調査登山で△国見山に登りました。
テーダマツ(マツ科)の幹 国見の森交流館横
「これほど太い松なら、臼(うす)が取れる」とのこと。(gc鳥羽さんのお話)
△国見山 頂上展望台
分岐 左:金谷山部古墳 直進:交流館
クロモジ(クスノキ科)の黄葉
クロモジといえば、お茶の席で生菓子に添えられるクロモジ(ようじ)
がお馴染みですが、この木から作られています。
『山地の落葉樹林内に自生し、庭木として植栽される。
葉や種子から香油が採取される。枝や葉に芳香があり、材は楊枝(ようじ)に利用される。』
(樹木図鑑より抜粋)
山根さん(gc先輩)が小枝を折って香らせてくれました。
食べられる実は味見を促してくれたり・・常に五感で覚えさせて下さり、
ありがたいことです。もちろん、クロモジはとても良い香りです。
東尾根途中の展望地から宍粟市南部や福崎の明神山、麓の金谷、比地、御名がジオラマの様に
良く見渡せます。
ウラジロガシ(ブナ科)の裸樹と実
勧められて食べてみると、甘酸っぱい梨の様な、しゃりっとした食感でした。
ネズミサシ(ヒノキ科)の若い樹
小さな松の様な針葉ですが、手で握ると思ったよりチクチク痛いです。
枝ごと丸めてネズミが空けた穴などに詰めてネズミが侵入するのを
防ぐのに使ったりするそうです。(gc先輩、鳥羽さんのお話)
△四等三角点
点名:金谷
319.07m
保護石:無し
方角:南
△禅師山(ぜんじやま)と△南山(南山)を眺望。
山根さんは小学生の頃、学校の帰りに友達と禅師山へ登ってから家に帰ったそうです。
山の無い場所で育った私にはとても羨ましい環境です。
子ども時代はそうあるべきですね。
2016.11.23(水) △国見山
行程:国見の森ー△国見山ー△四等三角点『金谷』―金谷古墳ー国見の森
1/25,000地形図:『安志』『山崎』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ(gc)調査班5班3名
☆今年度最後の調査登山は△国見山が〆の山になりました。
偶然にも去年の11/23はふれあい登山大会で△国見山を大勢の方々と
登った日でもあり、あれからちょうど一年です。
今年度も初夏から開始した調査登山は、担当した山それぞれに
有意義な活動が出来ました。
主な目的は登山道の調査(点検・整備)ですが、
ゆっくり見廻ることで様々な発見があったり、先輩方から
多くの事を教えていただくきっかけにもなりました。
ぜひ平素の登山でも生かしていきたいと思います。
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今日も作業をしながら松ぼっくりを集めました。(これらは全部、娘に持たせて園児さん達へ。)
テーダマツの松ぼっくりはやはり大きいです。松葉も日本のマツ(二本)とは違い、三本が特徴です。
豆柿は「渋」です。ちなみに熊はだいたい渋柿を好んで食べるそうです。
何故なら渋柿の方が脂肪が多いとのこと。(gc鳥羽さんのお話)
里に下りて来た熊が柿の木を目指す意図が解る気がしました。