マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

King Of Western Swing!

2008-02-20 13:28:09 | 音楽

というタイトルで始めたのに、King of Junk Foodになっているでは
ないか!我ながら腹をさすりながら呆れ果てたものだ。あきれた
ぼういず。 今日はワシの埃かぶったお道具なんぞを引っ張り出して
虫干ししてみよう。

楽器なんちうものはツールである。自分が持っているもの以上のものは楽器で出るはずがない。したがってペンや鉛筆と同じで、早い話、何だって書けりゃいいのと同じで音が出さえすりゃいいが僕の考え。スキルが高くなって、その楽器で収まらなくなった時にはじめてレベルの高い楽器を手にするべきと考える。
    
つまりヘタクソのくせにロイドロアー(ギブソンにいたマンドリン製作者)持ったりするのは5万年早い。辻演歌師がストラディバリウス弾くようなもんだろう。だから、ボクのメインのマンドリンはいまだ昔のジャンボのAタイプ5万円のやつ。それも所有者は友人(まだAさんから借りっぱなしです)、その前もSくんから借りていたFタイプ。借りもんばっかりかい。借りたバットで本塁打を打つ長島みたいなもんです。(そんなエエもんか!ドロガメ) 右はアリアのエレキマンドリン復弦。復弦でスイングはなかなか感じが出にくい。

いい楽器を持つと骨董と同じで、それを今私が預かって使っているだけで、次の誰にパスするのかを考えねばならん。ボクは徹底的に消費し耐久年数ギリギリ使って、この身と共に朽ち果てさせたい。それが始末の精神というべきものであろう。関西人だぁ。

    
     Tiny Moore Jazz-5   Roberts製

今、ステージで使っている単弦5弦のエレクトリック・マンドリン。
ボブ・ウイルスのところでフィドルとマンドリンを担当していた名手タイニームーア。彼と共同でマンドリンを作っていたロバーツさん晩年の作。ピックアップをボルトで留めてあったり、結構手荒い。
チューニングはC-G-D-A-E  エレキギター弦を使っている。

舞台ではフィドル(バイオリンの源氏名です)とマンドリンの持ち替えなので、ハットをかぶっているため、首から吊るす着脱式のストラップを使う。サックス用のものをリメイクした自家製。

    
あんまり地味なんで、家人がスパンコールをあしらってみた。
カメラがなまくらだから、グッと寄ってみよう。

    
ね?これがライトが当たるとキラッ、なんてするんかいな・・・?
世界でたった一つのエレマン用ストラップ。
家人に作らせた手前、気を使って、次のマンドリンはまだ
舞台で使えていない。

    
     Headwayエレクトリック・マンドリン  鷲見製?

ごく最近、アコハモKさんのところからうちにやってきたマンドリン。
ごく短い間、マンドリンの名工・鷲見さんが作っていたとの話があり、
それと思われる。ダダリオのニッケル弦はテンションが高く、左手指
が痛いのなんの。エレキギター弦をいろいろ試したいが、まだ時間が
ない。

    
       Barbieri Enzo 1997 Italy
これは結構ムリして買った。中古車1台分ぐらい(ずいぶん幅が
あるが)。弓だけでも12万。だがプロの愛器は天井知らず。
野田に住む師匠なんて弓だけで500万。本体価格は怖くて聞け
なかった。高麗橋の丸一楽器というバイオリン・コントラバス専門店で購入。イタリアの新しいもので音は繊細。クラシックやジプシージャズ
にはいいが、ブルーグラス、カントリーには不向きかも知れぬ。
だがバイオリンに対して四の五の言える腕にあらず、こちらを楽器
に合わせねばぐらいの立場である。偉そうなことはいえぬ。
ピックアップはFishman。

ジャズバイオリンのOくんに、「それって中国製?」と言われた。
まぁ、そんな色めではあるが、よせやい、である。
今は中国製バイオリンも飛躍的によくなっているらしい。

       

ということで、今回のライブでもタイニーのマンドリンとフィドルが
活躍してくれるはず。ご興味がおありの方、ない方、人種、性別に
関わり無く、千日前アナザードリームにお集まり下さいますよう。
極上のウェスタン・スイングをお聞かせいたしまスミダ。


   2月22日(金)Marvelous桜井&Hot Fiddle Band Live!
      20時~ 千日前アナザードリーム

コメント (2)
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