遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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懐かしき面々

2015-06-30 02:19:57 | 雑感


会社のOB会に出席してきた。一年一度のOB会総会である。名古屋のホテルの会議室で、現役役員を含め総勢30名ほどが集まり、会社の現況、人事体制、などの報告を聞き、各自の近況報告、ビンゴゲームなどを楽しんだ。
総会に出席する人はさすがに皆さん元気で、齡80歳を超える人が3人もいる。現役時代のことを思い出し、何かとても懐かしい思いをした。

会社の業績は今期はかなり良かったという。沖縄に予備サーバーを置くまでになったという報告もあった。少しずつであるが、脱印刷の方向に動き出してきている。いずれも、目指していたことではあったが、なかなか思い通りに行かなかったことである。発展を感じるのは無条件で嬉しい。

OB会の方は総会であるから、事業報告、事業計画、会計報告、OB会人事、会則の手直しなど一応手続きを踏む。みんな大人であるから、和やかに、順調に進んでいく。今回は女性会員の顔が一人も見えなかった。銀行、D社、T社からの転籍者の出席率が高いように思える。しかも皆さん意気軒昂である。感心するのは退職後も何かとチャレンジ精神を発揮されて、いろいろな方面で活動されている。勿論我が社のOBも色々なことに手を伸ばしてはいるが、ほんの少しだけチャレンジ精神は他社転籍者のほうが優っているようだ。

こんなことが人生の岐路を決めてきたのかと今更ながら感じた次第。やはり心の若さ、男らしさ、チャレンジ精神は何かにつけて大事なんだ。

鄙には稀な

2015-06-28 10:04:02 | 行ってきました
   総合文化センターロビーにある入口
   おすすめのワイン

「ときには外食を」とふらっと散歩にでかけた先で入ったレストラン。外からではわかりにくい、総合文化センター2階にある地中海カフェBISTRO PLACE。
エスカレーターで2階に上がり入ってみるとコジャレたインテリアのレストランである。しかしお客は誰も居ない。「間違ったか」と少し不安になりながら、にこやかに近づいてきたウエイターと思しき人間に案内され、壁際の席へ。

とりあえずビールと鴨肉のカルパッチョ、茄子とその他の野菜の☓☓、を頼んでじっくりメニューを見る。そうこうしているうちに、お客が二組カップルと5人のグループが入ってくる。さっきのウエイター(あるいは店長かもしれない)とウエイトレスの客あしらいを観察するに、絶妙の距離感で接している。
勧めすぎず、離れすぎずだ。

   鴨のカルパッチョ ワカメと香草によく合う
   最初に頼んだ野菜の☓☓

ワインリストには高くないボトルが並ぶが、一番お値打ちなものを勧められ、飲んでみるとこれが美味い。チーズを上から炙り、溶けたところを削って、パンか、ソーセージ・ブロッコリーの上にかけて食べる料理が絶品である。つい酒と食が進み、フランスパンのガーリックトーストまで頼んでしまった。

料理のセンスもよく、しかもリーズナブルな値段で、すっかり満足して帰路についた。料理、ワイン、お店の雰囲気、接客、値段どれをとってみても刈谷の中でも良いお店に入るのではなかろうか。
「鄙には稀な」お店というべきであろう。何か掘り出し物に出会ったという感じである。
但し場所柄、外からは入りにくいのと10時閉店というのが惜しい。

   炙ったチーズの上を削り小皿に移す
   それを別皿のソーセージブロッコリーに載せる
   このガーリック・トーストもうまかった

バイオサスペンス

2015-06-27 06:30:42 | 


安生 正「生存者ゼロ」宝島社文庫2014年刊

この作者は初めてだが、非常に面白かった。一種のパニック小説と言っていいのだが、理科系の経歴(京都大学院工学研究科卒)からしても、緻密に原因の解明を図っている。小説としてバランスのとれたバイオサスペンスである。

北海道根室沖の石油堀削基地で職員が全員謎の死をとげる。自衛官3等陸佐の主人公廻田と感染症学者が被害拡大を命ぜられる。ここから小説が始まるのだが、この原因の解明、阻止のための学者間の争い、政府上層部の責任逃れ、など見事に類型化していて説得力がある。

