若杉峠(わかすとうげ)から△十年を縦走しました。
GPS軌跡(2回クリックで2度拡大されます。)
2021.2.28(日)
若杉峠(わかすとうげ)から△十年 宍粟50名山天空回廊ルート縦走
行程:はが道の駅(集合)=R29やまめ茶屋前駐車地P(車デポ)=若杉峠(車デポ)ー(天空回廊ルート)-△十年ー(天空回廊ルート)-やまめ茶屋ーデポ車駐車地
1/25000地形図:『戸倉峠』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ有志
若杉峠に車をデポして、急斜面に取り付きました。
法面の急斜面から下方を見下ろす。左手へ進むと大屋スキー場の入り口へ行きます。
尾根に乗ると、西方向に新戸倉スキー場跡が見えました。
標高が上がる毎に地面に雪が乗り出しました。
「山」と刻印されている境界石が、天然石を使ってありました。
今まで見て来たコンクリート製の標石とは違い、趣がありました。
前を行くのは、おろしたての新しい靴で颯爽と登るY内さん。
私も今日はおろしたての靴でした。
6年間履いた、雪靴(ネージュウォーカーという靴)が引退を迎えたからです。
天空回廊ルートは市境界なので、この杭が尾根上に埋まっていました。
うっすら雪の被る自然林に春を感じます。
廃テレビアンテナが静かに横たわっていました。
△三等三角点
点名:『横行』(よこゆき)
標高:940.12m
こちらの三角点ピークはとても気持ちの良い場所でした。
小広く、藤無山を中心に、50名山の山々が数座、眺望出来ました。
雪が少し深くなって来ました。
巡視路階段が現れました。
かつて、鉄塔でもあったのでしょうか、木の無い小さなピークには
植えられた幼木が養生されていました。
すぐ下に鉄塔。
鞍部から下方の眺めがよく、閉校した道谷小学校が望めました。
この石積みの土台はかつて鉄塔が立っていた跡地だそうです。
尾根の雪道にはさすがに人の踏み跡はありませんでしたが、
小動物や鹿の足跡が延々と続いていました。
境界石が引っこ抜けていました。
案外、根っこは浅いのだな・・と意外でした。
鉄塔跡らしき場所に見られる、鉄の札。印字は消えていましたが・・
△四等三角点
点名:『六郎谷』(ろくろうだに)
標高:950.50m
☆三角点標石の他にも、図根三角点標石、境界石(新・旧)・・と標石銀座でした。
今日も引き続き、リーダーさんは要所にプレートを設置しながら進みます。
ブナやミズナラの自然林に囲まれた、極楽尾根が続きます。
今の季節は木々の間が空いて見通しが良く・・・
白い氷ノ山も見え始めました。
「回廊」通りの素敵な尾根が続きます・・
△十年の正規ルートに合流しました。
Kさんのザックに、クラッシックな輪かん・・学生時代を思い出し、懐かしかったです。
今回は出番がありませんでしたが、付けているだけでも絵になりますね・・
羊がやはり健在でした!
(羊の関連記事)
2016.7月
2018.8月
根開けも・・
お正月に来た時と比べ、季節が進んでいることを感じました。
分岐
△十年 1039m
△三等三角点
点名:『十年』(じゅうねん)
標高:1039.31m
☆今年になって2回目の十年です。いつ訪れてもほっとする頂上の時間があります。
今回は若杉峠から繋げた喜びでいっぱいでした。お昼休憩を取り、更に進みます。
頂上からは△東山(とうせん)の美しい山容が望めました。
進むにつれ、再び氷ノ山の姿も現れました。
この辺りから靴にチェーンスパイクを着けました。
雪が乗っていると、特に良く解ります。
(ズームで写しました。)
先日、氷ノ山三ノ丸から辿ったルートへ繋げることが出来ました。
ここから折り返し、先日と同じコースでやまめ茶屋方面へ下山します。
展望の反射板ポイント
ここからも藤無山を中心に、50名山が何座も眺望出来ます。
△四等三角点
点名:『宮ノ後』(みやのうしろ)
標高:871.54m
先日は雪の下だった三角点に初めてお目に掛かれました。
あとは急な斜面を急降下するだけです。
やまめ茶屋後方の沢に下り立ちました。
△十年の登山口標柱が冬眠明け・・
やまめ茶屋裏から林道を歩き、駐車地へ向かいます。
坂の谷林道もどんどん雪解けが始まっている様でした。
☆天空回廊ルートを繋ぐ機会に同行することは、自分の山登り歴史に於いて、
とても貴重な出来事です。今回は残雪の天空回廊が素晴らしく、
どの尾根も絵になる風景でした。