ヤボ用あって、近鉄奈良線「河内永和」に初下車。
改札出て、階段下りた目の前に立ち呑み屋がある。
シラフでは行けないので、ちょいと引っかけていく。
鶏タタキ、卵焼き、芋水割り。
鶏は歯応え心地よし。屋号は立ち呑み「粋酔」。
メインとなる用を済ませ、そこで会った友人達と軽く寄るためにタクシーに。
布施の三ノ瀬公園まで、というと、運転手に駅の反対側の
適当な公園の横で降ろされた。
「知らぬなら、知らぬとはっきり言えッ!!」 キショ~メ。
しょうがないから、駅の反対側までとぼとぼと、
その店「宮本」まで。夏でもおでん屋だ。
立ち呑みはキツいよね、座りにしよ~ね、とか言っておきながら
ガラガラッと入ると、立派な立ち呑みだった。忘れてた。
デッカイおでん鍋。関東煮の暖簾。コロやサエズリなど鯨が名物。
(但し、安くないのでたのまなかった・・・)そのうま味を吸ったべっ甲色の大根、キクラゲ入り白天の旨いこと。
ジューシーな厚揚げ。
寒空に湯気もうもうの関東煮と熱燗がもっともふさわしいが、
なに、夏だってきょうび冷房があるから、快適に関東煮が食える。
大阪ならば、ここん家みたいに「かんとだき」にこだわってほしいなぁ。
青柳とねぎ、梅焼き
梅焼きは大阪らしいタネ。菅公ゆかりで梅焼きなんだとか。
そのまま食ってもはんぺんのようなものなんだが、煮付けるとそれなりに旨い。昔は弁当のおかずにもなった。
白天も発祥は道真公とゆかりがあるのだとか、誰か調べて書いてくんないかな。
どて焼き
そのままで茹でこぼしアクを除き、時間をかけてコトコト味噌で
煮続ける。このまったりした甘みは、いかにも大阪やぁ。
隣りには「喰太郎」という参鶏湯専門店があったり、その隣に丹下段平が出てきそうな、小さなボクシングジムがあったりする。気になる並びだ。
布施でもう一軒、kitchenKとかいう、地元の若い衆が集まる店に紛れ込んで呑んだ。亡き友、とっつぁんを偲んで何杯もグラスを空にした。