遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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大晦日(おおつごもり)

2016-12-31 02:06:10 | 雑感
   厳しい寒さに聳え立つ赤岳と阿弥陀岳
   玄関の松飾りは昨日掛け終えた

本日で2016年も終了。何か地下深く大変動が起きそうな兆候がする一年でした。世界情勢、国内情勢、自然現象、いずれも大きな変動の予兆のような動きが垣間見えます。

こんな時こそ、見識を確かなものとし、自らの足でしっかりと立つことが一層大事ではないでしょうか。年金暮らしの私自身は、大して貢献できることはありませんが、それでも他人頼み、はできるだけ避けようと心に決めています。

それと周りで親しかった人が一人また一人と旅立たれてゆきます。良い人ほど早く逝く、という言葉を噛み締めています。これは暫くの間続くことなのでしょうか。

本年も何かとお世話になりました。一年間お付き合い下さりありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

寒波到来

2016-12-30 05:21:22 | 雑感
   八ヶ岳にも雪がびっしり

暖冬が予想された今年の冬も、最近はめっきり冷え込んできた。このところ最高気温が零度を下回る日があると聞く。八ヶ岳にも雪が舞い降り、雪不足に悩んでいるスキー場に少なからず期待を持たせている。

年末年始休暇に息子家族がスキーに来るのを楽しみにしているようだが、肝心の雪が少ないのでやきもきしているだろう。だがこのところ寒い日が続く。地球温暖化は夏暑く、冬は寒くなるそうだ。このところの寒波はまさにこのとおりだ。

寒さが厳しいので中々消えなかった雪がやっと溶けたと思ったら、今度また新しく降ってきた。今度は根雪になるのだろうか。頬に風が痛い。

   雪はないが寒さは厳しかった
   一面の雪が降った

等身大の青春小説

2016-12-29 03:12:36 | 


香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」7~10巻講談社文庫 2007年単行本刊

沢山の本を貸してくれている畏友がその本を選んでいる時「これ私がハマっているのだけど読みます?」と言って入れてくれたのがこの香月日輪シリーズ。何か妖怪物というのは得意なジャンルではなかったので、家ではちょっと目を通しただけでほったらかしにしておいた。

何かの拍子で「大江戸妖怪かわら版」をパラパラっとめくったら案外まともなことが書いてある。妖怪の霊能力の紹介本ではなく、現世で恵まれない人間が妖怪の世界に入ってそこで翻弄されながらも、色々気付かされながら人間としてまっとうに成長してゆく。と言うような本である。それでこの著者を見直し、腰を据えて読んでみたら中々のものであった。畏友が薦めるわけが今頃わかってきた。

こちらのシリーズは高校生が主人公で、思春期のゆらぎや、つっぱり、もがきを経験してゆく、まともな青春ドラマだ。反抗期、セックスへの衝動、友人・グループ・芸能人への傾倒、それらについて「経験してみるのはいい。だが依存はダメだ」「自分でコントロール出来ないものに手を出すな」と宣う。「勉強は筋道を立てて考える頭の訓練」その考えができなければ本当の大人にはなれない。とも言う。

生徒も先生も、等身大に描けていて、決して優等生ではなく、ちょいワルのところは小説だからだと許そう。だがよく読んでみればこれらは立派な教育論である。刹那的で皮相的な欲望や損得勘定に流されがちな(大人だって大きなことは言えないが)、今の高校生や、中学生にも読ませたい、まっとうな内容である。

笠地蔵

2016-12-28 12:56:46 | 雑感
   

寒いのに信州に来ております。温泉に温まりに行きましたら、玄関先に傘の行列。よく見れば色々な石仏や道祖神に笠をかぶせて雪よけをしているのでした。

こちらはなぜか道祖神がたくさん野に置かれているのです。信仰心が厚いのですね。昼から温泉に浸かり温泉三昧でした。

うらうらと

2016-12-22 03:53:07 | 雑感
   稲田の切り株の向こうに広がる冬景色

今週は月曜日からうらうらと温かい。小春日和とはこんなことを言うのだろう。久しぶりに散歩に出る。田んぼの向こうに、送電線の鉄塔やら、新しく出来た橋やら塵芥処理施設やら公共投資で建てられたものが立ち並ぶ。(鉄塔は違うか)風もなく本当に温かい。

暫く歩いて公園に着く。幼児連れのお母さんたちが3,4組日向にシートを敷いて日光浴をさせている。平和な風景だ。公園では四季桜は咲いていなかったが、山茶花?、寒椿、などが咲き誇り、名は知らないが蕾か木の実か青空に枝を伸ばしていた。

気持ちのいい、師走のお昼であった。


コミュニケーション不足が招く不幸

2016-12-21 00:19:59 | 


貫井徳郎「崩れる」角川文庫2000年刊

この著者の作品はは初めてである。著者も短編小説は初めてだという。8篇の小説からなる夫婦もしくは婚約者に纏わる話である。

小説であるからいろいろな事件が起きるのだが、何処にでもありそうな、誰にでも起きそうな出来事が次第に危機に膨らんでゆく状況をうまく描いている。しかも、これが15年以上前の小説であることに驚く。

なぜなら、ここでは「携帯電話も」、「婚活」の片隆盛を伺わせるからである。確か未だこれらのものは15年前、今ほど盛んではなかったような気がするが、それを的確に捉えているのにはビックリする。

いずれの事件も、本人或いは関係者の思い込みか独善が原因で、信頼できる相手に早くから率直に相談していれば回避できる可能性はかなり高いと思われるが、それがたとえ夫婦であっても、自分の中だけで処理しようとするところから不幸が始まる。これらの危機を回避するには、パートナーの話を真剣に受け止め、客観的に調べるという行為が必要である。

