンガリーの民族
色豊で熱情的なチェロが縦横無尽に歌いまくる傑作。ヒナステラは現代音楽
の偉大な擁護者であったパウル・ザッヒャーに捧げられた曲で、アルゼンチ
ンの民族性に根ざしていますが語法は現代的で特殊奏法なども使いながら切
れ味のよい原初的な生命感を表現している。チェロのクルーグは1969年ベル
リン出身の若手中堅で現代音楽を得意をしており、そのダイナミックな音楽
性は近年注目を集めている。
CLASSCD631 \1850
ミシェル・ヨスト(1754‐1786):
クラリネットと弦楽トリオのための6つの四重奏曲(世界初録音)
イジー・コタル(Cl)
ヘロルド弦楽三重奏団
録音:2004年
ミシェル・ヨストは1754年フランスで生まれ1786年にパリで没した作曲家で
モーツァルトとほぼ同じ歳月を生きた。この時代の典型的な様式を踏襲おり
モーツァルトと見紛うばかりの音楽である。クラリネットのコータルは1975
年チェコ生まれの若手。ヘロルド弦楽三重奏団はプラハ音楽院出身者で結成
されたこれも若手のグループ。
CLASSCD634 \1850
「イギリスの交響作品集第14集」(世界発録音)
ウィリアム・スターンデール・ベネット(1816‐1875):交響曲ト短調(1867)
シプリアーニ・ポッター(1792‐1871):交響曲第7番へ長調(1826)
ダグラス・ボストック指揮
チェコ室内管弦楽団
録音:2005年
ベネットとポッターは師弟関係であった。弟子のポッターの交響曲はシュー
マンかメンデルスゾーンを思わせ、対する師匠のポッターはシューベルトを
思わせる。これらの曲を聴くと音楽史とは一人の天才によって作られたので
はなく、多くの作曲家、時代の雰囲気で徐々に形成されていったことが分か
る。珍曲・奇曲の巨匠ボストックの棒はこういう古典・ロマン派の曲でもし
っかりしているぞ!
CLASSCD635 \1850
ルドルフ・シモンセン(1889‐1947):室内楽作品集
クラリネット五重奏曲(1929)、
弦楽四重奏曲第1番ハ長調、第2番イ短調「タゴール」
コントラ弦楽四重奏団
ヘンリー・リンデル(Cl)
BISレーベルなどに多彩な録音を続けるコントラ四重奏団の新録音です。シモ
ンセンは19世紀後半から20世紀半ばまで活躍したデンマークの作曲家。ここ
では1920年代の作品が収録されている。作風は調性を基本としたロマンティッ
クなものだが、時代の流れを受けて無調的な部分も含み、ヴォーン・ウィリ
アムス、ショスタコーヴィチ、そして今日のヴァスクスを想起させる。弦楽
四重奏曲第2番は標題通りタゴールの詩にインスピレーションを得て作曲され
ている。
CLASSCD652 \1850
「ア・デュオ/リコーダー・デュエット」
ジョヴァンニ・ガストルディ(1550頃‐1622):
ビッチーニ第5番、第7番、第9番
トマス・モーリー(1558‐1602):ラメント、シレーナ
J.ヴァン・エイク(1590頃‐1657):「笛の楽園」よりロベルト殿下
のマスク、うるわしのアマリッリ、モア・パラティーノ、
スヴェーリンク(1562‐1621):フランス様式とイタリア様式の詩韻
ジョン・ボールドウィン(1560‐1615):ア・デュオ
J.M.オトテール(1673‐1763):第1組曲
G.P.テレマン(1681‐1767):ソナタ ニ短調 Op.2-4
ドルト・レスター・ナウタ&ヴィッキ・ベックマン(リコーダー)
録音:2003‐2004年
ドルト・レスター・トータとヴィッキ・ベックマンのふたりは1987年以来コ
ンビを組んで活動している。彼女達はヴィオラ・ダ・ガンバのモゲス・ラス
ムッセン、リュート奏者のヴィゴ・マンゴーらとも活動し、デンマーク国内
では最も知られた古楽アンサンブルである。
CLASSCD675 \1850
「リーヴィング・リヴェンデル」
-トールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」より歌と詩
音楽:キャスパー・レイフ&ペーター・ホール
クリストファー・リー(朗読)
モルテン・レイルント指揮
トールキン・アンサンブル、
デンマーク放送シンフォニエッタ、
デンマーク国立室内合唱団
録音:2005年
おなじみトールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」(指輪物語)を朗読と
歌、音楽でつづるディスク。但し映画音楽とは全く別物。スター・ウォーズ
