遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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ゲーム風劇画

2019-03-31 07:05:30 | 

はらやすひさ「キングダム」集英社 1~51巻の内10巻

長男が前回の検査入院のおり、「親父退屈ならこれが面白いぞ」とi Padに入った劇画を差し入れてくれた。著者名も題名もよく知らないものだった。

i pad書籍も初めてだったので、それも興味半分でページを繰ってみた。舞台は中国春秋時代。秦の国に生まれた二人の若者が剣の修業をしているところから始まるが、やたら格闘場面が出てくる。首が飛び、胴が離れる。まるでTVゲームを見ているようだ。

次々といろんな剣豪や武将が出てくるところなどまるで同じ展開だ。少し食傷気味になって次男に、内容を聞いてみたら、次男は読んだことがあるという。今何巻ぐらいかという問い合わせに「7,8巻」と答えると「まだキャラクターの性格説明くらいなのでもう少ししたら面白くなる」という。長男も同じような返事だった。

騙されたと思ってもう少し読んでみたらたしかに展開が出てきた。どうやら秦の中国統一がメインテーマの物語らしい。かさばらないので病室にはもってこいだ。もう少し付き合ってみるか。


相撲部屋ー時津風部屋

2019-03-29 06:45:38 | 行ってきました



時津風部屋正面

芥川龍之介ゆかりの両国小学校のすぐ横にある時津風部屋。名門と言われる所以は12代親方があの大横綱双葉山だからだ。
不滅の連勝記録69や、後の先、「我未だ木鶏になりえず」などの名言を残している。

現役には豊ノ島、正代、豊山などがいるが、歴代には鏡里、大内山、豊山、北葉山など特徴のある力士を輩出している。「時(津)」「豊」「双」という字を含む四股名を付けることが多いように思える。

またこの部屋は不祥事に見舞われることが多く、時津風部屋力士暴行死事件では、序の口の新弟子が親方以下の猛烈な「かわいがり」を受け死亡している。愛知県犬山市の事件だっただけによく覚えている。また野球賭博問題、八百長問題なども頻発し、大阪場所が中止になったこともあった。

この部屋の上には「双葉山相撲道場」という看板がかけられているのは皮肉である。良くも悪くも相撲界の矛盾を一手に引き受けているかのような部屋である。貴乃花のような改革派がもう少し力をつけていたらと惜しまれる。




小さな宴

2019-03-27 04:10:48 | グルメ


私事だが今度ひょんな事で入院することになった。元気が残っているうちに約束を果たそうと、浅草橋の蕎麦屋で義兄夫妻と昼飯を一緒にすることにした。我が家と合わせて都合3組の夫婦が集い、昼間からの軽い宴会となった。

ここはぐるなびでもかなり評価の高い店で、注文の品々は期待通りにどれも美味しそうだった。しかし、出席の方々からは真剣に私に対して助言やら激励をしていただいたので、そちらが中心になり、味は殆ど舌に残ってない。こんなに心を寄せていただいて、ありがたいことである。「遠い親戚より近くの他人」ということわざを聞いたことがあるが、その伝で言えば「近くの親戚」が最高であることは言うまでもない。

元気と覚悟をもらって帰途についた。頑張るぞー。(しばらくブログ休みますけどよろしくお願いいたします)


相撲部屋ー八角部屋

2019-03-25 02:17:15 | 行ってきました

八角部屋全景ー後ろが水戸泉ビル


八角部屋玄関

言わずとしれた、相撲協会現理事長の部屋である。錦戸部屋と背中合わせにあり、筆太の看板がかかっている。この部屋からは隠岐の海、北勝富士、海鵬などの力士が所属し、なかなかの隆盛ぶりである。八角親方は何かと喧しい昨今の角界をとりしきり、なんとか収めている状況は、現役時代努力の横綱北勝海として、千代の富士と並び称されながら、控えめだった姿を彷彿とさせる。

この場所は国技館からも近く、相撲取りには便利そうだ。後援会長はあの政治家鈴木宗男氏だそうで、このビルの最上階には北の富士さんの住所があるという。よくも悪くも今の相撲界の象徴みたいな存在感がある。

まるで禅の世界

2019-03-23 01:41:31 | 


樹木希林「120の遺言」死ぬときくらい好きにさせてよ 2019年宝島社刊

面白い本である。あの面構えでケロッと言いそうな、自由闊達なしかも考えさせる言葉で綴られている随筆集である。我々がいかに日常のしがらみに絡め取られているか、を思い知らされる。こういうのを箴言というのであろうか。

例えば、彼女は全てのものがかくあるべし、という鉄則はないと言い切る。自分の顔を「ミスして世に出たものだ」と自虐気味に言い、しかしこのミスを活かそうとするのが面白い生き方だと思ってやている、とおっしゃる。