他人事ではない。この点ではかなり考えさせられる小説であった。

実践的な知識

2016-12-20 03:11:41 | 雑感
   当日資料と出席者

3ヶ月に一度ほど開催される元勤務先のOB会。ご多分に漏れず高齢化が進んでいる。メンバーが交代交代でスピーカーを務めその後食事会、2次会という段取りだが、今回のスピーカーは中国勤務の経験者Sさん。

香港勤務の後、中国進出の日本の部品メーカーにスカウトされ、現地調達と品質レベルの維持指導で深釧に赴任したという経歴の持ち主。

中国はマスコミが言うように反日に傾いているわけではなく、政治的に反日政策を取っているだけだ。というのがSさんの見方。現に孫文も魯迅も毛沢東も親日だし、毛語録には和製漢語が要所要所には入っている。現在中国で使われている和製漢語は2%位あり英、独、仏、露語などの翻訳する際、日本の言葉を参考にしたらしい。

漢字が共通語であるといえども、日常の言葉では意味の異なる「同形異義語」というのも多く存在する。汽車=自動車と言うのは聞いたことがあるだろうが、挨拶=拷問、検討=自己批判、有難=難がある、などは思いもよらないだろう。

これらは聞いた話ではなく実際にSさんが体験してきた話で中々迫力があった。この発表のために、10頁以上の資料を用意いただいて臨まれた。見かけの豪放さとは別に、緻密に準備されている彼の姿勢にも感心した次第。

   2次会はカラオケ

旅の終わりに

2016-12-19 00:48:09 | 行ってきました
   アエロプエルト
    デザイナーズホテルのような内装であった
   ホテルから道一つ隔てた街路

バルセロナのホテルは空港の直ぐ側にあり、トリップ・バルセロナ・アエロプエルトと称した。4,5階建ての内装がモダンなホテルで、ここのバッフェも中々いけていた。バルセロナ初日は夜もここで夕食を摂ったが、結構食べられた。ツアーの人達はそそくさと食事を済ませ、街中へと出掛けていった。

我々はゆっくりビールを嗜み、大阪から来た親子3人連れと会話した。食事が終わっても離れがたく、建物内のBARで延長戦をやった。大阪人特有の回転の早いボケとツッコミの押収を母子、姉妹同士でやって我々を十分楽しませてくれた。本音が言い合える親子、姉妹は本当に良いなあと感じた次第。

翌日少し時間はあったけど、ホテル周りを散歩して過ごし、空港ではまたラウンジに行って軽く引っ掛け、旅の終わりを締めくくった。帰りは行きより2時間半ほど短く、オーディオの調子も良かったので苦労なく関西空港へ到着した。

この旅を総括してみれば、まず行き来の時間がとてつもなく長かったが、それさえ別にすれば信じられないようなコストパフォーマンスであった。ホテルは質素ではあったが、決して不潔だったり設備不十分だったりしたことはなく、バッフェも豊で美味しかった。観光地もありきたりでなく満足できたし、レストランの料理も良かった。サラゴサの2件のように、ワインまでついているのには正直驚いた。

あと総勢36人というツアー人員、そのせいかあまりに慎重な添乗員、そのあたりは少しマイナスかなと思う程度で、お土産物屋に連れていくでもなし、現地がガイドはよくわかっており、とにかく全般的には満足した旅であった。

豊富なピンチョス

2016-12-18 05:06:19 | グルメ
   バルセロナでの夕食レストラン
   入口の海鮮ケース

バルセロナでの夕食は港にある海鮮レストラン。このレストランをパスしてお目当てのBARやレストランに出掛けた人もかなりあったが、我々はとりあえずおとなしく皆に従った。入ると入口にタコや貝、カニ、魚、エビなどがショーケースに並べてあるかなり期待が持てる雰囲気だ。

ただしこれは見せかけだけで、我々はいつもの3品メニュー-だろうとたかをくくっていたが、何の何の。生ビールを頼んで待っているテーブルに次から次へとピンチョスが運ばれる。これだけで5品はあろうかという品揃えだ。とてもビールだけでは満足できない。

ワインを追加し、同席の方たちにも振る舞う。もうBAR巡りはしなくてもいいので気持ちも大きい。それぞれ中々美味しい。「本当にツアーの料金かい?」と疑問に思うほど旨い。ワインもリーズナブルでしかも旨い。

うまいものを食すと話も弾む。同テーブルの人も名古屋出身であった。バルセロナの豊かな料理にすっかり満足して帰路についた。

   ちょっと甘く味付けしたあるパン
   たっぷりのハモン
   海老の塩ゆで
   白魚のオリーブオイルソースあえ
   コロッケとソーセージ

この他にデザートや料理もあったような気がするが酔っ払ってしまい定かには覚えていない。このお店にはプライベートでもまた来たいくらいだった。

モンジェイックの丘

2016-12-17 06:56:16 | 行ってきました
   この丘から見下ろすバルセロナ港には大型客船が何艘か停泊していた

サグラダファミリアの次はモンジェイックの丘、ここはオリンピック施設のレガシーやバルセロナ美術館などが集まっているところだが、下車入場観光はなかったので、ただ眺めて説明を受けるだけである。丘の上で休憩をしたが港が見えるだけで特に感想もない。

このあとカタルーニャ広場へ移動しバスは停車し、50分ほどここで自由時間。ブランドショップに用事のある人は嬉しいのだろうけれど、こういうことに全く興味のない私は時間を持て余した。バルの下見か、精々デパートの地下へ潜り込み、食品売り場をうろつくくらいである。

丘にある美術館
   カタルーニャ広場
   広場の一部

    バルの下見で覗いた街