マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

千年越えで生きる菓子

2013-01-06 11:23:16 | Weblog

一度は食ってみなくてはならなかった、古典中の古典。
その名を「清浄歓喜団」。
なんせ、遣唐使によって日本に伝えられたというのだから1300年ほど
昔の姿を伝えているといってもいい。
唐菓子(からくだもの)とよばれた。






天台宗、真言密教のお供えにされたもので、庶民の口に入るものではなかった。
団喜、お団とよばれたというが、たぶん団子の団もここから来ていると想像。
この袱紗状の形がおもしろい。





中は小豆あんだが、元々は木の実やあんずなどを甘草・あまづら
などで甘味をつけたらしい。
胡麻油で時間をかけて揚げられているので、
小麦粉の衣はバリッとして意外に固い。
お供えなので保存がきくようになっているのだろう。

し、しかし…

か、固い…





市井に出回っていないだけあって、
その形だけでなく、香りがすごい。

この香り、なんだろう。

桂皮とか書いてあったが、それだけではない。

あ、線香や。

さすがは寺に伝わる菓子だけのことがある。







箱がスゴイ。 赤ひげ薬局の高価な精力剤のような。

失礼。天台座主の署名がある。

しかし、黒に金色て…。

京都東大路八坂下下ルの亀屋清永にて買える。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おいしいん? (かもんしみず)
2013-01-06 14:55:24
知らんかった!
ところで 結局 おいしいん?
返信する
からくだもの (管理人)
2013-01-16 01:27:22
美味い、不味いという気持ちよりも、
ありがたい…といった感じかなぁ。
まぁ線香くさいから、二度買うかは疑問。
遣唐使についてなんぞ書かなアカン時にでも再考します。
返信する

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