全てのもの、や技術、や人を活かそうとするのが、世の中を面白がって生きてゆくコツだと喝破している。それにはまずありのままの姿を受け入れることだという。

以前読んだ、宇野全智著「禅と生きる」山川出版社、の中で禅の基本はありのままを受け入れることだと説いていた。そこに共感を覚え記憶していたが、正にこの境地を樹木さんも言っている。肩肘張らない自然体のエッセイである。



テロ警戒

2019-03-21 01:06:10 | 雑感



日差しが柔らかくなり時折隅田川の河畔を散歩する。今日は川を航行する船にちょっと変わったものを発見した。普通はいろんな型の観光船が行き来し、貨物船、汚穢船が上り下りするのだが、駒形橋の袂で警戒船「わかす」、消防庁の「はるかぜ」が下ってゆくのに遭遇した。

「わかす」は見ている限り同じ場所に停船していたのでこのあたりの警戒にあたっていたのだろう。幸い日本ではニュージーランドやアメリカ、パリのようなテロ事件の発生はないのだが、正に水面下ではこうした警戒態勢をとっているからだろうか。

過激派事件で公安当局と接触があった頃、彼らの情報収集能力には驚いた記憶がある。見えないところでお互い活動をしあっている。中国の公安部隊や、英米露、イスラエルの情報機関などは日本の比ではないというから、すごい暗闘をしているのだろうと思う。

平和ボケしている日本もこういう方面はピリッとしてもらいたいと願うばかりだ。

相撲部屋ー陸奥部屋

2019-03-19 00:19:03 | 行ってきました


立地条件は最高の陸奥部屋

両国国技館のすぐ斜め前に位置する陸奥部屋、広い通りに面していて国技館まで徒歩1分という絶好のロケーション。通り一つ向こうには、ちゃんこ料理の「霧島」もある。美男力士として名高い大関霧島の部屋だ。

このちゃんこ屋には2度ほど入ったことがあるが、料理はなかなか美味しかった。若干素人ぽい店員の対応がいかにも相撲部屋の運営らしくて面白かった。

この部屋は両差しで一世を風靡した鶴ヶ峰の君ヶ濱部屋の系列で、前身は井筒部屋である。アルゼンチン出身の星安出寿、星誕期などが所属したが、幕内力士は出なかった。

ビルの一階にある部屋の脇にはポストが備え付けてあるのが目をひく。NHkで陸奥親方を時々見るが、ケレン味のない解説は外見通りで気持ちが良い。人が良すぎるのは力士育成には向いていないのだろうか。


安定ともマンネリとも

2019-03-17 06:56:18 | 


佐伯泰英「新・古着屋総兵衛 15巻 故郷はなきや」新潮文庫

ご存知、古着屋総兵衛シリーズ。江戸の街を影警護する古着商の元締め、10代目大黒屋総兵衛が、越南(ベトナム)に商船を派遣し生みの母親の生存を確かめる、というお話。

自身越南の今坂一族であり、琉球の池城一族、柘植一族、鳶沢一族の4族を統べる。日本全国を商圏とし、商と武の両側面を持つ一族として、幕府の影様に従う。やや荒唐無稽ではあるがそれはそれとしてスケールは大きい。ただ今回は筋立てが単純であるだけに、総兵衛をやたら祭り上げるような描写が目立ち、少し鼻につくのは私だけであろうか。マンネリになってきた。

得意とする決闘場面は流石に手慣れたものだが、筋立てとしては必然性が薄い。暇つぶしとしては黄門様シリーズのように安定していて気が楽だが、まあそれまでであろう。

墨堤の春

2019-03-15 14:21:56 | 雑感


隅田川テラスの花壇

春うららの隅田川

すっかり春めいてきた隅田川テラスを例によって散歩した。風がすっかり春風に変わり、頬に心地よい。
このテラスの壁には小中学校の生徒の絵が、浮世絵に混じって掲示してあり、地元密着を感じさせる。また樹木や花壇が整備されており、ボランテイアの町内会有志の世話で色とりどりに花が咲いている。

ここは散歩、ジョギング、デートに最適なウオーターフロントで、一時期跋扈していたホームレスの寝床も少ない。暖かくなってくると、これから人はどんどん増えてくるだろう。

相撲部屋ー錦戸部屋

2019-03-12 03:56:51 | 行ってきました

遠景:手前に高札が立ててある

半地下の正面入口

八角部屋と背中合わせの4階建てのビルに入る相撲部屋。玄関脇に高札が立っている。錦戸親方は元関脇水戸泉。190cmの巨漢で、豪快な取り口と仕切りのときの盛大な塩まきで有名だった。ソルトシェーカーとして英文で紹介されている。

確か優勝を一回しているが、相撲の取り口は大雑把で詰めが少し甘く、せっかくの巨体を活かしきれてないように見えた。玄関を回って、ビルの入口にゆくと金属で「mitoizumi」とプレートが埋めこんである。このビルは全部錦戸親方のものなんだ、と認識。商売っ気は十分の力士らしい。

現在は中堅どころの部屋として存在している部屋らしい。普通部屋の看板は毛筆で太い字で書かれているのだが、ここのは既成の活字の看板だ。