野へ山へ

2004年~

△宝永山(水ヶ塚公園ー須山口登山歩道ー△宝永山ー大砂走りー須山口下山歩道ー水ヶ塚公園)

2022年07月10日 | 山行記

水ヶ塚公園を起点に宝永山を周回登山しました。


GPS軌跡(Wクリックで二度拡大されます。)

2022.7.7(木)
△宝永山 
行程:7月6日(水)夜;東梅田(近鉄バス発着地)=(近鉄高速バス)=
   7月7日(木)朝;=JR御殿場駅=(タクシー)=水ヶ塚公園Pー須山登山口ー御殿庭ー第三火口ー第二火口ー宝永火口ー△宝永山ー大砂走りー幕岩ー須山口下山歩道ー水ヶ塚公園=(タクシー)=JR御殿場駅/JR御殿場駅バス停=(近鉄高速バス)=
   7月8日(金)朝;東梅田(近鉄バス発着地)
地図:昭文社 山と高原地図『富士山』
メンバー:夫・自分


初めて訪れた水ヶ塚公園(P)
静岡県側の登山道(須走口五合目以降、御殿場口五合目以降、富士宮口六合目以降)
が開通前のせいか、駐車場も閑散としていました。
(JR御殿場駅からタクシーで30分)


登山口の看板
宝永山は登山OKなので、堂々と登れます。


森林帯の中をスタート


富士山の1合目から入山するのは初めてで、楽しみと不安の気持ちでした。


出発時のぽつぽつ雨が次第に霧に。


二合目。


宝永山までの道標はしっかりとして解りやすいです。


2000mを越えるとランチパックの袋がパンパン。


森林限界を過ぎ、ザクザクとした地面の感触に、
「富士山に来たーっ」と実感しました。


第三火口を見下ろす。


第二火口縁


やっと第一宝永火口縁


青空が現れた!雲の上に出たことを実感。嬉しい瞬間でした。


ここから分岐までが今回一番しんどかった!
まるで蟻地獄を這い上がっている様でした。


分岐まで来てやれやれ。


やっと宝永山頂上を目指せます。(頂上までピストン)


来た道を振り返る。
この斜度(スロープ)を目の当たりにすると、
富士山に来たことを実感し、とても嬉しくなります。


△宝永山 2693m 初登頂!
少し休憩して戻ります。


大砂走りにて後方を振り返り、別れを惜しみます。


3年ぶりの大砂走り。今日は途中で分岐点を通過してしまわない様、
大走りしました。


ここから右折、四辻まで破線道。
GPSと地図で確認しながら、進みました。


森林地帯へ。


シラカバが多く見られた地帯


下って来るとやはり霧で、標高の違いを感じました。
この地点(下山30分前)で水ヶ塚Pへタクシーをお願いしておきました。


朝の登りのルートに合流。


水ヶ塚公園Pへ帰着。
数分でタクシーが来られ、JR御殿場へ向かいました。

(写した植物他)

シモツケ(バラ科):水ヶ塚公園付近


バイカウツギ(アジサイ科)
霧に濡れて瑞々しかったです。


瑞々しいコケ 
森林帯はコケの種類が多く、時間があればゆっくり見たかったです。


ハコネシロカネソウ(キンポウゲ科)
初め、ニリンソウ?と思いました。シロカネソウにも種類が色々あり、
名前の記述に迷いました。間違っていたら指摘下さい。


ウラジロモミの新緑がきれいでした。


ジンヨウイチヤクソウ(ツツジ科)
☆漢字では「腎葉一薬草」と書き、由来は葉の形が腎臓の形に似ていること
とのこと。


ミヤマハナゴケ(地衣類ハナゴケ科)
名前にコケと付いていますが、コケ類では無く、地衣類とのこと。


ウラジロモミの葉先に虫こぶが!
イチゴの様な虫こぶでした・・・


コケモモ(ツツジ科)


オンタデ(タデ科)


ミヤマオコトヨモギ(キク科)


フジハタザオ;富士旗竿(アブラナ科)
☆富士山の固有種


宝永山付近で多く見かけたきれいなカメムシ。
カメムシは過酷な環境下でも強いことを実感しました。
⇒虫に詳しいMさんに聞きしましたところ、
『ハサミツノカメムシでは?』と教えていただきました。
ありがとうございます


フジアザミ(キク科)


木の標柱に止まっていたテントウムシ?
昔、おばあちゃんが使っていた掛け布団の柄(がら)を思い出しました。
⇒Mさんより『ウンモンテントウでは?』と教えて
頂きました。雲紋?私は初めて見るテントウムシでした。感謝です!


セリバオウレン(キンポウゲ科)?


水ヶ塚公園の蛇口
とても懐かしいハンドル!
何十年ぶりの手応えは大変回しやすく手に馴染み、
この型がいつの間にか廃れてしまったことが残念です


(アフター登山)


御殿場の銭湯と言えば「人参湯(にんじんゆ)」


のれんが新しく?なっていました。
浴レポ)静岡側からの富士山壁画には宝永山がしっかり描かれておりました。
    この日のお湯はカモミール湯で、薬草の香りに疲れが癒されました。
    洗面器はケロリン(黄)、イスはコの字。
    ドライヤーは制限時間なしの30円、マッサージチェア(有料)他・・
    地元の方々のみならず、富士山登山客にもありがたい御殿場の歴史ある銭湯です。
    (人参湯の名前の由来は前回、番台の方へにお聞きしました。)


21:30までの夜行バス出発まで、何処で飲んで食べるかを
銭湯帰りに探索。
「生ビール180円」の幟(のぼり)に釣られ、
御殿という居酒屋さんへ。
山&銭湯後のビールは何にも替えがたい黄金飲料です。
スポンジ化した身体は何杯でも吸収可能でした。
食べ物も皆美味しかったし、心身、満足して夜行バスへ・・・

8日 早朝

再び東梅田の近鉄バス発着所に到着。
3列独立シートで熟睡でした。運転手様方、ありがとうございました。

☆今まで登った富士山は、全て各五合目登山口から。
一合目から五合目も足で登っておきたいと思い、
水ヶ塚公園から宝永山を目指してみました。
今回出会った登山者は数名。存外に静かなコースを
楽しむことが出来ました。
ついて再来週には富士宮五合目から富士山に登る
予定。お天気を祈るばかりです。

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