エンターテイメントとしても、女性昆虫学者が登場し、恨みを持ちつつ活躍する有り様が興味を引っ張る。ちょっと自衛隊員の内部描写ばかりが綺麗に描かれ過ぎではないかというきらいはあるが、人間模様は理科系とは思えないほど鮮やかである。

この本も畏友が貸してくれた膨大な蔵書の中の一冊だが、残り40冊位になってきて、前に紹介した「タルト・タタンの夢」同様こんな面白いものが隠れているとは思わなかった。
ちなみにこの作品は「このミステリーがすごい!」大賞の2012年作品で、原題は「下弦の刻印」である。

御射鹿池

2015-06-24 07:28:25 | 登山・ハイキング
   絵のような佇まい
   案内板

東山魁夷の絵の舞台となった池がすぐ近くにあるというので、早速行ってみた。
「緑響く」の舞台さながらの佇まいである。この池は農業用水の溜池として作られた人工の池だそうだ。描かれているように、確かに緑濃く、水は青い。さすがに魁夷の絵は実際よりその雰囲気を映している。

私達の別荘地内にある「古段の池」を勝手に魁夷の池と呼んで楽しんでいたが、それよりはずっと大きく、水の色も深い。さすが本物である。大きな鴨が水面を横切っていった。そんなに深くなく、酸性がきついのか、水は透明ではあるが魚の姿は見えない。足元を見ると、細い胴体でコバルトブルーのミズトンボが沢山遊弋していた。水際の草は薄緑、山の中腹は濃い緑、水辺の広葉樹は濃淡とりどりで、新緑の鮮やかな翠が湖面に映えてさすがに綺麗だった。

   水面を横切る鴨
   水面に映る翠が綺麗だ
   群れるミズトンボ

木々の緑と透明な水に恵まれた信州にはこんな池や湖は沢山あるのだろうが、知りうる限りこの池は正に絵のような景色であった。家族や知人を案内してみよう。

ヤマツツジの八子ヶ峰

2015-06-23 08:24:44 | 登山・ハイキング
    薄日射す取っ付き登り口
   もうすぐ稜線に出る
   道端に鮮やかな赤色が

梅雨の合間を縫って今年はじめての八子ヶ峰に出かけた。雲は低かったが、短い時間だからまず雨は持つだろうと勝手に空を見て判断して駐車場を出発。昨日からの雨で若干湿っている山道を歩き始める。40分位歩いて、薄日がさしてきた頃、稜線近くに出る。道脇に鮮やかな赤色、なんとここら辺りは今が盛りである。蓼科山への分岐点辺りから花は増え始め、ヒュッテ・アルベジオが見えるくらいまで来ると草原一面にヤマツツジが咲き誇っている。

   遠くにヒュッテが見えてきた



   あたり一面にツツジの群落
   ヒュッテの前で

何の情報も取らずに来たが、ここでこんなに花いっぱいの歓迎を受けるとは予想外(予想もしていなかったが)である。駐車場には一台の車しか止まっていなかったが、さすがにヒュッテにくると、3組のパーテイに出会った。蓼科山は雲に覆われていたが、霧ヶ峰、車山方面はかろうじて見通しがきいている。ヒュッテ前で草原に広がるツツジを愛でながら持参のおにぎりをいただく。ヒュッテは無人、休業である。流れる雲に急き立てられるように、15分くらいで出発。まだまだ続くヤマツツジの群落をぬって気持ちの良い稜線歩きを楽しむ。こんなにたくさんのツツジがあるとは知らなかったが、こんなに豪華に咲いているのなら観光資源として活用したらどうだろう。

   雲は低いが車山は見える
   低いピークに立つ標識
   鮮やかなツツジの一株
   八子ヶ峰西峰

又稜線歩きをしていたら、ふと蕨が目に止まった。あたりを探すとあるはあるはものの5分でいっぱい採れた。盛りは少し過ぎていたがそれでも1,870mのこのへんはまだ、春先と同じなのだろうか。撮り始めるときりがないので、いい加減切り上げて先を急いだ。
幸い雨には降られず、最後までヤマツツジと山菜に恵まれた、曇空、薄日の快適な山歩きであった。