で元気なところを見せたイギリスの名優クリストファー・リーが朗読で渋い
声を聴かせているが、その声がダース・ヴェーダーか暗黒の皇帝を思わせる
迫力で、考えてみればスター・ウォーズもこの偉大なサーガの一部といって
もよいので実にタイムリー。音楽は室内管弦楽を基本としたもので映画とは
別にトールキンの文学世界を静かに楽しみたい人には最適。
CLASSCD913 \1850
「トーニャ・レモー/ピアノ・リサイタル」
リスト:オーベルマンの谷、
グリフェス:白い孔雀、アクア・パオロの泉、
ニールス・ヴィーゴ・ベンソン:組曲
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、ヒナステラ:アルゼンチン舞曲、
J.S.バッハ/ブゾーニ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
トーニャ・レモー(Pf)
録音:2004年11月
トーニャ・レモーはオーストラリア出身のピアニストで2003年デンマークの
インターナショナル・コンペティション・オブ・ヤング・パフォーマーで優
勝した。その後ロンドンの王立音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキー、
ボリス・ベルマン、クリスティーナ・オルティーズらに師事している。当
アルバムではベンソンの組曲、ヒナステラのアルゼンチン舞曲が聴き物。
<コウベレックス・レーベル(日本)>
KRS445
定価:2、500円(税込)
中山幾美子(オルガン・ソロ)「クリスマス・オルガン曲集」
1. A.ギルマン:オフェルトワール 第1番《ノエル集より》
2. A.ギルマン:エレヴァシオン 第2番《ノエル集より》
3. A.ギルマン:序奏と変奏《ノエル集より》
4. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
5. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
6. J.M.バッハ:「甘き喜びもて」
7. J.S.バッハ:「高き天より、われは来たりぬ」 BWV738
8. J.S.バッハ:「たたえられん、汝イエス・キリストよ」 BWV604
9. J.S.バッハ:「かくも喜びあふるる日」 BWV605
10. J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
11. J.ブラームス:「一輪のバラ咲きぬ」(エッサイの根より)
12. M. スジンスキー:パストラーレ
13. C.フランク:古いノエル
14. C.フランク:古いスイスのノエル
15. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト長調
16. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト短調
17. O.N.ラッセル:「エッサイの根より」
18. D.パクストン:「まきびとひつじを」
19. F.リッター:「もろびとこぞりて」
20. G.F.ヘンデル:「主は羊飼いのごとくその群れを養い」 《メサイアより》
21. E.ジグー:ノエルによるラプソディー
クリスマスには教会でオルガンが最も活躍する時であり、作曲家も多くの楽曲
を残した。今回収録されているものは、ドイツのコラールを変奏した伝統的な
バッハやパッヘルベルの作品だけでなく、フランスやドイツのロマン派や、ポ
ーランドのスジンスキー、現代讃美歌アレンジとして人気の高いアメリカの作
曲家の作品まで幅広く収録。各曲は短いものばかりだが、教会になじみのない
人にとってもどこかで聴いたメロディーが多く織り込まれているので、パイプ
オルガン音楽が少し身近になるかもしれない。京都府京田辺市にある同志社
(大学、女子大、中高校)のキャンパス内に2001年に設置された、
フランス・アルザス地方の名ビルダー、ケルン社建造の大規模なオルガンで、
これが初収録となる。フランスのやわらかくも厚い響きが特徴だが、バロック
期の作品にも適しており、音色に底力のある飽きのこない楽器である。
中山幾美子 (オルガン)
同志社女子大学及びハンブルク国立音楽大学卒業。
ソリストとしてリサイタルの他、京都コンサートホール、宝塚ベガホールなど
