音ネタを少し。
ウエスタンスイング普及協会常任理事としては、この音楽を一躍有名にした
ボブ・ウイルスに触れないわけにはいかない。
分厚い伝記本もあるのだけど、そのうち訳そうと思いながら今に至る。
ボクの英語読解力をもってすれば後100年ぐらいかかるかも。古文書ぢゃあるめぇし。
ボブはこんなカウボーイハットの姿をしているが、そもそもやりたかった音楽は
ダンス音楽であり、すなわち当時のジャズであった。
ボブ・ウイルスとテキサス・プレイボーイズの正ピアノを務めたのが、アル・ストリクリン。
それ以前は、トミー・ダンカンが弾いていた。
トミーがボーカルに専念するにつき、アルを迎え入れた。
Al Striclin (1908-1986)
オレは、カントリー音楽なんて聴いてこなかったよ。やってきたのはすべてジャズなんだよ。
アールハインズの影響を受けて、リオグランデ・セレネイダースっていうデキシーランドジャズバンドにいた。
1934年、ハイフライヤーズでピアノを弾いてた頃、ボブウイルスが週30ドルでやんねえかって言うもんだから、
ウェスタンバンドで弾いたこともなかったんだけど、ま、入ってみた。
ボブと一緒にやるのはジャズと違いがなかったんだよ。オレね、同じことを二回よう弾かんねん。
Moon Mullican (1909-1967)
ムーンはヒルビリーブギースタイルのピアニスト兼シンガー。
クリフブルーナー&テキサスワンダラーズに在籍。のちのロカビリーピアノ、ジェリーリールイスに
多大な影響を与えた男。チェロキーブギーは彼の代表曲。
なぜムーンかというと、野村克也のような月見草…なわけはない。
夜っぴてピアノを弾いて仕事してたからとも、密造酒のムーンシャインから来たとも言われるんだが。
彼らに多大な影響を与えたジャズピアニストの一人は、ファッツ・ウォーラー。
シンガーとしてもソングライターとしても名高いファッツ。 左手は平行移動してベース音を
叩き出すストライド奏法。 もちろん、カウントベイシーも影響されている。
そして・・・彼女は、わがHot Fiddle Bandのピアニスト。 カトリーヌ中野。
最近、ニコニコ弾けるようになってきた。幸せそうに弾いているのが一番いい。
12月10日(土)・・・はっ、今日だ。 堺FUZZでムッシュかまやつ祭りがあり、
我々も参戦します。ムッシュとの共演もあります。
おいで下さいまし。