   本日の成果

鮎の到来物

2015-06-21 12:47:23 | 雑感


お世話になった知人にお礼にと思い、昔味わった鮎の塩焼きを贈ろうと山仲間の友人に、製造元を聞いたら、論より証拠と現物を私に送ってくれた。

以前みんなで白山に登った時、土産に山小屋に持参してくれ、そこでご馳走になったことがある。冷めていても美味しく、聞いたら九頭竜川でとれた天然鮎を囲炉裏(炭火?)でおばあちゃんが丁寧に焼いているのだ、と紹介してくれた。時々我が家でも取り寄せたり、知人に送ったりしていたのだが、いつしか縁が遠のいていた。

その美味しさを家内も覚えていたのだろう。知人のお礼にそれがいいのでは、といったのも家内である。
届いたのを早速味わってみた。まだシーズン初めなので、型は小ぶりでスイカ臭はうすいのだが、その分骨は柔らかく、さわやかな味である。骨ごと噛みしめると、じわっと、とってもいい味が広がる。
添加物や調味料などの気配は一切なく、塩だけの味付けがあるのみでいかにも素朴である。

頭から丸かじりで、酒の肴にはもってこいである。酒は勿論日本酒である。本日の酒は先日辰野で「夜明け前」ブランドの試飲テントで購入してきた、にごり酒である。19度とちょっと強めだがこれが又合う。

ついつい勢いがつきすぎ、4合瓶では足りなくなり、他の酒の応援を仰いだ。それにしても美味しい塩焼きである。送ってくれた友人ご夫妻に感謝しきりである。

田舎暮らし

2015-06-15 17:07:28 | 雑感
 「ハチ激取れ」はスズメバチの女王蜂が5,6匹入っていた
 草刈り機を使っての草刈り

田舎暮らしに憧れると言うふうなマスコミ報道が結構多いが、実際に暮らしてみると案外不便です。当たり前だが人口密度が低いので、お店は近くにない。ちょっと買い物に行こうにも10km近く車で走らねば、いけない。交通手段が車しかないので当然一杯飲み屋には寄れない。最もそんな店は数えるほどしかないが。

音楽会とか、落語のイベント等もなかなか無いし、たまにあってもこちらが選ぶという訳にはいかない。映画館も遠い。となり町までゆかぬと常設館はない。ただこの辺りは、地元作家による絵画展や写真展、手工芸展など文化的な催しは結構多い。

まだある。草刈りや虫除けをしっかりやらないと、草に埋もれ、虫にやられてしまう。草の成長は恐るべき早さだ。手抜きは許されない。蜂もブンブンと飛び、危険を感じる。デッキのペンキ塗りも最低一年に一回はやらねば床が腐ってしまう。

連休に次男が仕掛けておいてくれたハニートラップ「ハチ激取れ」には各個5,6匹の女王蜂が捕獲されており、初期の目的を果たしている。地上1,5mから2mくらいのところにかけておいてくれたが、知らない間に蜂が入っていた。

とは言えこれらのことは、楽しみ半分の作業である。体が動くうちは結構楽しいが、この頃は身体がだんだん不自由になってきた。節々が痛むし、変にひねると痛みを感じる。騙し騙しゆったりと付き合うより仕方あるまい。

辰野のホタル祭り

2015-06-14 13:04:26 | 行ってきました
 駅前にはゆるキャラも出て祭りを盛り上げる
 祭りの横にはすぐ露店が
 書道のパフォーマンス

この辺りのホタル有名地、辰野で「ホタル祭り」がスタートするというので行ってみた。臨時直通列車が編成されているのでそれを利用して辰野駅に降りてびっくり。街を挙げて(勿論JRもだが)この行事を盛り上げている。
駅前はすごい人で賑い、「ホタル祭り」の大きな看板で飾られている。