で度々演奏。また、1997年より日本キリスト教団京都教会にて10回にわたりオ
ルガンのコンサートシリーズを行った。通奏低音奏者、伴奏者として数多くの
カンタータ、ミサ曲等の演奏会にも出演。室内楽やオーケストラとの共演も多
い。現在、同志社女子大学音楽学科嘱託講師。同志社大学、同志社女子大学な
どでオルガニストをつとめている。
●ARTS ARCHIVESシリーズ
43050 6枚組 \9000
カール・オルフ-ジ・ウルティメット・コレクション/
Disc1)カルミナ・ブラーナ(43001)
Disc2)カトゥーリ・カルミナ、アフロディーテの勝利(43002)
Disc3)オルフェウス(43003)
Disc4)アリアドネの嘆き、情けしらずの女たちの踊り(43004)
Disc5-6)プロメテウス(43007)
Disc1&2) ライトナー指揮 ケルン放送響ほか
M.カズンズ(T)、R.へルマン(B)、B.マクダニエル(Br)、
R=M.ビュッツ(S)、 (録音1973-74年)
Disc3&4) クルト・アイヒホルン指揮 バイエルン放送響、
ヘルマン・プライ(Br)、ルチア・ポップ(S)、ローゼ・ワーゲマン(Ms)、
リッダーブッシュ(Bs)、カール・オルフ(語り手)、(録音1972-74年)
Disc5&6)ライトナー指揮 ケルン放送響ほか、
ヨゼフ・グラインドル(クラトス)、ハインツ・クラマー(ヘファイストス)
ローラント・ヘルマン(プロメテウス)、キース・エンゲン(オケアノス)
フリッツ・ウール(ヘルメス) (録音1972年)
カール・オルフ生誕110年を記念して、これまでArts Archivesで出ていたカー
ル・オルフ・エディションを1Boxにまとめました。指揮はライトナー、アイヒ
ホルン、歌手陣はポップ、プライ、リーダーブッシュら伝説的なアーティスト
たち。折しも本年末に東京で劇的三部作(カルミナ・ブラーナ、カトゥーリ・
カルミナ、アフロディーテの勝利)のバレエ付き舞台日本初演が控えており、
揃えておいて損のないセットです。
47704-8(SACD-Hybrid) \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番(1943)
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
録音:2004年10月
好調のカエターニ、ショスタコーヴィチ交響曲全曲録音チクルスの最新盤。
2005年にメルボルン交響楽団の終身指揮者に任命されたカエターニは今、もっ
とも脂の乗っている指揮者でしょう。前回の第11番も迫力ある演奏でしたが本
CDはそれを上回る迫力といっても言いすぎではありません。ARTSが誇るハイブ
リッドSACDマルチ・チャンネルの高音質で存分にお楽しみ下さい。
47707 \1480
カステッロ:「セイチェント・イタリアーノ」
J.H.カプスベルガー(1575-1651):
シンフォニア第17番、コレンテ第5番、カンツォーネI、
G.M.トラバーチ(1580-1647):ガリアルダI、III、IV、
フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーネVIII
ファルコニエロ(1586-1656):リンファンタ・アルツィビッツァーラ
メルーラ(1594-1665):カプリッチョ、「ラ・ロダ」
マリーニ:三声のアリア「ダ・ソランツァ」 1644):ソナタII、
G.B.ブオナメンテ(1595-1642):ソナタX「カヴァレット・ツォッポ」
マリーニ:4声のパッサカリア、
カプスベルガー:前奏曲第12番、
ピッキ(1572-1643):カンツォーネIV
B.ストラーチェ(1637-1707):チェンバロのためのバレエ、
マリーニ:ソナタI
カステッロ:シンフォニアXV「ストロメンティ・ダルコ」
カプスベルガー:前奏曲第3番、
トラバーチ:コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
オッタヴィオ・ダントーネ(指揮、チェンバロ)
アカデミア・ビザンチナ
録音:1997年4月
「調和の霊感」「和声とインヴェンションの試み」で高い評価を得ているダン
トーネ率いるアカデミア・ビザンチナはいつも非常に個性的。創意工夫に満ち
た刺激的な演奏でありながら、どこかクールでスマート、そして実に上手い!
