あがた森魚さんがデビューしたのは40年前。
「赤色エレジー」は林静一の劇画伴い、貧しくせつない男女の暮らしを歌い
あの時代を映し出す一曲だった。
その後、ノスタルジーで耽美的な歌詞を描き、
はちみつぱいの連中と作った「噫、無情」。
同志社の映研の連中と、京都の狭い下宿屋で8㎜映画を撮ってた頃、
あのすえた畳の匂いが蘇ってくる。
あれから30年以上たつのだから、たじろぐしかない。
40年記念アルバムは、「女と男のいる舗道」。
60年代、彼が見た映画群が下敷きになっている。 やっぱり映画。
緑魔子 かつて歌った昭和柔侠伝の唄も、彼女とのデュエットだった。
ボクも大好きな女優さん
大阪堀江・フィドル倶楽部でのライブ
ソールドアウトだったが、キャンセルが出たといわれて行ってみた。
若い人で満杯。どこで知ったのかな。
冒頭、客席の照明を少し点けるように言った。
「顔が見えると緊張するんだけど、暗いとさびしがり屋だからさ…」
バックは山村誠一(per)、水田十夢(Bs)、かんのようこ(Aco)ら大阪のミュージシャン。
彼らを率いて、ライクーダーかダンヒックスのような!
歌詞は独特な、あがた世界が繰り広げられる。
5年前に客がガラガラのライブをやり、客との距離の近さを発見した。
本当はそっちの方がいいと言いながらも、満杯のオーディエンスをすごく喜んでいた。
そりゃそうだろうね。
あがた森魚 65 歳。
ミュージシャンとして、ソングライターとしても
最後の直線コースにさしかかっているという、あがたさん。
この10年を懸命に歌い続けるつもりなのだろう。
表題の歌、「大寒町」は沁みた。
いつの間にかこっちも口ずさんでいた。
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす\(^▽^)/。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(*・・*)ポッ