 マーチングバンドの到着

駅前では書道の大揮毫実演、小太鼓の演奏、もあり中学校ブラスバンドの行進も到着した。揃いの制服でカッコ良い。夕暮れまでまだ時間があるので、駅前から続いている露店をひやかして歩くことにした。
駅前に続く商店街は両側にズラ~と露店が並び、多くの人がそぞろ歩いている。近所の若者や、ホタル見物で遠くから来た人でごった返している。

 通りの露店街の盛況
 青年団の焼き鳥コーナー

商店街、農協、青年団などまさに街を挙げて盛り上げている。この祭りに懸けている思いがにじみ出ている。揃いの法被で仲良く働いている。一般の露店もなんだかのんびりしていて、よその出店と雰囲気が違うような気がする。露店の9割方は食べ物屋で、ざっと挙げただけでも牛串、鶏皮、焼きそば、たこ焼き、チョコバナナ、揚げパスタ、フライドポテト、唐揚げ、焼き鳥、広島焼き、など5,600mほど続いていた。一方射的や風船釣りなどの遊戯系の露店は集中的に2箇所にあつめられていた。ところ々に長机と椅子が置かれ、露店で買ったものを家族で楽しんでいた。

 揃いの法被で威勢よく
 家族がテーブルを囲む
 焼きそば屋さんの鮮やかな手さばき
 協力金券売機にも人が並ぶ
 ホタルは旨く映りませんでした

露店街と反対側がほたる公園で人の流れはそちらに流れてゆく。途中にホタル保護協力券自動販売機があり抜け目がない。駅から10分ほどの距離に公園はあり、さすがにそこは祭提灯はなく暗くしてある。チラホラと闇に飛び交うホタルが出現し、公園につくとその数は増えてくる。しかし圧倒的に人のほうが数は多い。2秒ほどの間隔で点滅するのは関西系のホタルの証だ。関東系ではゆっくりと4秒に一度点滅するそうだ。そういえば辰野のホタルは関西系のものを持ってきて増殖したもので、従来種は圧迫されていると避難している学者がいることを思い出した。

とにあれシーズンのはじめで、まだホタルの数は少なく、以前恵那の里山で見たヒメボタルの大群落の輝きにはまだ及んでいなかった。しかしホタルの静かな光は心を癒やす。今度はもう少し人の少ない時に来よう。

田植えの頃

2015-06-13 14:30:52 | 雑感
 遠くに見えるのは蓼科山

6月の5日から20日辺りを二十四の気は芒種といい、稲や麦など穂の出る植物の種をまく頃のことをいう。最近はは稲の品種改良が進んで、三河では五月のゴールデンウィークの頃にはもう田植えを行っている。信州では昔ながらの6月のはじめがその頃だ。
12,3日の頃の七十二候は「腐草蛍となる」。昔の人は腐った草がホタルになると思っていたのか。

ホタルといえばこの辺りでは辰野が有名です。近くなので一度訪れてみようと思っています。
旬の食べ物は、スルメイカ、やトマト。イカそうめんは函館が有名だが、数年前彼の地を訪れた時イメージとしては、豪快に細く切ったイカを丼で醤油と生姜をぶっかけて食べるのを想像していたが、出てきたのはあまりにも綺麗に刺身皿に盛りつけられていて、少々気落ちした。それに比べれば、最近のトマトの美味しくなったこと。雨が多くて五月は味も値段もよくなかったのが、ここに来て色艶も良くなり、味もぐんと濃くなってきた。しかもそれでいて値段も下がってきた。

もうすぐ鮎も出てきそうだし、野菜も色濃くなって美味しさを増してくる。初夏は食いしん坊にとって本当に胸躍る季節だ。

雲海現れる

2015-06-12 13:42:51 | 雑感


信州に向かう高速道路を走っていて、窓の外を見たら見事な雲海が出ていた。雲の上に出た南アルプスが普段にもまして高く見えた。

竹田城を訪れた際にこんな雲海が出てくれたら最高だったのに、とちょっとした残念感も味わいながら景色を楽しんだ。これから梅雨のジメジメした天候が多くなるが、こんな景色も悪くない。