今回は17世紀の珍しい作曲家の作品を集めました。
47810 2枚組 \2960
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
CD1)ギター協奏曲第1番イ長調op.30/ ギター協奏曲第2番イ長調op.36
CD2)ギター協奏曲第3番ヘ長調 Op.70
ギターと弦楽のための大五重奏曲ハ長調 Op.65、
ロッシーニの「オテッロ」の主題による変奏曲、
ジェネラーリの「ローマのバッカス祭」の主題による変奏曲 Op.102、
ワルツ・ファヴォーリによる変奏曲
エドアルド・カテマリオ(G)、
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
録音
2002年11月(CD1)、
2002-2003年(CD2)
自らが優れたギタリストであったジュリアーニのギター協奏曲全集ほかギター
と管弦楽のための作品集集成。47688、47689を1Box化したもの。
47509 \1080
レオンカヴァッロ:歌曲集
(Melodie&Songs)
四月、さようなら、そこにあなたの瞳が、宣言、ユウの歌、リラへの賛歌、
それは愛に任せる、愛の歌、愛する人のために私は死にたいと思う、ミュー
ズへの誘惑、12月の夜、パンシエロ、フランスのセレナード、マンドリナ
ータ、朝の歌
ファウスト・テンツィ(T)
ロベルト・ネグリ(Pf)
録音:1993年5月
マスカーニの歌曲集に続くヴェリズモ・オペラの巨匠レオンカヴァッロの歌曲
集です。彼の純粋な歌曲はその一部が知られており、たまにコンサートでも取
り上げられますが、これだけまとめて出るのは初めて。歌曲といっても、もう
コテコテ、ベトベト、メロメロのカンツォーネです。好きな人にはたまらない
でしょう。テノールのテンツィは マスカーニ歌曲集とヴェルディ未出版集で
も柔らかくつややかな声を聴かせています。
<CLASSICO>
CLASSCD551-2 2枚組 \2700
J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV1046-1051、
ヴァイオリンとオーボエ、弦楽のための協奏曲ハ短調BWV1060R、
2つのヴァイオリン、弦楽のための協奏曲ニ短調BWV1043
モーエンス・ヴェルディケ卿指揮
コペンハーゲン・チャペル・ロイヤル管 (第6番)、
デンマーク放送室内管弦楽団
録音:1953年12月-1954年1月(第1-3番)、
1950年3月(第4番)、1950年5月(第5、6番)、
1946年5月(BWV1060R)、1947年10月(BWV1043)
デンマークを代表する巨匠指揮者ヴェルディケ卿による高貴なバッハ。
ヴァンガードへのハイドン、バッハ録音は志鳥栄八郎先生をはじめとする良
識ある保守派批評家の賞賛を集めました。ヴェルディケ卿は、その気品溢れ
る風貌でご婦人達の人気を集めました。これらSP復刻は当然初CD化で、オリ
ジナルはHMV録音です。品格ある音楽。クラシックが高貴な時代の残照とも言
える嬉しい発売です。
CLASSCD624 \1850
「ラメント-無伴奏チェロのための作品集」
コダーイ:無伴奏チェロのためのソナタop.8
ヒナステラ:プネーニャ第2番(ハラウィ、ウェイノ・カルナヴ
ァリート)-パウル・ザッヒャーへ捧ぐ、
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番
リヒャルト・クルーグ(Vc)
録音:2004年3月
20世紀代表するチェロの名曲コダーイの無伴奏ソナタとブリテンの無伴奏組
曲第1番。そしてヒナステラ晩年の作品を収録。コダーイはハンガリーの民族
色豊で熱情的なチェロが縦横無尽に歌いまくる傑作。ヒナステラは現代音楽
の偉大な擁護者であったパウル・ザッヒャーに捧げられた曲で、アルゼンチ
ンの民族性に根ざしていますが語法は現代的で特殊奏法なども使いながら切
れ味のよい原初的な生命感を表現している。チェロのクルーグは1969年ベル
リン出身の若手中堅で現代音楽を得意をしており、そのダイナミックな音楽
性は近年注目を集めている。
CLASSCD631 \1850
ミシェル・ヨスト(1754‐1786):
クラリネットと弦楽トリオのための6つの四重奏曲(世界初録音)
