お世話になった知人にお礼にと思い、昔味わった鮎の塩焼きを贈ろうと山仲間の友人に、製造元を聞いたら、論より証拠と現物を私に送ってくれた。
以前みんなで白山に登った時、土産に山小屋に持参してくれ、そこでご馳走になったことがある。冷めていても美味しく、聞いたら九頭竜川でとれた天然鮎を囲炉裏(炭火?)でおばあちゃんが丁寧に焼いているのだ、と紹介してくれた。時々我が家でも取り寄せたり、知人に送ったりしていたのだが、いつしか縁が遠のいていた。
その美味しさを家内も覚えていたのだろう。知人のお礼にそれがいいのでは、といったのも家内である。
届いたのを早速味わってみた。まだシーズン初めなので、型は小ぶりでスイカ臭はうすいのだが、その分骨は柔らかく、さわやかな味である。骨ごと噛みしめると、じわっと、とってもいい味が広がる。
添加物や調味料などの気配は一切なく、塩だけの味付けがあるのみでいかにも素朴である。
頭から丸かじりで、酒の肴にはもってこいである。酒は勿論日本酒である。本日の酒は先日辰野で「夜明け前」ブランドの試飲テントで購入してきた、にごり酒である。19度とちょっと強めだがこれが又合う。
ついつい勢いがつきすぎ、4合瓶では足りなくなり、他の酒の応援を仰いだ。それにしても美味しい塩焼きである。送ってくれた友人ご夫妻に感謝しきりである。
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