マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

いやはや高槻ジャズスト・裏街道

2011-05-12 04:50:09 | 音楽
高槻ジャズストリートは今年も裏エントリーをして、ぶっ通しで17曲ほど演奏させてもらった。

           (バンマス手描きのポスター。ヒマなくレタリングは断念)

ジャズのコンボぐらいならばセッティングは簡単。だが、うちのバンドは11人もいて、ホーンもあればフィドルもある、スチールギターもあって、セッティングには時間がかかる。

しかも表エントリーすると、きっちりと時間通りに初めて終わらなければならない。そいつはちょいと窮屈である。よって我々みたいなグループには高槻裏街道にてアングラに音出しているのが気分よろしい。

ただ、もっとダラダラとゆるふんでやるつもりだった。一杯機嫌でMCもそこそこにやるつもりだったが、リハからお客さんが入り、そうもいかなくなって、なんかマジメにいつもよりキツイライブをやってしまう羽目になった。

でも大半の人が初めて見る音楽だったわけで、ちゃんとスタイルの整ったウェスタンスイングを見てもらえたというだけで、甲斐があったというものだろう。

ホルモン食堂で打ち上げ。 城陽市や堺の友人も駆けつけてくれた。
  
  


家へ引き上げて小仕事をかたづけていると、夜半携帯が鳴り、「アラベスクが来てるから早く来たまへ」との報せ。オーストラリアのアフロジプシージャズコンボ。みんな酔って大ジャム大会を繰り広げていた。

店の主人は「早く日本人を代表して参戦して下さい」と言いよるが、E♭のチュニジアの夜とか、ドラムの刻むリズムでコード一発でフリージャズのジャムになっておる。これはおいそれと入れるものか。「ウェスタンスイングやってください!」とムチャ振りされるが、ケツにも心臓にも毛が生えてる割には頭の薄い私でも、さすがに空気は考える。

   

それでも不服そうな店主の姿に、「SanAntonio Rose知ってる?」とベースに耳打ちするも知ってる訳おまへんでした。夜中3時ぐらいから初めて、白々明けた朝5時半ぐらいまでぶっ通し。海外勢とジャムしてわかるのは「音楽は体力だ」ということ。日本のミュージシャンは巧いが何処か弱っちい。

   

オーストリア出身のフィドル弾きがピアノやバイオリンを自由自在に操る。上手いというんぢゃない。完全におもちゃにできる。これはまともな音楽教育を受けたものはできないだろうというプレイ。やれるのは赤ん坊かこのオッサンか。自由でムチャクチャに聴こえる弾き方、こんな使い方してもバイオリンって壊れへんのや…ある種のカルチャーショックを受けた。

   


というわけで、いまだこのカオスのごときジャムセッションの後遺症に苦しんでおるのです。


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