イジー・コタル(Cl)
ヘロルド弦楽三重奏団
録音:2004年
ミシェル・ヨストは1754年フランスで生まれ1786年にパリで没した作曲家で
モーツァルトとほぼ同じ歳月を生きた。この時代の典型的な様式を踏襲おり
モーツァルトと見紛うばかりの音楽である。クラリネットのコータルは1975
年チェコ生まれの若手。ヘロルド弦楽三重奏団はプラハ音楽院出身者で結成
されたこれも若手のグループ。
CLASSCD634 \1850
「イギリスの交響作品集第14集」(世界発録音)
ウィリアム・スターンデール・ベネット(1816‐1875):交響曲ト短調(1867)
シプリアーニ・ポッター(1792‐1871):交響曲第7番へ長調(1826)
ダグラス・ボストック指揮
チェコ室内管弦楽団
録音:2005年
ベネットとポッターは師弟関係であった。弟子のポッターの交響曲はシュー
マンかメンデルスゾーンを思わせ、対する師匠のポッターはシューベルトを
思わせる。これらの曲を聴くと音楽史とは一人の天才によって作られたので
はなく、多くの作曲家、時代の雰囲気で徐々に形成されていったことが分か
る。珍曲・奇曲の巨匠ボストックの棒はこういう古典・ロマン派の曲でもし
っかりしているぞ!
CLASSCD635 \1850
ルドルフ・シモンセン(1889‐1947):室内楽作品集
クラリネット五重奏曲(1929)、
弦楽四重奏曲第1番ハ長調、第2番イ短調「タゴール」
コントラ弦楽四重奏団
ヘンリー・リンデル(Cl)
BISレーベルなどに多彩な録音を続けるコントラ四重奏団の新録音です。シモ
ンセンは19世紀後半から20世紀半ばまで活躍したデンマークの作曲家。ここ
では1920年代の作品が収録されている。作風は調性を基本としたロマンティッ
クなものだが、時代の流れを受けて無調的な部分も含み、ヴォーン・ウィリ
アムス、ショスタコーヴィチ、そして今日のヴァスクスを想起させる。弦楽
四重奏曲第2番は標題通りタゴールの詩にインスピレーションを得て作曲され
ている。
CLASSCD652 \1850
「ア・デュオ/リコーダー・デュエット」
ジョヴァンニ・ガストルディ(1550頃‐1622):
ビッチーニ第5番、第7番、第9番
トマス・モーリー(1558‐1602):ラメント、シレーナ
J.ヴァン・エイク(1590頃‐1657):「笛の楽園」よりロベルト殿下
のマスク、うるわしのアマリッリ、モア・パラティーノ、
スヴェーリンク(1562‐1621):フランス様式とイタリア様式の詩韻
ジョン・ボールドウィン(1560‐1615):ア・デュオ
J.M.オトテール(1673‐1763):第1組曲
G.P.テレマン(1681‐1767):ソナタ ニ短調 Op.2-4
ドルト・レスター・ナウタ&ヴィッキ・ベックマン(リコーダー)
録音:2003‐2004年
ドルト・レスター・トータとヴィッキ・ベックマンのふたりは1987年以来コ
ンビを組んで活動している。彼女達はヴィオラ・ダ・ガンバのモゲス・ラス
ムッセン、リュート奏者のヴィゴ・マンゴーらとも活動し、デンマーク国内
では最も知られた古楽アンサンブルである。
CLASSCD675 \1850
「リーヴィング・リヴェンデル」
-トールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」より歌と詩
音楽:キャスパー・レイフ&ペーター・ホール
クリストファー・リー(朗読)
モルテン・レイルント指揮
トールキン・アンサンブル、
デンマーク放送シンフォニエッタ、
デンマーク国立室内合唱団
録音:2005年
おなじみトールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」(指輪物語)を朗読と
歌、音楽でつづるディスク。但し映画音楽とは全く別物。スター・ウォーズ
で元気なところを見せたイギリスの名優クリストファー・リーが朗読で渋い
声を聴かせているが、その声がダース・ヴェーダーか暗黒の皇帝を思わせる
迫力で、考えてみればスター・ウォーズもこの偉大なサーガの一部といって
もよいので実にタイムリー。音楽は室内管弦楽を基本としたもので映画とは
別にトールキンの文学世界を静かに楽しみたい人には最適。
CLASSCD913 \1850
「トーニャ・レモー/ピアノ・リサイタル」
