マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ロングネックバンジョーの音がする

2014-01-31 02:45:09 | 音楽




ピートシーガーさんが逝った。94歳。

日本のフォークミュージックの黎明期、彼の影響を受けない歌手はなかっただろう、たぶん。

シングアウトする時の、歌いながら次の歌詞を先導していく達人だった。

音楽家としても明らかに優れていた。







若き日、米国共産党に入党。 その後、スターリンの実像を知り、離党。

アルマナックシンガーズの一員として、ウディガスリーと出会い、

組合のストライキなどで歌ったのが、その後の彼のスタイルを形作っている。

50年代はザ・ウィーバーズで活躍。マッカーシー旋風吹き荒れる、赤刈りの時代に合う。

60年代は公民権運動の旗手の一人として、We Shall Over Come は余りにも有名だよね。

70年代、日本にフォークの種が開花し始め、ピート自身は反戦運動と共に、

水質汚染問題に加わり、最後まで辻で一人、平和を訴え続けた。

生涯、バンジョー一本持って歌った姿はやっぱりすごい。

フォークを歌ってポルシェに乗ってるのとは根本的に魂のくくり方が違う。

お疲れさまでした、なんて軽々しく言えない。

あの世でもずっとみんなをオーガナイズして歌い続けているだろうから。

忘れません…。 R.I.P

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