リスト:オーベルマンの谷、
グリフェス:白い孔雀、アクア・パオロの泉、
ニールス・ヴィーゴ・ベンソン:組曲
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、ヒナステラ:アルゼンチン舞曲、
J.S.バッハ/ブゾーニ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
トーニャ・レモー(Pf)
録音:2004年11月
トーニャ・レモーはオーストラリア出身のピアニストで2003年デンマークの
インターナショナル・コンペティション・オブ・ヤング・パフォーマーで優
勝した。その後ロンドンの王立音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキー、
ボリス・ベルマン、クリスティーナ・オルティーズらに師事している。当
アルバムではベンソンの組曲、ヒナステラのアルゼンチン舞曲が聴き物。
<コウベレックス・レーベル(日本)>
KRS445
定価:2、500円(税込)
中山幾美子(オルガン・ソロ)「クリスマス・オルガン曲集」
1. A.ギルマン:オフェルトワール 第1番《ノエル集より》
2. A.ギルマン:エレヴァシオン 第2番《ノエル集より》
3. A.ギルマン:序奏と変奏《ノエル集より》
4. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
5. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
6. J.M.バッハ:「甘き喜びもて」
7. J.S.バッハ:「高き天より、われは来たりぬ」 BWV738
8. J.S.バッハ:「たたえられん、汝イエス・キリストよ」 BWV604
9. J.S.バッハ:「かくも喜びあふるる日」 BWV605
10. J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
11. J.ブラームス:「一輪のバラ咲きぬ」(エッサイの根より)
12. M. スジンスキー:パストラーレ
13. C.フランク:古いノエル
14. C.フランク:古いスイスのノエル
15. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト長調
16. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト短調
17. O.N.ラッセル:「エッサイの根より」
18. D.パクストン:「まきびとひつじを」
19. F.リッター:「もろびとこぞりて」
20. G.F.ヘンデル:「主は羊飼いのごとくその群れを養い」 《メサイアより》
21. E.ジグー:ノエルによるラプソディー
クリスマスには教会でオルガンが最も活躍する時であり、作曲家も多くの楽曲
を残した。今回収録されているものは、ドイツのコラールを変奏した伝統的な
バッハやパッヘルベルの作品だけでなく、フランスやドイツのロマン派や、ポ
ーランドのスジンスキー、現代讃美歌アレンジとして人気の高いアメリカの作
曲家の作品まで幅広く収録。各曲は短いものばかりだが、教会になじみのない
人にとってもどこかで聴いたメロディーが多く織り込まれているので、パイプ
オルガン音楽が少し身近になるかもしれない。京都府京田辺市にある同志社
(大学、女子大、中高校)のキャンパス内に2001年に設置された、
フランス・アルザス地方の名ビルダー、ケルン社建造の大規模なオルガンで、
これが初収録となる。フランスのやわらかくも厚い響きが特徴だが、バロック
期の作品にも適しており、音色に底力のある飽きのこない楽器である。
中山幾美子 (オルガン)
同志社女子大学及びハンブルク国立音楽大学卒業。
ソリストとしてリサイタルの他、京都コンサートホール、宝塚ベガホールなど
で度々演奏。また、1997年より日本キリスト教団京都教会にて10回にわたりオ
ルガンのコンサートシリーズを行った。通奏低音奏者、伴奏者として数多くの
カンタータ、ミサ曲等の演奏会にも出演。室内楽やオーケストラとの共演も多
い。現在、同志社女子大学音楽学科嘱託講師。同志社大学、同志社女子大学な
どでオルガニストをつとめている。